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組織, イノベーション, AI,社会科学,仕事,将来

2/12 昨日は、前職のCTC(伊藤忠テクノ)の部長に当社のオフィスにお越し頂き、2時間くらい、雑談できた。Yさん、ありがとうございました。とても楽しかった。色々とお話した内容(メモ)。

まず、Yさんの組織の考え方。自立組織。自分がいなくても回るようにする。回りだしたら、自分のお役は御免。うちのCTOもそのようなことを言っていた。そういう考え方を持っている人が、親しい人の中に2名もいるとは。

次にイノベーション。YさんはCTCに在職しながら、一橋大学大学院の博士過程にも通っておられる。なかなか、そんなこと出来る人はいない。青島教授は、イノベーション研究の第一人者。その青島先生が指導教員とのこと。私も、東工大のMOTでイノベーションについては勉強もしている。Yさんいわく、イノベーションとは、製造物、プロセス、マーケティングの3つの分野において起きる。必ずしも、技術革新だけがイノベーションではない。マーケティングとあ、もの作りの仕方。それを実装させるのは、3つの要素が重要。評価システム、製造するモノ、そして人間関係とのこと。人間関係は、縁とかチームワークのようなことも言っていた。Yさんとの出会いは、当時、私の上司であったNさんと、私が退職してから、Yさんの上司がNさんであり、私とYさんは同世代であり、Nさんが引き合わせてくれた。これも縁なのかもしれない。

次にAIの話。便利なものである限り、爆発的に売れない。今のAIは便利であるけど、必須ではない。ZOOMがそうであるように。以前は、ZOOMは便利なツール。今は、それがないと困るくらい必要なツール。AIがそれほど普及しないのは、ゼロサムgameのように、誰かが儲かれば、誰かが損をする。と考えられている。それと、ルンバもAIみたいもの。ある程度、片付けないとルンバは動かない。ある程度キレイにするとルンバは動く。そういう人間の面倒さがある。AIのために、その面倒なことするの? なるほど。

カテゴライス(カテゴリー分けをする)。見方を変える。これがイノベーションに繋がると。どう認識されるかということ。それをどのように人に分かりやすく説明するかについての重要性。ここはとても勉強になった。クラスタ、カテゴリ分けのルーツは、貝にあったそうだ。カテゴリ分けを突き止めていくと、生物・自然の分野に行く着くとのこと。社会科学の奥深さを感じた。

Yさんは、台湾のオードリー・タン氏のように、政策・ポリシーを上流で決める必要があるとのこと。その部分に携わっていきたい。そこで社会貢献して、人生を暮らしていきたい。決してお金儲けだけを考えているのではなく、まわりまわって、食べていけている。私も同感。会社も個人(自身の命)もあるということは、必要だから生かされている感じがする。なので、社会のために仕事をしたり、生きている限り、神様は生かしてくれるのだと。

最後に、和田さんが上場される際、「絶対に、情報通信というカテゴリーにはまるような会社にしないでください。この会社のカテゴリー(業種)は何であろうか?分からないので、その他にせざるを得ない。そういう会社にしてほしいな。」と、なんだか嬉しかったし、もっと、頑張ろうと思った。Yさんのような大手企業の部長クラスの方が、わざわざ、雑談だけにこちらのオフィスまで来てくださったこと、嬉しくもあり、感謝しております。本当にありがとうございました。もっと、がんばります!

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