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物語はここから始まるのだ。

すっかり夏が夏を取り戻して本気出してますね。

さて、そんな中、お知らせがあります。
急ではございますが、私cofmofこと国久は、7月末を以て株式会社DeepValleyを退職することとなりました。
本日が最終出社日となります。

割と急に決まったことなので、中には驚かれる方も多いかと思います。大変申し訳ありません。理由としてはベンチャーの0→1フェーズによくある、言わば会社の経営方針の変更によるものです。会社とはきちんと話し合っての結果であり、揉めたり無責任な退職をした訳ではないこと、ご承知いただけますと幸いです。

今回は棚卸を兼ね、退職エントリ(書いてみたかった!笑)としてここに記したいと思います。

DeepValley.incで行ってきたこと

DeepValleyで自身が行ってきたことは多岐にわたります。

ご存知ない方もいらっしゃるかもしれないので念の為、株式会社DeepValleyはアパレルのモノ作りにおける製造トラブルを「ゼロ」にというビジョンを掲げ、モノ作りマネジメントツールAYATORIというSaaSプロダクトを開発・販売している会社です。私はその会社でアパレル生産管理とITの経験を活かし、AYATORIのProduct Managerとして8ヶ月在籍しておりました。

名刺の肩書き上ではPdMでしたが、振り返ると本当に名ばかりで、、、創業間もないベンチャー企業でいろいろと幅広く経験させていただきました。

中でも頑張ったな~という代表的なものを3つ挙げたいと思います。
(注:もちろんすべて1人で行ったものではないですよ)

1. 縫製仕様書デジタル化に向けた統一形式リリース

DeepValleyに入社する一番の決め手でもあった縫製仕様書のデジタル化。

デジタル化の前に、縫製仕様書はブランドや企業によって形式がバラバラで、それを統一する必要がありました。
仕様書が統一化されることでたくさんのメリットがあります。例えば縫う現場では必要情報の記載箇所と抜けモレがすぐ分かるようになり、またそれをデジタル化することでテクノロジーによる翻訳や分析が可能になって、製造トラブル削減に寄与できるのではと。
統一化に向け、SNSや前職でお世話になった縫製工場さん等々へアンケートをお願いしたり、実際伺ってヒアリングをしたりと、日々試行錯誤しながら今年3月に統一形式第一弾をリリースしました。ご協力いただきました皆さま、その節は本当にありがとうございました!
AYATORI上で使用できるのはまだ少し先ではありますが、広く普及してもらいたいと願い、Excelで誰でもダウンロード・使用できるようにしています。

いや~、#縫製仕様書統一形式開発秘話にも書いていますが、めちゃくちゃ考えて頑張った気がします。

プロならきちんとした縫製仕様書を書けるようになろう、書き方が分からなければAYATORI上で先輩や他のプロから学ぶ文化を作ろう=AYATORI de YARITORI という想いが、そこにはありました。

参考:
アンケート:モノ作りの現場に触れて
[第一回] 縫製仕様書についてのアンケート結果発表

2. Blog執筆

DeepValleyに入社し、初めてBlogを書くことに挑戦しました。

私は本当に本当に昔から文系の才能ゼロ、言語化が大の苦手で、読書も苦手、ネタ探しも大変で正直一番苦痛な仕事だったと言っても過言ではありません。笑
ですが社長の深谷さんより(言語化が苦手かもしれないけど)私は情報収集して分析することが得意なのでアウトプットする機会を増やした方が絶対私のためになる!というアドバイスがあり、また取締役の増田さんにはすぐ慣れますよと励まされながら、頑張って続けておりました。
お陰でアパレル生産管理のABCシリーズではTwitterでたくさんいいねをいただくなど!とても嬉しい経験ができました。

参考:
アパレル生産管理というお仕事
アパレル生産管理のABC
アパレル生産管理のABC ~リスク対策編~
アパレル生産管理のABC ~商社(OEM/ODM)編~
やってて良かった!!アパレル生産管理
アパレル生産管理必見!?便利なPC時短テクニック

そして、Blogでアウトプットをはじめてから、本当にありがたいことにTwitterでやりとりしてくださる方が増えました。本名でなく得体の知れない謎アカウントなのに。笑 とても嬉しいことです!
他にもBlogでエンジニア募集と書いたところ、Twitterで見た元パタンナーのエンジニアさんがジョインしてくれた事もありましたね~
あと、これは執筆ではないですが、うにくまさんによるうにくまは見た!に携わらせていただいたことも楽しい経験でした!

3. セミナー企画・登壇

これも入社して初体験でした。いや、初登壇は正確に言うと入社前。「AI導入のリアル」と題し、僭越ながら登壇させていただきました。
(この内容はアップデートし後日noteにまとめる予定です)

また、なんと言ってもアパレル生産管理セミナーですね。セミナーの企画から裏方全般に携わらせていただきました。

元々社内でセミナー案を考えていたところ、前述したアパレル生産管理のABCが予想以上の反響をいただいたこともあり、Twitterで呼びかけたことがキッカケです。

このツイートを見た座波さんが声をかけてくれ、座波先生シリーズを第一弾、第二弾と開催することができました。
いろいろ大変なこともありましたが、セミナーに携わって一番良かったと思う事は交流会でいろんな人とお話出来たことです。いろいろな方からご意見をいただいたりやりとりをさせていただいたり、ビジネスでご一緒させていただいたり・・・
また、先日のアパレル生産管理セミナーでは、パタンナーと生産管理で進路を迷っている学生に生産管理の魅力をお伝えして生産管理の道に引きずり込もうとしたりなど。笑
日頃からTwitterでやり取りさせていただいている方ともお話できました。
(交流会が苦手なこともあり)このような機会がないと日頃なかなか話すことがないので、とても貴重な経験だったなと感じます。

自身の今後に向けて

さて、私自身の今後に関してですが、今はまだ何も考えられていませんし決まっていません。白紙です。

ありがたいことにいろいろとお話をいただく機会もありながら、企業に属するのかフリーランスになるのか、はたまた起業するのか(謎)、少し時間を掛けて考えたいと思います。さすがにジョブホッパー具合がやばい。笑
8月は読書やプログラミングなど、学びの月にしたいと考えています。

そして、前回のnoteにも書いた通り、引き続きアパレル業界とテクノロジーの溝を埋められるような活動をしていきたいと思っております。あとは昨年卒業した大学の卒論ビジネスプラン「国内縫製工場活性化プロジェクト」(縫製による地方創生)にも漠然とではありますが、挑戦できるといいなぁと思っております。

最後になりましたが、在職中に関わっていただいたすべての皆さま、本当にありがとうございました!
SaaSに関しては素人に近く、これと言った成果を残すことができず去ってしまう事を非常に残念に感じています。また、自身がうまく役立てないことが辛く悩んだこともありました。が、素晴らしいメンバーに恵まれ、これまで前述の通りたくさんのことを経験・学ばせていただいたこと、とても幸せだったなと感じています。その経験を糧に新しいステージで自身の夢に向かって挑戦したいと非常に前向きな気持ちでいっぱいです。

また、引き続きnoteへの執筆は続けたいと思っておりますので、今後ともお付き合いいただけると嬉しいです。

以上、長くなってしまいましたが、
今までありがとうございました!そしてこれからもよろしくお願いします!

※タイトルは手塚治虫先生のお言葉より引用させていただきました!

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