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知らなかったから苦しかったこと

自分のことを少しずつ…

最近やっと分かってきた。
今置かれている状況が、普通ではないこと。

私は、21歳で結婚をした。
社会をなーんにも知らずに。いや、知ろうとせずに。
その頃の私は、ただ自分がよければそれでよかった。
他人のこと、政治?社会?よく分からんし、
自分には関係ないくらい無関心だった。

今思えば、結婚というものをした頃から違和感を感じだしたように思う。

私のパートナーは、THE昭和な九州男児。
自覚はないだろうが、亭主関白な方だと思う。
女は3歩後ろを歩け。みたいな人。
結婚当初は、私もどちらかというと尽くすタイプなので、それに答えようとしていたし、そうありたいとも思った。

当然のように、私は仕事を辞め家庭に入り、パートナーは大黒柱として働いた。

話は変わりるが、私自身の家庭環境のことも少し。
私が21歳で結婚を決めたのには、両親が少なからず影響していると思う。
私には1つ上の姉がいる。同じように21歳で結婚をし、出産をしていた。
親からしてみれば、あと、私が落ち着けば肩の荷が下りる。っていう感じだった。その考えもおかしいけど…
当時、一人暮らしをしていた私。現パートナーとは半同棲状態だった。
両親にそのことを話すと、半同棲するぐらいなら結婚してもらわな。みたいな流れで、パートナーを紹介するととんとん拍子に話は進んだ。
パートナーが7歳年上なこともあり、結婚を意識する年齢であったこともそうさせたのだと思う。交際から結婚までわずか半年だった。

結婚して、子どもができ、もちろん楽しいこともたくさんある。
ただ、少しずつ違和感を感じていた。

家事・子育ては女性の仕事。
誰のおかげで飯食えてんだ!
嫁に来たんだから実母に頼るな。
飲みに出ることも。
実家に帰ることも。
パートナーの許可なしてはいけないし、行くためにはすべての家事をこなしてからではないと出られなかった。
でもそれは、養ってもらっているししょうがないことだと思っていた。
男性を掌でうまく転がす的なことができない自分が悪いんだと思った。
母に相談しても、子どものことを考えるなら、あんたが我慢するしかない。自分もそうしてきたって。
いや分かってるけど、つらいんだって。その気持ちを
どこにぶつけていいのかわからな過ぎて虚しくなった。
私には、お金がない。だから今は、耐えるしかない。しょうがない。
これは、単なる夫婦間の問題だと思っていた。

でも、やっと社会という大きなくくりの中で、自分自身の立場を見ることができた時、これって1個人の問題ではなく、今までの社会の男女格差の問題なんだと。そして、その問題に対して今、多くの人が変わろうと変えようと声を上げていることを知った。

自分が苛立ちや違和感を感じていたことが、大丈夫。間違ってないよ。
そして、その気持ちをもっと声にしていっていいのだと思えた。
パートナーにも私自身にも刷り込まれている、男とは女とはこうあるべき。みたいなもの。
決して、相手が悪いのではなくそういう環境の中で私たちは育ってきたし、私自身もそれに甘んじていたところもある。

でも、少しずつ変わろうと思う。
その為に、もっと知りたい。男女格差・経済格差のこと、社会のこと、政治のこと。
そして、ちゃんと伝えたい。私の生きづらさをそばで見ている子どもたちに。

CoLivingTamareeにも、同じように生きづらさを感じている女性が多く来る。ただ、それが社会の問題だと気づかないと、残念なことに、ただの愚痴にしかならない。

だから、どんなことでもいい。おかしい。と思ったときに相手を恐がるんじゃなくて、一緒に学んだり、考えたり、みんなで声を上げたりできる環境を創りたい。

私は、まだ何も知らない。だから、今から知ることを始めていこうと思う。
一緒に、ジェンダー問題について学んでいきたい方がいたら嬉しいです。

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