見出し画像

僕はBtoC企業で働いている「珈琲のひと」です【MEMO】

珈琲に関するニュース/情報をインプットし、
噛み砕いてアウトプットするマガジン。
「COFFEE_MEMO_365」のマガジン記事です。

2020.6.13

【今回の引用記事】

【概要】
「ありのまま」「何者かになる」
現代の若手社会人のキャリア観を特徴づける2つのキーワードだ。
かつて、「良い大学から、大きな会社に入って、定年まで勤め上げる」という成功法則があった。
今の日本の大企業の多くのトップたちはその時代の人々だ。
しかし、モデルは終焉を迎えつつある。
このキャリアづくりの正解がない時代において、影響を受ける若手社会人の働き方やキャリアづくりの考え方には2つの大きな価値観があることに気がつく。
「ありのまま」と「何者か」である。

「ありのまま」働きたい
・自分が好きな場所で働きたい
・休みを好きなときに取れる職場で働きたい
・家族と過ごす時間をとりたい  など。
自分が良いと思うものを大切にして就業しているスタイル。
「何者か」に早くなりたい
・専門家になりたい
・一人前になりたい
・この分野で有名になりたい
・30代までに大きな成功体験をしたい
今は何者でもないが、いつか個として替えの効かない人になりたいと仕事に臨むスタイル。

しかしこの両者は矛盾する関係に陥りがちだ。
現代の若手社会人は、
「ありのまま」と「何者か」のはざまで両者の最小公倍数を探して、日々模索している。

そんな時代において、
若手社員の間では、起業や社内ベンチャー、副業・兼業がもてはやされてきた。
自身のキャリア展望スコア(仕事に対してわくわくしているか)の調査においても、
本業以外の仕事をパラレルに実施する「越境」(副業・兼業、社外コミュニティ活動など)や、「企画行動」(社内起業や新規プロジェクトの実施などの)について、キャリア展望スコアを持つ人が特に高い傾向が認められた。
こうした「越境」「企画行動」を起こしている若手には、
過去に“小さな行動”を積極的に行ったという共通の特徴が存在している。
過去の小さな行動の有無が、その後のキャリアを変えるアクション、あるいは分かれ目になっている。
小さく一歩を踏み出すこと、
それによって自分の世界が広がる。
世界が広がっていけば、
自分だけの好きな「こと」、ありのままでいられる「こと」が見つかる可能性はぐんと高まる。
小さな一歩のステップがキャリアに大きな影響を持っている。(記事ではこれを「スモールステップ」と位置づけている)

「スモールステップ」の3つの利点
①自分の好きなことをノーリスク・ローコストで探すことができる
②短い期間にたくさんのことを試すことができる
③自分がすぐできる具体的なアクションにつなげることができる

何が正解なのかわからない社会において、
スモールステップは有効に機能している。
大事なのは、「今自分ができる一番小さなステップを見つけること」
スモールステップによって、
好きになれるかもしれない「こと」を見つける確率を上げていく。
これが、「ありのままの自分らしく」「何者か」を目指す人たちにとっても、新時代のキャリアの成功法則ではないだろうか。

【MEMO】
先日、こんなnote記事を書きました。

この記事で触れているのは、

人生に『目的』があって、それを成し遂げるために『手段』もある。
今の時代は特に、これらを常に見直して、区別したほうが良いよ。

っていう、
キングコング西野さんのVoicyの有益な内容を、
実際に僕が珈琲店に転職したときの話をもとに紹介しています。
良かったらぜひ読んでみてください◎

さて、

今回の引用記事に書かれているのは、
この『目的』『手段』さえまだなんとなく、
あるいは全く定まっていない段階の若手社員が、
そのキャリアをより成功に近づけるためにすべきこととして、

「スモールステップ」

つまり、
今自分が出来る1番小さな一歩を踏み出して、
自分が好きなことをたくさん試し、見つけ、キャリアに良い影響を与えようという感じですね。

言い換えると、
とにかく小さくてもいいから何か始めてみて、
『手段』(もしくは『手段』になりそうなもの)をたくさん探してみよう。
そして見つかったその『手段』に紐付いてる『目的』を定めよう。
という感じでしょうか。

