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o川*゚ー゚)oストロベリー・カルテットのようです
食べちゃいたいくらい可愛い女の子をね、食べたいの。
それはまた突飛なお願いごとだな。
具体的に言うなら食べれるようになりたいわ。
それじゃあ君が化け物になってしまうよ。
なら、それが当然のような世界に行きたい。
残念ながら世界は一つしかないんだ。ごめんね。
そんな、謝ることじゃないわ。
これはただの夢物語なんだってことくらい、知ってるもの。
待って、違うんだ。
謝
「星(わたし)に願いを」(前編)
こつこつ、と音がした。
ベッドに腰掛けて、音楽ラジオを流し聞きしていたリコは反射的に音のした方向へ顔を向ける。
そちらは、窓だ。
もちろんなんの変哲もない。
気のせいかな、と思うともう一度音が鳴った。
「誰かいるの?」
問いかけて、リコはあれ、と首をひねる。
夜も深い、こんな時間に窓を叩くのは誰だろう――いや、そもそも。
リコの部屋は2階だ。
庭に幾つか木はあれど、窓に直接繋がるような場