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手作り麦味噌、開けました。

お久しぶり過ぎる、約半年ぶりの投稿です。


今日は今年の2月に仕込んだ手作り麦味噌を初めて開けました。

麦味噌は仕込んでから11ヶ月経過を目安に完成、と言われているので、少々フライング気味ではありましたが、カビもなく、美しく育ってくれた麦味噌さん。

エネルギーに満ち溢れています✨

今日の豚汁を格別に美味しく仕上げてくれたようで、普段は人参や里芋をベェと出して嫌がる息子くんもパクパクと食べてくれました。

大食らいの1歳9ヶ月くん


味噌の種類:麦味噌と米味噌

味噌と一口に言っても、麹によって様々な種類があります。

今回開けたのは、麦に麹菌を生やした麦麹に茹でた大豆を合わせて仕込んだ麦味噌です。
米の麹を使ったお味噌に比べて、甘みを感じやすく、麦の香りが立って、あっさり目の風味
さっぱり感が強いため、比較的温暖な九州や四国地方などでよく食べられています。
基本的に陽の気が強い子どもたちにとっても、サラサラと食べやすい味噌なので、我が家でも今年は6キロほど仕込みました。

残りの10キロは米味噌
こちらは米に麹菌を生やした米麹と茹でた大豆で仕込んだもので、いわゆる一般的な味噌といえばこちら。
麦味噌に比べて、米の風味が豊かで体を温める力が強いとされています。

今年は有機米麹を多めに配合した甘味噌と自然栽培米の風味を生かした中辛味噌をそれぞれ5キロずつ仕込んであります。これから開けるのが楽しみです。

さらに寒くなるこれからの季節には、麦味噌と米味噌を混ぜた、いわゆる”合わせ味噌”で深みのある味わいを堪能したいと思います。


腎を養う味噌

日本の伝統的な発酵調味料の一つである味噌。

薬膳的な分類では、甘味、鹹(塩辛)味があり、脾臓、胃、そしてを養う効果が高い食物です。

胃腸を整え、解毒する効果のほか、体の、特に腎臓のある腰周りを温めたり、上がった気を引き降したりする効能があるとされています。
つまり、下半身を充実させる力が高いのです。

通年を通じて美味しくいただける味噌ですが、寒さが体の巡りを滞らせる冬には特に積極的に摂取したい食物の一つと言えるでしょう。


熟成期間を経て醸し出されるうまみとエネルギー

基本的に、味噌は仕込んでから、約1年ぐらいは寝かしておくものです。

また、仕込みの時期も大切で、基本的には寒い季節、12月から 2月までに仕込まれる”寒仕込み”が推奨されています。

3月以降、暖かくなってから仕込む”桜仕込み”もありますが、仕込んだ初期の時期に寒さを経験している麹の方が、味に締まりがあるように私自身は感じます。

日本独自の菌、国菌にも指定されている麹菌は、一年を通じての寒暖の変化に富んだ日本の地だからこそ、ここまで発展したのかもしれません。

四季を巡っての熟成期間を経て、出来上がった味噌が醸し出すうまみとエネルギーはとてもパワフル✨
味噌はまさに日本人の心と身体を養うソウルフードです。


6ヶ月の熟成期間を経ての再スタート

しばらく前から味噌がきれていたので、そろそろ開けよう開けようと思いながら、なかなか開けることができなかった手作り味噌。

ここしばらくは、なぜか何をやるにも身体が重くてしんどい日々が続いていました。

しかし、今日、ふと思い立って、久しぶりに自分の身体の声に耳を傾けてみたところ、自分の中で力強く脈打つ”生命力”の存在に触れることができたのです。

自分に対する信頼、が戻ってくることで、エネルギーのめぐりが良くなり、億劫と思っていたことにもすっと取り組めるようになりました。

頭でごちゃごちゃ色々と考えるよりも、自分の身体という”自然”に触れることの方が何百倍も説得力がある、のです。

その自然の摂理により深く耳を傾けるのに役立つ”陰陽五行”セミナー〜冬の養生編を近々開催予定です。

お休みしていたこちらのnoteにも、6ヶ月間の熟成期間を経て、心と身体の健康に役立つ情報を随時アップをしてまいりたいと思いますので、改めまして、どうぞよろしくお願いいたします。


*見出し画像には、推拿とレイキ ゆらねさんの美しいお味噌作りの画像を拝借しました。この湯気立ち上る茹でたての大豆をつまみ食いするのが美味しくて、お味噌作りの醍醐味でもあります。私も今年は大寒(1月20日頃)あたりでお味噌仕込みをしたいと思います。


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