個人的に、
この「スモールステップ」が必要という考え方には賛成です。

理由は、
その名の通り、踏み出す一歩の小回りが利く(スモールな)時代だからです。
ネットやSNSの発達と、何か売買する際の決済方法やプラットホームが多く誕生し、
極めて企業に近い、もしくは同等以上の規模のことが個人でも簡単に出来る時代になりました。

過去と比べて、
一歩が軽く、しかも影響力があるんですね。
「スモール」のつもりが「ビッグ」になることもあり得ます。

そして、
引用記事では「ありのまま働く」と「何者かになる」というはざまで若手社員が模索しているともあります。

個人的にこっちに関しては、
「何者かになる」方を目指すべきかなと思っています。

その立場で話をすすめます。

理由は、
結局スモールステップで好きなこと/やりたいことを見つけて自然と突き詰めていったら、
それが珈琲なら「珈琲のひと」になるし、
それが投資なら「投資のひと」になるからです。

「何者かになる」のなら、
所属している企業の分野において目指すほうが良いという意見、
もしくは目指すほうが良いの?という質問があります。

これに関しては、
好きなこと/やりたいことベースです。

BtoC企業で営業をしてるひとが珈琲の分野にスモールステップして、
それが好きなこと、やりたいことになったなら、
BtoC企業で働いている「珈琲のひと」で良いと思います。

本業以外のことに時間や知識を割くのは効率悪いんじゃないか?
と思われるかもしれませんが、
実は両者にリスクヘッジ出来てるんです。

まず1点目
「好きなこと」レベルから「何者か」レベルになるには相当な時間がかかります。
当然その間は、それだけでご飯を食べることは出来ませんよね。
でもその間に本業で収入を確保していれば、かなりローリスクで上達していくことが出来ます。

2点目
ただでさえ1つの企業に勤め上げることが難しい時代です。
本業の企業で万が一倒産やリストラ等のハプニングに見舞われたとき、
そこでキャリアを全て失ってしまうのと、違う『手段』を持っているのでは、被害の規模が変わりますよね。
また、どれだけ分野が違っていても、例えば他人と関わるスキルや効率的な勉強法など、本質的な部分で本業に還元できる力も何かしら身につくはずなので、総合的な経験値アップになります。

ただし、
これはちゃんと本業と別で頑張ってコミット出来ることが前提。
普通に働きつつ何かを突き詰めていくのは結構ハードル高いです。
だから、好きなこと/やりたいことじゃないとダメですね。

あとリスクヘッジとは少し違うのですが、
仮に「何者か」として独立出来るレベルまで到達したとき、
本業との境界線が曖昧だと多少厄介なケースがあります。
例えばビジネスの場合、顧客層が重なっていれば同業種への転職や起業の際に規制されたり、
あるいは、自分を「個」として露出させていく際に不自由が生じたり。

そういう意味では、
むしろ本業と分野が違っている方がそれぞれの領域で自由に動けるというメリットがありますね。

そのうえで、

「自分は○○のひとだ」

というのを、
友人や近しい人たち、またSNS上で出来るだけPRし、露出を増やしておくことが大事です。

なぜかというと、
「自分が○○のひと」というのを自分しか知らなければ、他から見たら「ただのひと」だからです。

僕は普段は会社に勤めながら、
友人やSNS上では「珈琲のひと」というパーソナリティを出しています。

そうすることで、
同じく「珈琲のひと」と繋がれたり、
珈琲に関する集まりや仕事を得られるきっかけも増やせています。

よく、企業に知られたら良くないかもという考えで必要以上に隠そうとする人がいますが、
それでは誰にも知られなくなるので逆効果です。

あと、
よっぽど不利益を与えるようなこと以外、
心配しなくても企業はそこまで個人に関わってきませんよ。

無意識に生きていたらいつか詰んでしまう可能性が高い時代です。
その反面、足元に転がっている面白いことに気付きやすくなった時代でもあります。

まずは焦らず「スモールステップ」から始めてみましょう。
そして恥ずかしがらずに名乗ってみましょう。

僕はBtoC企業で働いている「珈琲のひと」です。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?