6年続けたら、腰痛知らずに!
いつから私は腰痛持ちだったんだろう。
高校時代、陸上部で長距離を走っていた頃には、もうすでに、ときどき腰痛に悩まされていた。
しかし大学でも走っていたのに、その頃はあんまり腰痛の記憶がない。おそらくいい感じに手を抜いていたからだろう。
働き始めてまた、腰痛がキリリと気になり出し、さらに結婚して子どもを育てるようになって、抱っこや中腰での作業が多くて、腰の痛みがキリリからズキッに変わり始めた。
重くなった肢体不自由の娘のお世話をするようになると、たびたび、起き上がれないくらいの痛みに襲われた。
その度に整形外科にも行ったが、医師からは「あまり重いものを持たないように」と言われて、毎回、湿布を出してもらっておしまい。
電気治療に通うように言われても、そんな時間はなかなか確保できない。
娘を抱っこしないわけにもいかず、もう、腰痛と仲良く付き合って行くしかないな、と半ばあきらめていた。
だましだまし、おそるおそる、おとなしくしていてねー、と腰に頼む日々。
しかし、腰は思うようにはお利口さんにはしてくれない。
痛みをどうにかしたくて、良さそうなものに、あれこれ手を出し続けた。
本やDVDを参考にして、なぁんちゃってヨガをやってみたり。
風呂上がりにストレッチや体操をやってみたり。
整体院へ行ったりしても、続けて行けずに、やっぱりすっきりせず。
コルセットコレクターのように、新しく見つけたコルセットを買っては試し、私は常時、腹巻きコルセットを巻いていた。
そのせいで、総ゴムのゆるゆるパンツしか履けなかった。
結局、毎日湿布を貼り、貼りすぎて湿布のかたちに肌荒れしている皮膚に悩みながらも、なんとか数年を過ごしてきた。
そんなとき、たまたま見ていたテレビでとても良い情報に出会った。
それは、黒柳徹子さんのお話だった。
徹子さんは、「徹子の部屋」にゲストで来ていたジャイアント馬場さんから、100歳まで仕事ができる身体でいるために、毎日50回のスクワットを勧められて、今でもずっとやっていらっしゃるとのこと。
だからあんなにお元気なんだなぁって、納得した。
「年をとると昨日できたことが、一日休むとできなくなります。毎日やっていれば、昨日できたことは、今日できますから」
めちゃくちゃいいやん!
この馬場さんの言葉が、私に刺さった。
100歳まで、私も自分の足で歩ける身体でいたい!と思い、毎日スクワットを50回やることにした。
今から6年前の、2018年の2月、私のスクワット生活は、未来への準備体操のつもりでスタートした。
最初は家族に見られないように、ひとり時間にこっそり。
そのうち、どこでもがっつり。
娘のリハビリの先生から、腰を痛めるから腰をそらさないように、とアドバイスをもらったので、そこだけ気をつけて、あとは我流でやってみた。
足を肩幅に開き、椅子に座っているみたいに、曲げた膝が90度くらいになるまで身体をまっすぐに下げていく。
ゆっくり。ゆっくり。
腕は最初、頭の後ろに組んでいたが、ひっくり返りそうになって、前へ真っ直ぐ伸ばした。
すると、何だかそれもキョンシーみたいだし不安定だったので、腕を前に出した状態で軽く腕組みしてみると、一番安定した。
腕の形は、昔の中国の方っぽく。
こんな雰囲気で、スクワットをゆるくやっている。
これを初めてから、不思議とコルセットが必要なくなった。
そして半年くらい経った頃、腰痛が全く気にならなくなっている自分に気付いて驚いた。
娘を抱っこしても、腰は平気。
たまに無理な姿勢で抱き上げて、少し腰に違和感が残っても、そこからひどくはならずにちゃんと動けるし、すぐにまた元通りになる。
湿布を貼る回数も激減した。
スクワットは、腰痛にも良いっぽい!
腰だけではなく、ちゃんと下半身を使って娘を抱っこするようになったのかな、と思う。
しかもお尻、太ももだけじゃなく、スクワットでは案外、下腹の筋肉も使うので、お腹のお肉が少しすっきりする。
常にぽっこり下腹が、座る時だけぽっこりになる感じ。
1日50回を、時間のない日は猛スピード&ズルをする感じで。
時間のある日は、ゆっくりとあちこちに効かせながら。
忘れそうに多忙な日は、10回の時もあったり。
余裕があれば100回でもやる。
100歳まで自分の足で歩きたいあなた、腰痛持ちのあなた、ぽっこり下腹のあなた、よろしければぜひ、スクワットをお試しくださいね!
日々の大切な習慣、あらためて見つめ直すと、さらにそれを大切にしたくなります。
こちらは、infocusさんの、とても愛おしくなる日々の大切な習慣。
infocusさんの朝の時間に、巣立って行った子どもたちとの日々を懐かしく思い出しています。
当たり前の日常のように思える毎日の習慣が、とっても大切で、かけがえのない時間なんだと、しみじみ思いました。
読ませていただきながら、自然と笑顔になります。