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【珈琲】タイムモアC3Sで微粉除去実験!あれ、美味しくない…?

こんにちは。twins|コーヒーと庭 です。
先日購入したコーヒーミル、タイムモアC3Sですが、今日はこちらを使って実験です。


良いミルは微粉が少ない?


║ノーブランドミルは大量に微粉が出る

私がこれまで使っていたミルはキャンプ用に購入したセラミック刃のノーブランド品です。

ノーブランド品。軽くコンパクトで携帯性は◎

そしてこのミルを使って美味しいコーヒーを淹れようと試行錯誤した結果、粉ふるいで微粉を除去すると劇的にコーヒーが美味しくなるということを発見しました。

それ以来、このミルを使う時はコーヒー粉をふりふりして微粉を取り除いていたのですが、面倒になってついにタイムモアのミルを購入したのでした。

ちなみにノーブランドミルでコーヒー豆を挽くと、

・コーヒー豆:14g
・微粉:3.2g

と、約23%が微粉と化していたことが分かりました。この大量の微粉が、コーヒーに雑味とエグみをもたらしてしまっていたわけです。

では、タイムモアC3Sではどうなのでしょうか?
早速実験だ!

║タイムモアC3Sで微粉を分離してみる

挽きたてのブラジル14g

ということで、とりあえずタイムモアC3Sでブラジルを14g挽いてみました。見た感じ、そこそこ粒度は揃っていそうですね。

そして、粉ふるいにかけていきます。

分離した微粉

こちらがコーヒー粉から分離した微粉です。もっと少ないのかと思っていましたが、意外と出るもんだなという印象。

微粉を取り除いたコーヒー粉の重さ

・コーヒー豆:14g
・微粉:2.0g

微粉は14.3%です。ノーブランドミルよりも1.2gほど微粉の発生量が少ない結果となりました。これは有意な差と言えるのかどうか…?

重要なのはコーヒーの味なので、微粉を取り除いたコーヒー粉でコーヒーを淹れてみます!

微粉のないコーヒー粉でドリップ!


コーヒー粉の量を調整して14gに

まずは微粉を取り除いた分の量を補填して、いつもの14gに調整します。

そしてtwinsメソッドで淹れていきます。

ぽこぽこ蒸らし中

写真では伝わりにくいですが、微粉を取り除くといつもよりコーヒー粉が膨らむ気がします。

できた!

お味は…?なんか、バランス悪い気がする


さてさて、どんな味になったかな?

ひとくち含んだ第一印象は、「あれ、美味しくない…?」でした。

酸味が強調されて、コクがなくさっぱりしすぎています。ブラジルの香ばしさも感じない。これは、美味しくない!

一言でいうと、バランスが悪い、です。

ノーブランドミルだと微粉を取り除いた方が圧倒的に美味しいのに、タイムモアのミルだと微粉がある方が美味しい。これは、どういうこと…?

考えられるのは粉の粒度のばらつきです。ノーブランドミルは微粉の量もさることながら、粉の粒度もかなりバラついています。

一方でタイムモアC3Sでは粒度が揃っているように見えます。この差が、味の差に現れたのではないかと考えています。

ノーブランドミルのコーヒー粉は粒度がバラつくことでうまいことバランスよく抽出され、タイムモアは揃っているが為に、微粉を取り除くとコクや苦みが減少してしまう、と。

当たらずとも遠からず、と思います。

いずれにしても、ある程度クオリティの高いミルであれば微粉はそのままにして抽出する方が美味しいコーヒーが淹れられるということがわかりました。

やはりコーヒーの世界は奥深く面白いですねぇ。
今後も色々と研究していこうと思います!


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