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CoderDojo新羽を見学して気づいた、プログラミング教育のこと

お久しぶりです。E研究員です。普段はマイコンの記事を書いています。
今日は横浜市の  CoderDojo新羽を見学させてもらいました。
とても学びが多かったですが、そのなかから2点をピックアップして書いていきます。

K研究員の記事にもありますが、地域の公民館の2Fで行われており、入りやすい場所ですね。運営されている方(CoderDojo ではチャンピオンと呼ばれます)も穏やかな雰囲気の方で、ご家族そろって運営されているようでした。

CoderDojo が始まると、チャンピオンからDojoの説明が10分ほどあり、その後は参加者が自由に自分の課題に取り組んでいました。

①普段IT企業でマネージメント職をされていて、ボランティアでメンターをされている方がいました。
メンターをする理由について伺ったところ、

「私が勤めている会社は日本人のエンジニアが少ない(外国人が多い)んです。
将来の日本人エンジニアを増やしたいと思っています」

と言っていたことが印象深かったです。チャンピオンもメンターもボランティアで活動されていて、子供達の将来のためにまず自分が動こう、という気持ちが大きいんだなと感じました。


②参加者は基本的に親子で来ていました。お子さんがノートPCを広げて、「こういうことをするんだ」と親に宣言しながら自分でプログラミングを進めていました。みなさんは Windows かMac でScratch のプログラミングをしていました。

そのなかで、一人の女の子が国語の教科書を広げながらScratchでプログラミングしていました。

なんでだろう? と思ってみていると、国語の授業で出てきたお話を自分でアニメーションにして再現しようとしているようでした。

国が進める2020年の小学校プログラミング教育では、Scratch上で正多角形を書いたり(算数)、音楽を1音ずつプログラミングしたり、授業内容に付随させてプログラミングを学ぶことを想定しています。

でも、プログラミングの環境があって進め方さえ分かっていれば、小学生は自分で学びを深めていくんだな、と 大変驚きました。

また、国語の教科書のお話から好きなシーンをScratch上でアニメーションにする、というのは学校の授業に使えそうだなと思いながら見ていました(先生が評価しにくいですが)。


今日CoderDojo 新羽 さんにお邪魔した時間は40分ほどでしたが、発見や示唆がいくつもありました。今日はありがとうございました。

またプログラミング教育やマイコンについて書こうと思います。それでは。

無料のプログラミングクラブCoderDojoを運営するにあたり寄付を受け付けています。お金は会場費・Wifiの費用・教科書に使用します。