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230105_昭和の楽しみ方

時代は移り変わっている。令和の時代は、インターネットが当たり前にあり、自分で情報にアクセスできるので流行り廃りも早くパクられるのも早い。
60代後半の人たちと過ごす機会をいただいたので感じたことを書く。
皆さん経営者で豪快だった。自分のやりたい事業内容を相談しに行ったのだがその後食事にまで連れて行ってくれた。
食事はコースなどではなく、「好きなものを頼め」と1人ずつ順番に好きなものを注文していった。コースは自分が食べたくないものが入っているので面白くないとのこと。
中華だったので取り分けてくれた皿が自分達の前にどんどん並んでいく。
ハイペースでお酒も飲みながら昔の話を仲間内でされていた。とても仲が良く、社会人になってからここまで仲の良い関係性があることは凄いことだと感じた。
料理がテーブルに乗り切らないくらい並び自分は腹がはち切れんばかりに食べた。
勢いとお互いに壁のない笑いのある言い合い。
そして時間も約2時間くらいでお会計まで終わらせてくれてタクシーが用意されていた。

そしてタクシーに乗りスナックへ向かった。
そのスナックもママさんが85歳という歴史あるスナックだ。先輩たちが若い頃は私たちもピチピチだったと言っていた。
スナックにはカラオケがもちろんついており小さなステージもある。カラオケは上の世代の人たちの楽しみのひとつだろう。
自分達の世代は歌が好きな人もいるが趣味の幅が広い。そこまでカラオケに重点を置かれていなかったように思う。
全然わからない歌を聴きながら笑いがあるトークが続く。こちらがカラオケを入れ始めると他のお客様もガンガン入れ始める。各人が好きに歌いなんとなく店全体が一体となって盛り上がる。
スナックのスタッフさんたちも皆さん熟しており、ちょっと近所のおばちゃんみたいな感覚で話せて居心地が良い。
全く壁がなく盛り上げつつも気を効かしてくれる人たちだ。全員で楽しい場を作ろうという姿勢が無意識だと思うが完成されていた。
先輩たちは常連のようで名前で呼び合い第二の家に帰ってきたようだった。
もちろんお会計は済まされておりタクシーまで呼ばれていた。

とにかく楽しんでやりたいことをやる。そしてぶつかり合い仲良くなる。今よりも遊びが限定されておりそれをみんなで楽しむことが当たり前だったのだろう。
豪快にお酒と歌や食事で相手をもてなし自分が1番楽しむ。
仕事に対する姿勢も含めとても良い時間だった。感謝。

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