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I'm dreaming「わさびバレー」

わさび屋になる、という希望を発展させて「わさびバレープロジェクト」というカタチになりつつある。
いずれ地名はオープンにする予定であるが、この活動を始めた土地で夢を話しているうちに、面白がってくれる人が増えてきた。
とても喜ばしいことで、感謝の気持ちとともに、かかわるみんなにも楽しんでもらいたいという欲が出てきた。

わさび農家で半農半サラリーマンを実現したいという、ごくごく個人的な夢から始まったが、地域をまきこんで、わさびの一産地をつくり、広く世間に知らしめたいという野望のようなものが生まれた。
挫折する可能性がとても高い、まだまだ空想話、妄想話の域を出ない夢ではある。
でも夢は、自分の身の丈をはるか大きくこえる方が、楽しいしワクワクすると思う。

「わさびバレー」にこめた願い

アメリカのサンフランシスコ州に「シリコンバレー」というエリアがある。
これは正式な地名ではないのだが、特色のある事業や会社が集まって「シリコンバレー」というニックネームが定着した。
今やAppleやGoogle、Facebookなどの有名なIT企業が軒を並べる有名なエリアであるが、もともとはなんの特徴もない、さびれた場所だったらしい。

シリコンバレーの語源は、多数の半導体メーカー(半導体の主原料はケイ素、英: Silicon)が集まっていたこと、地形(渓谷、英: Valley)が谷あいであったことからの造語だそうだ。
アメリカのハイテク産業がこの地に集まりだしたことが、事業の好循環を生み出して、雨のあとのタケノコのように、次々とIT起業やイノベーションが発生し続けている。
私はこのシリコンバレーにあやかって、この地をわさびにかかわる産業の集積地にすることを夢見ている。

生産はもちろん、わさび加工、流通、食と農と景観を売りとした観光など、この地をワサビ産業集積地として一大産地化したいという願いを「わさびバレー」という名前に込めた。
この地特有の本来農業に不利な点である冷涼な気候を、わさび生産適地として活用すること。この地に合ったわさび栽培技術を確立すること、わさび生産者の新規就農をサポートすること、を行うことで、産地化を目指すこと。「わさび」を資源として、この地の地域振興を後押しすること。が、まずはスタートアップの目標である。

「わさびバレー」構想でやってみたいこと

わさび産業に関わってくれるにしても、この地に魅力を感じて訪れてくれるにしても、要は、多くの人々にこの地へ集まってほしい、ということである。
そのためのアクションプランを6つ考えた。
ただし、アクションプランは固定せずに、これからも仲間のアイデアや新しいワクワクに応じて、しなやかに変化させたいと思っている。

プロジェクト進み具合のオープンなシェア

この地でわさびバレーの活動を行うが、その活動内容は隠すことなくオンラインでシェアしていこうと思っている。
わさび生産についても、技術の核心部分は競争力を失わないように隠すこともあるが、できるかぎりオープンにして、私のようにわさび生産を行いたいという人の参考となればよい。この地でわさび生産をしたいという農家は、いつだって大歓迎である。
また、このnoteでも共有を続けるので、事業の成長記として楽しんでもらえれば、少しでも共感してもらえれば、こんなにうれしいことはない。

わさびの観光農園

わさびの生育する環境は、人間にとってもユートピアだ。

わさびは、清冽な水がつねに流れて、深い自然に囲まれて、冷涼な澄んだ空気に満たされた土地ですくすくと育つ。
このような環境はヒトにとっても、心が洗われて癒される場所であることに間違いない。
わさびを生産する場所もオープンに出入り自由にして、訪れたひとにも良い時間を過ごしてほしいと考えている。

わさびの生産体験/加工体験

場所の共有だけでなく、体験の共有もしてほしい。
わさび生産の農作業や、わさび漬けのような加工品を作る料理のイベントを行ってみたい。
場や体験の共有をつうじて、この土地やわさびのファンになってくれれば良いなと思っている。来てくれた方々には、気のきいたオミヤゲを渡すことができれば、なお良いだろう。

地域振興NPOとの連携

この地には、この地の魅力を上げる活動をして、県内外からの訪問を活性化させたいという夢をもっている人々がいる。
このグループは、地域振興を目的とするNPOを立ち上げたいという願望もある。
もしNPOが立ち上がれば、間接的、直接的問わず、わさび生産チームも積極的に応援をしたい。

自治体との連携

地域振興をして土地を盛り上げること、外部からの観光客を呼び込むこと、新たな特産品を生み出すこと。これらはいずれも自治体が喜ぶことであると思う。
いずれ、わさび生産が軌道に乗れば、自治体と連携して色々なイベントや企画を実行してみたい。
自治体のリソースを活用して、わさびバレーをさらに大きくできれば、楽しみもさらにふくらんでいくだろう。

こんなことを最近は考えている。
賛否両論あるだろうが、ご意見やアドバイスを頂ければうれしいです。
わがままを申し上げますが…。

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