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疲労

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2020年12月の記事一覧

腹部膨満感

腹部膨満感

ストレスを感じることの多い現代社会、胃や腸の調子がよくないという方が大勢います。

食欲不振にともなう膨満感とは、お腹が張った状態のこと。みぞおち辺りの胃膨満感と、お腹全体が張る腹部膨満感とがあります。

みぞおち辺りの膨満感は胃炎や胃液の分泌不全に伴い、これは胃の蠕動運動が低下しているときなどに生じ、胃下垂の人がなりやすい。腹部膨満感は、結腸内に溜まったガスであることが多く、腫瘤や腹水が認められ

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食欲のおはなし

食欲のおはなし

よく食べる人もいれば、心配になってしまうほど少食の人もいます。どちらであっても、健康であれば問題はありません。

食欲不振の要因となるのが胃腸疾患、心配事や悩み事など。どこかに痛みがあったり、発熱などのときも食べたくなくなります。

このように食欲は健康のバロメーターとなります。胃腸の調子が悪いのであれば胃腸を治す、食欲不振となっているであろう問題が解決されれば、食欲不振はなくなり、その人本来の食

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内臓痛と関連痛のおはなし

内臓痛と関連痛のおはなし

鍼灸は内臓の病気に対しても用いられます。その対象となるのは主に慢性疾患です。急激かつ激しい痛みの場合、すぐに病院に行ってください。

鍼灸院に来院される患者さんは、腹痛はそれほど強くない(もしくはない)が、膨満感、食欲不振、便秘など、多くの症状を訴える傾向があります。

内臓痛と関連痛についてのおはなし。内臓には痛覚があまりありません。あっても、そこから脳に痛みを知らせるための神経線維はC線維(交

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正しい姿勢によって防げる腰痛がある

正しい姿勢によって防げる腰痛がある

運動器由来の腰痛には、筋筋膜性腰痛・椎間関節性腰痛、ともに急性および慢性のものがあります。そのベースに脊椎すべり症、脊椎分離症、椎体圧迫骨折、変形性脊椎症、不良姿勢などがあります。

これらベースにあるものは、不良姿勢以外は治す(もとに戻す)ことができません)。しかし、脊椎すべり症、脊椎分離症、椎体圧迫骨折、変形性脊椎症があったからといって、必ずしも痛みがでるわけでもありません。また、不良姿勢があ

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