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これだけは覚えておきたい!棒グラフ配色パターン4選

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本日は、

伝わりやすい「棒グラフ」をつくるためのコツは?

という疑問にお答えします。

パワポやエクセルで資料をつくるとき、
棒グラフを初期設定のまま貼りつけていませんか?

棒グラフをつくるときに大事なことは、

「そのグラフで何を示したいのか」

によって配色を変えることです。

これは、4つパターンに分けることができます。

①「種類」を示したいときの配色
②「注目」箇所を示したいときの配色
③「比較」結果を示したいときの配色
④「時間」の前後を示したいときの配色

どれにあてはまるのかがわかれば、配色パターンが決まり、わかりやすい棒グラフをつくることができます。

そこで本日は、
・棒グラフのパターン別配色とその具体例
・棒グラフのNGパターン
をご紹介します。

・パワポ、エクセルで資料をつくることが多い
・わかりやすいグラフをつくりたい
・NGパターンだけは回避したい

1つでもあてはまる方は、ぜひご覧ください。

はじめに:棒グラフってどんなときに使うの?

すべてのデータに棒グラフが使えるわけではありません。
はじめに、棒グラフが適切なとき、そうでないときを把握しましょう。

【棒グラフが使えるとき】
・時系列の増減(例:10年間の売上推移)
・項目ごとの大小(例:都道府県ごとの人口)
【棒グラフが使えないとき】
・割合(例:所得ごとの人口比率)→円グラフ
・累計(例:1カ月ごとの売上累計)→折れ線グラフ


では、ここからは、4つのパターン別に配色方法をご紹介します。

①「種類」を示したいときの配色

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棒グラフを構成する種類を示したいときの配色です。
種類ごとに色を変えることで、これを表現することができます。

それぞれに合う色を選ぶほか、既定の配色設定から選ぶと間違いがありません(白黒で印刷しても色の違いがわかる)。

【あてはまるケース】
・固定費と変動費
・月間売上の商品別実績


②「注目」箇所を示したいときの配色

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棒グラフのうち、特定の棒を強調したいときの配色です。
注目してほしい棒だけ色を変えることで、これを表現することができます。

・暖色系
・明るい
・鮮やか
のいずれかの色を使うことで、見る人を注目させることができます。

【あてはまるケース】
・売上が一番増えた/減った月に注目させたい
・国ごとのスマホ人口のうち日本のデータに注目させたい


③「比較」結果を示したいときの配色

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棒グラフのうち、比較した結果を強調したいときの配色です。
比較対象ごとに色を変えることで、これを表現することができます。

・比較される側=寒色、暗い色、くすんだ色
・比較する側=暖色、明るい色、鮮やかな色
と区別することで、見る人は比較結果を理解しやすくなります。

【あてはまるケース】
・昨年実績と今年実績で比較したい
・ミカンよりもリンゴのほうが消費額が大きいことを示したい


④「時間」の前後を示したいときの配色

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棒グラフのうち、ある時点を基準に前後を区別したいときの配色です。
基準の前後で色を変えることで、これを表現することができます。

配色の方法は③と同じです。
また、塗りつぶしのパターンを変えることも有効な方法です。

【あてはまるケース】
・現在と予測で色を変える
・目標達成前と後で色を変える


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つづいて、棒グラフのNGパターンを3つご紹介します。
これは、相手が理解しづらい、見づらい棒グラフです。

【NGパターン3選】
NG①色が多すぎる
NG②棒が多すぎる
NG③立体にする

NG①色が多すぎる

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どこに注目したらよいのかわからなくなってしまいます。
特に時間が限られているプレゼンでは、強調したい箇所のみ色を分けて、それ以外は同じ色にしてもよいでしょう。


NG②棒が多すぎる

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昔から現在までの数字を並べるときに起こりがちです。
この棒グラフで何を示したいのかを考えなおして、必要に応じてスリムにする、もしくは面グラフ・折れ線グラフにするとわかりやすくなるでしょう

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NG③立体にする

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立体で表現すると、実際の差異よりも大きくまたは小さく見えてしまいます。
よほど必要がない限り、平面のグラフを利用するほうが安全です。

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いかがでしたでしょうか?

さいごに本日の内容をおさらいします。

・棒グラフは時間経過、項目ごとの数字を示すときに使う
・示したいポイントが「種類」「注目」「比較」「時間」のいずれかによって配色を決める
・色の使いすぎや立体グラフなど、NGパターンは避ける

以上のルールを守れば、わかりやすい棒グラフが完成します。
ぜひみなさんも試してみてください!

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▲今日は36日目

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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