見出し画像

欲望のバースデイ(一日目)

「きょうから二日間、食欲解禁です」

人は欲望に身をゆだねるとどうなるのか。
忘れていた記憶を思い出した二日間です。
ちなみに大好きな仙台に行ってきました。

・・・

一日目:昼食
「日本一のナポリタン&ハンバーグ」

日本一のナポリタンを提供してくれると
噂に名高いレストラン「HACHI」へ到着。


もっちもちの生パスタがプリプリと美味!
熱々のナポリタンはシンプルな具材なれど
奥深い美味しさ。フォークが止まらない!

しかし特筆すべきはパスタ上部に鎮座する
ハンバーグ様だ。見た目は小さく見えるが
味わいがギガンテス級。フォークを刺すと
ピュピュッと肉汁が飛び出すジューシーさ。
どこを噛んでも美味い。ずるすぎる味わい。

「やっぱりハチは美味しいねぇええ・・・」

嫁ちゃんも顔を崩してご満悦。とろける顔。
幸先良い(食の)スタートではなかろうか。

・・・

一日目:おやつ
「最強の甘味処でひと息」


知る人ぞ知る老舗甘味処「彦いち」。
仙台へ来るたびに寄ってしまう罪な店。
店の雰囲気もさることながら、味が良い。
ここのメニューはどれも美味しすぎるのだ!

あんこを普段好まない嫁ちゃんが
「ここのぜんざいは最高だね!」と
好んであんこを食す不思議な空間、彦いち。
今回はいちごパフェを頼んで悶絶していた。
パフェと一緒に提供されるお茶がまた美味。

ゆったりとひと息つける甘味処という空間。
今日のプランをここで話し合うぼくたちだ。

・・・

一日目:ドーミーイン

オフィス街に出現する旅館風ホテル。
天然温泉 杜都の湯 御宿 野乃
2022年3月にオープンしたばかり。
道理で予約が取りづらいと思った(笑)。

和のテイストをこれでもかと提供してくれる
野乃さん。床はフロントから通路まで畳調で
くつ下移動が基本。ホテル着も作務衣風で楽。
ツインの部屋も想像以上に広くて快適すぎる。
控えめに言ってもめちゃめちゃ良い第一印象。

えっ、これに温泉やらサウナが入り放題な上
豪勢な朝食も付いて二人で一泊18000円なの?
うーん良すぎてちょっと怖い。何かあるのか?

「すごいねぇここ。サウナ楽しみだね!」

サウナハットをチラ見せして嫁ちゃんも笑顔。
さあさあ次は夕食ぞ。ぼくたちが選んだ所は…

・・・

一日目:夕食
「今夜はとことん飲みたいそんな夜」
鳥貴族デビューしてきました。

いつか行こう、いつか行こうと言い早や数年。
酒が苦手なぼくたちは結局いけなかったお店。
酒が苦手だけど居酒屋の雰囲気は好きなので
「泊まりなんだし、いいよね!」と強行来店。

「嫁ちゃんのバースデイにかんぱい!」

普段飲まないアルコールをグビグビ飲むぼく。
嫁ちゃんもガンガン飲んで二人の顔は真っ赤。
テーブルに並んだ焼き鳥は秒で消えていった。

「だぁめだよね。ぼかぁ酒入るとキャラ変わる」

「まあ、そのくらいなら可愛いもんだよ」

「ビール一杯でこれだからぁね。酒に弱すぎる」

「たまに飲むから、酔いが良くまわるのかもね」

「でもぉ、酒入って食べる焼き鳥、最高だよぉ」

「ほんとうほんとう。美味しいし、楽しいねぇ」

勢いにまかせてお互い三杯ずつアルコール摂取。
めちゃめちゃに出来上がってしまう酒よわ夫婦。
ちょっと記憶があいまいだけど凄く楽しかった。
うひひ。

・・・

一日目:サウナ

「ぐええええ・・・あはは」
「うしゅうう・・・おほほ」

フラフラになりながらもホテルへ戻るぼくたち。
鳥貴族とホテルが近い場所にあって良かったよ。
まずは水を飲んで、休息だ。ベッドですやすや。

たっぷり二時間ほど休息しむくりと起き上がる。

「行く?」

「うむ!」

サウナー(サウナ愛好家)に言葉は要らない。
ぼくたちが見据えるのはサウナ。それだけだ。
サウナハットを握りしめていざ大浴場である。

まず体を洗うところのシャワーが最高だった。
最新のシャワーヘッドで水量はもちろん最高
水のきめ細やかさで気持ちよく身体を洗える。

大浴場、露天風呂、サウナ、水風呂が完備で
これが本当にビジネスホテルなのか?という
くらいゴージャスで高級感がありまくる風呂。

お目当てのサウナはテレビも完備されていて
正直いつまでも入っていられる。雰囲気良し。
水風呂がぼくには冷たかった(13~14度)が
身体が引き締まる。全身の血流が加速される。
他のサウナ利用者も1~2名と少なくて最高。

言い忘れていたけどここ洗濯機が無料なのだ。
入浴前に洗濯機を回しておけば、洗い終わる。
乾燥機は有料だけど、脱水がすさまじいので
あとは、部屋干しでも問題なく乾いてくれた。

そして風呂上りはアイスが無料で提供される。
いくら食べてもいいんだけど節度を守ってね。
更に言うと人気の漫画がズラリと揃っている。
普通のお風呂屋さんより素晴らしすぎないか。

ととのった嫁ちゃんと部屋で合流し、バタン。
めちゃめちゃくつろぎ、サウナの余韻に浸る。

・・・

一日目:夜食

「そろそろ行こう、夫くん」

夜泣きそばの時間である。
夜中に二時間だけ提供されるという夜泣きそば。


やさしい味。疲れた胃をいたわってくれる味。
夜中の食欲を諭してくれる、おくゆかしい味。

「ああ~・・・美味しいねぇ」

嫁ちゃんもご満悦の夜泣きそば。
夜中なのにこれを食べにくるお客さんが多い。
夜泣きそば、みんなで食べれば、こわくない。

そうして一日目ははちきれんばかりのお腹で
幕を閉じました。げふう。


この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?