見出し画像

最近見たライブ[キュウソネコカミ/No Buses/クレナズム etc...]

12月の終わりから2月の半ばにかけて、個々にレポをしていないだけで地味にライブに行っておりました。印象的だったバンドをポツポツと。

NOUGAT

オーディションを勝ち抜いてフジロックに出演した経験のある「1inamillion」のギター・すぐるさんが新しく組んだバンドです。読み方は「ヌガー」。

ギターボーカル、ドラムにツインベースと珍しい編成。
雰囲気は「凛として時雨」や「そこに鳴る」に近いけど、轟音ではない静かな冷徹さがとてもいい。冬にベランダ出たら手すりが冷え切ってたような、金属的な無機質さがある。

MVはまだありませんが、各サブスクは配信されておりますので是非。

ちなみに見に行ったライブの企画のタイトルが「キンミヤオアダイ」
今まで見てきた企画タイトルで一番センスある。

画像1


キュウソネコカミ/DALLJUB STEP CLUB

画像2

埼玉の名ライブハウス・北浦和KYARAが閉店するとのことで最後のKYARAライブ。個人的にも久しぶりにキュウソネコカミDALLJUB STEP CLUBを見ました。

ダルジャブは先日ヒプマイ(ヒプノシスマイク)に楽曲プロディースしたことが情報解禁され、知名度は上上。

ラップ、シンセサイザ、ベース、ドラムの4人編成。特にドラムのGOTOさんはosterreichのサポートなどでも活躍されてる実力派で、軽いドラミングと抜群のリズム感が特徴。
 ダルジャブは演奏が化物レベルで上手いのに歌詞がひたすたふざけている。コミックバンドというと勿体ないけど、普通のバンドではない。普通ではない。ただ歩いているのを曲にした「徒歩GANG」や、や○い軒をリスペクトした「KEN-YAYOI」などギャグ系トラック多め。
 たまに「裏セットリスト」と称して曲間にシンセの星さんがダルジャブ以外の曲をカバーしたり(tricotと対バンした時はtricotをちょっとだけ歌ったり、宇多田ヒ○ルを勝手に歌ったこともある)、メンバーも合わせて弾いたりする場面もあり、音楽で魅せながらも盛り上げ上手なバンド。

10ヶ月ぶりに見たけどシンセとドラムの音がバッチリ合わさった気持ちの良いキレッキレライブで終始楽しかった!毎回MCで仲の良さがふんだんに伝わるなー。

現状ダルジャブ知ってる方は多くないと思うので、ライブ定番の「Pizza Pizza」「Future Step」をオススメ。初見でも楽しめるバイブス高めでクールなダルジャブのライブは必見!メンバーさんとはライブ会場でもお話しさせてもらうことは多いですが皆様気さくで素敵な方達です。

キュウソもライブ見るのは2年ぶりぐらいかな?ライブハウスで見たのは初めて!

「TOSHI-LOWさん」でセイヤさんがダイブしてきたので支えました!まじでよくあんなにホイホイ人の上歩けるなあと感心。正直キュウソ追わなくなってから見たからセトリは半分ぐらいしかわからなかったけど、案の定楽しかった!
 ちなみに「TOSHI-LOWさん」はBRAHMANのTOSHI-LOWさんから「細美の曲があるなら俺の曲も作れ」と言われて作ったら音源化するまでの定番曲になった曲(笑)ソースはTwitterだっか...最初曲名も「トシローさん(仮)」とかで笑った(笑)

「DQNになりたい、40代で死にたい」でWODやるのびっくりしたけど楽しかったからオッケー!アンコールでナスの着ぐるみ(野菜の着ぐるみとは)に着替えたセイヤさん登場で「お願いシェンロン」。カメハメハ対決は北浦和KYARAの安藤店長と!

ダイブが下手くそすぎる安藤店長に向かって「ダイブしたの初めてなん?下手か!揚げたてのマグロみたいやったで!男でマグロとか最低なS○Xやで!」だの「明日TV出るけど帰りたくないなあ、朝までやるか?帰えさんで?18歳未満は保護者に電話しないとな」だの下ネタ満載のMCも小箱ならでアットホームな会話が繰り広げられた。

フェスでメインステージを任される人気バンドがキャパ250人のライブハウスでのライブという貴重な機会、キュウソのファンの方がほとんどでした皆さんマナー良くて、みんながセイヤさんを上手く人の上を歩かせようと支えている雰囲気のいいライブでした。

ヨコタさんが「ダルジャブ本当にカッコ良かったです、また機会があれば是非」とおっしゃっておりましたので、対バンお待ちしております!


No Buses

画像5

2/2のTHREEとBASEMENT BARの企画で拝見。タイテの張り紙撮り忘れた。。。

No Buses(ノーバシーズ)男女混成4人組バンド。インディーロック、UKロック。[Champagne]系のUKロックではなく、ジャズ要素も感じる渋めUK。
完全にやられた。ノーマークという意味ではなくチェックはしていてライブ独特の中毒性に堕ちた。

雰囲気はブリキのおもちゃが大半のガラクタの山みたいなガラッとしたヴィンテージ感と夜中にゴミだらけの新宿の飲み屋街を歩いているような妙な気持ち悪さが共存している。渋く、懐かしく、だけどどこか現代的な箇所を感じる不思議な音楽。グルーヴが強いから生臭さが無くて、不快さのない気持ち悪さの絶妙なバランスがまた中毒なのである。

確か彼らまだ若いんですよね。NITRODAYといい若者が70's〜90'sの音楽やってるとグッとくる。要チェケ。


クレナズム

画像3

Suspended4thと同じくらい注目している福岡のシューゲイザーバンド「クレナズム」が東京に来てくれるので見てきました!

私福岡のバンド大好きなんですよ。どちらかというとたまたま好きになるバンドが福岡出身ばっかり。「神はサイコロを振らない」「ポルカドットスティングレイ」「aint」「rillrail」「Cucul」「ユアネス」とか熱いですね。「ナンバーガール 」は言わずもがな。ご飯美味しいし、カフェは美味しいし、街を歩けば美男美女ばかりで、福岡は良い街。住めって言われたら喜んで住める。

話それた。そんなバンドの宝庫である福岡のなかで「クレナズム」は特に好き。女性ボーカルの4人組バンド。aintの後輩だということで聴いたら一発で好きになりました。ここまで透明度の高い音楽ってなかなかないんですよね。

浄化されるような美しさにライブでは熱が入って体の内側からじんわりとあたたかくなった。クレナズムの創る青い世界はフィンランドの湖のようで、萌映さんの透き通った声がとても心地よくて心が洗われた。香りで例えるならオーシャンの香りだろうか、冬ならではの爽やかさと澄んだ居心地の良さがあった。お世辞抜きでまた見たいバンド。宝石のような綺麗な音楽。

じんわりと人気出てくるんじゃないでしょうか。もっと広まって欲しい世界。

画像4

終演後CDにサインいただきました。「ドラムが行方不明なので探してきます!」と探し回ってくれたメンバーの皆さん優しい。みんなのサイン可愛い。大事にします。

-------------------------------

基本的に地方のバンドが東京に来てくれる時はなるべく見に行くようにはしているので、今後もポツポツと記したい。

いやあ、それにしても私の音楽の趣味は全くというほど統一感がない。

この記事が参加している募集

イベントレポ

最後までお読み頂きありがとうございます!頂戴したサポート代はライブハウス支援に使わせていただきます。