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本と漫画と人に優しく

私は本が好き。大好き。
小説も漫画も幼少期から読んでいる。

時間を忘れて物語に没入できる感覚。
キャラクターの心理と一緒になって
自分の意思で話を進められる神視点。
なんと楽しく、なんと贅沢なことか。
脳が喜んでいる。もっと読みたいと。

この面白さが気軽に体験できるから
本というのはすごい。ワクワクする。
本は私にとってインスタント贅沢品。

しかも本というのは誕生してずっと
世界中に読み切れないほどあふれて
今もなお増え続けているという現実。
おまけに安価だし、下手したら無料タダ
うん、ちょっと最高すぎやしないか。

「俺はなにもやることがない」とか
「ヒマすぎる、なんとかして」とか
そんな事を言う人がたまにいるけど
本を読めばいいのにっていつも思う。

でも読書を好む人って意外に少ない。

文化庁が平成31年に行った調査によると
本を完全に読まない人が47%
本を月に一冊、読む人が37%

『一か月で本を一冊くらい読むかな?』
という割合は84%も存在するという。

つまり「私読書してます」ってレア。
「私文章書いてます」なんて激レア。

そう考えるとnoteって激レアさんの
集会場みたいなところなんじゃない?
なーんて思ってしまう。

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

さてさて、そんな私は漫画喫茶好き。

どうして漫画喫茶なのかっていうと
面白い漫画ってすごく多いじゃない。
面白いものはたくさん読みたいワケ。

でも全部買うというのは無理がある。
お金もかかるし置くスペースもない。

そこで漫画喫茶なんですよ、奥さん!
金額も、置くスペースも同時に解決。
ダンナもニッコリ、上司もほっこり。

つまり、漫画喫茶は私のデカい本棚
いつでも綺麗だし、ダラダラ読める。
家で珈琲片手に推理小説もいいけど
溜まった漫画一気読みなら漫画喫茶。

そんなわけで行きつけの漫画喫茶に
先日行ったときのオハナシなのです。

私が通っている漫画喫茶は新し目で
最近リニューアルが完了したばかり。

受付に店員がいなくてモニターだけ。

入店・退店を、誰とも会うことなく
自分一人で完結できるのがポイント。
慣れたら快適すぎて最高。素敵改良。

・・・
その日は受付に70歳くらいの男性が
なんか戸惑っておろおろしてました。
入店した私と視線がバチッと合うと

「あのう、教えてもらえませんか?」

ここ数年で、漫画喫茶もシニア層の
利用が激増しているわけなんですね。

とはいえ、全てのシニア層が簡単に
無人システムを使いこなせませんよ。

もちろん、店側もシニア層に向けて
当然、それなりに配慮はしています。

『困ったらボタンで店員をお呼び下さい』

こんな張り紙が貼ってあるのですが
不安になった人間は視野が狭くなり
そんな紙なんか目に入りませんよね。
近くの人に聞きたくなるのが、人情。

このとき、ちょっと前の私だったら
「このボタン押せば店員来ますよ」
とそっけなく言って終了でしたけど
私の口から出た言葉はちがいました。

「なにかお困りですか?」

漫画喫茶の店員ばりの受け答えです。
どうしちまった、私。君は客だよね。

そこから推定シニア層の男性と共に
「ワシは以前来たことあるんだけど」
「マジですかじゃあ今回はどうして」
と和気あいあいヒアリングが始まる。

2~3分もしたら見回りの店員さん
(本物)が来たのでお任せしました。

いやあ、イイコトをした(そうか?)

分かっています。これは私の自己満。
過去の私のように即店員を呼ぶのが
正しい方向性の解決だったでしょう。

でもまあ、他に客もいなかったので
たまにこういう触れ合いもアリかな?
なんて思ったのでした。

さて、前置きがながーくなりました。
本題はここからです。・・・んんん?

さすがに長すぎたので(1500文字)
今回はここまでにします。
後編へ続きます。

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