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プログラミングによって成功した現代の5人の起業家

「有名サービスの創業者たちはどんな人物なのか?」
「起業する上でのプログラミングの必要性が知りたい」

 この記事はそんな方へ向けて書いてみました。

 現代ではIT技術の普及により、それまでローカルに展開していたサービスがインターネットを介して地球上の人々に提供することができるようになりました。

それにより不動産から、食品、アパレル、マスコミ、アミューズメントまで業界を問わずに新たな仕組みとIT化されたサービスが年々開発されては既存サービスの上に立ち新たな文化を作っています。

 「世界時価総額ランキング」というものを見たことはあるでしょうか?

1位:マイクロソフト      IT  時価総額90兆円 アメリカ
2位:アップル         IT  時価総額89兆円 アメリカ
3位:アマゾン         IT  時価総額87兆円 アメリカ
4位:アルファベット      IT  時価総額81兆円 アメリカ
5位:バークシャー・ハサウェイ 金融 時価総額49兆円 アメリカ
6位:フェイスブック      IT  時価総額47兆円 アメリカ
7位:アリババ         IT  時価総額46兆円 中国
8位:テンセント        IT  時価総額44兆円 中国

世界時価総額ランキング(2019年03月末時点) 
引用:180 Limited Liability Company https://www.180.co.jp/world_etf_adr/adr/ranking.htm

こちらは世界の企業の中でも時価総額40兆円を超える全8社の企業です。
世界トップ8のうち7社をIT業界が席巻するという圧倒的な市場希望の大きさが伺えますね。

どの企業も自社サービスを展開するプラットフォーマーたちですが、提供されているサービスは皆さんもご存知の通り小売から食品、エンタメなど様々な業界にITを武器に切り込んでいきマーケットを切り開いています。
こうしたデータからも、企業にとってITの利活用は企業活動そのものに直結するほど重要だということは明白です。

 このように世界のトップを走る企業や勢いのある企業やサービスには、「経営者が元プログラマー」という共通点があることをご存知でしょうか?

この記事では、世界の名だたるサービスを提供する企業から日本企業まで、起業して成功を収めた元プログラマーをご紹介します。
経営者が語るITやプログラミングの役割や重要性などもお話ししようと思います。

■ジェフ・ベゾス(Amazon CEO)

 ジェフベゾス氏はアメリカのプリンストン大学でコンピュータ科学を専攻した後、将来の企業を見据えてビジネスを学ぶためにNYの金融機関に就職しています。
ただし、当時は金融の実務ではなくあくまで通信システムのプログラマーとして仕事をしていました。

その後優秀なプログラマーとして頭角を表したベゾス氏は、最年少副社長となりD.E.ショーというヘッジファンドからヘッドハンティングされ、活躍の場を移しました。
ここでもわずか2年でシニア・ヴァイス・プレジデントへと昇進するのなど異例の出世を遂げています。

 この頃、今となっては誰もが見たことのあるWWW(World Wide Webというインターネットのシステム)が注目され始め、ベゾス氏は利用率が伸びていることに着目しました。

プログラマーであったベゾス氏は自身が持つインターネットやプログラミングなど技術領域への知見と理解から、その当時にインターネットを使った商品の売買(Eコマース)が流行るだろうという見解を持ち、起業するために退社しました。

彼が考えるインターネットを活用したビジネスは、書籍に着想を得て1994年にカダブラを立ち上げ、インターネット書店を実現させました。

そして翌年1995年にはAmazonとして会社を正式にスタートしたAmazonはわずか2年で株式公開(上場)まで至り、ベゾス氏はインターネットバブルの成功者として名を残すことになったのです。

■仲 暁子(Wantedly CEO)

 今ではソーシャルリクルーティングサービスの最大手となった「Wantedly」の創業者である仲暁子氏は、Facebook日本法人やゴールドマンサックス日本法人を経るなどの優秀な経歴の持ち主ですが、ずっとプログラマーとして仕事をしていた訳ではありません。

むしろ、Facebookで仕事をするまではプログラマーという職業よりもコンサルやマーケといった領域の職業に憧れを持ち、「クリエイティブ」といえばアーティストや映画監督を連想していたのが同氏です。

そんな仲氏がプログラミングに触れ出したのはFacebookを退社し、Wantedlyの立ち上げに向け動き出した時期です。

 Facebookにて様々な業界を経験した同氏は多くのプログラマーと仕事をしていく中で、それまでの「クリエイティブ」という言葉のイメージが変化しています。

自ら企画して、手を動かして一から物を作り上げていくというのは一人の力ではかなりハードルが高いことです。
しかし作り上げた物を世界に発信することができることを目の当たりにした同氏はプログラマーという職業と同時にプログラミングという能力そのものにも魅入られることになりました。

その後、Wantedlyというサービスを作る中で同氏が独学でプログラミングを勉強しプログラマーとなりました。
また、経営者でありながらプログラマーでもある仲氏は、自分自身も開発チームの一因となりながらサービスの開発に取り組むことで、技術ベースの支持や知識ありきのプログラマーとのコミュニケーションなどにより理想に近いサービスの開発を実現することができたようです。

■山田 進太郎(メルカリ CEO)

 2003年にリリースされたフリマアプリ「メルカリ」の生みの親である山田親太郎氏はそれまで市場が活発でなかったCtoCサービス業界のパイオニアと言えるでしょう。

昔からインターネットに魅入られていた同氏は、学生時代からプログラミングを勉強し大学在学時には楽天でインターン生としてオークションサイトの立ち上げに関わるなどしていました。
学生時代にも自身の趣味に沿ったサービスを開発しており、大学卒業後は就職せずに株式会社ウノウを設立し当時少なかったサービスの受託開発を仕事にしていました。

山田氏は飲食などのリアルビジネスにも興味がありアメリカに留学の経験があり、「メルカリ」というサービスの原点はここにあります。
留学中の当時に、世界中のより多くの人に愛されるサービスが作りたいという着想から、実店舗型サービスはなくWEB上でのサービス提供をするという方針に至ったのです。

 学生時代からサービスを開発するなど若い頃からプログラマーの側面が強い山田氏ですが、プログラミングを勉強し始めたのは作りたいものを形にすることができるという目的に対する手段で、プログラミング自体はさほど得意ではなかったようですね。

しかしプログラミングを学ぶことによってどんなサービスや改良も、企画段階からプログラマーにとって合理的にシステムやロジックを提案できるようになり、開発スピードやよりよいサービスを作ることが可能になるようです。

■ケヴィン・シストロム(Instagram CEO)

 日本でも10代や20代からの厚い支持を受けるアメリカ発祥の写真投稿アプリ「Instagram」の創業者ケヴィン・シストロム氏。

月間のアクティブユーザ数は全世界で10億人超え、またインスタグラマーなどインフルエンサーマーケティングの発祥の地とも言える同サービスの創業者であるシストロム氏もまた元プログラマーとしてアプリの開発にジョインしています。

 Instagramがアプリの提供を始めたのは2010年10月。社員は当時13人で売上高はほぼ0でしたが、アプリの提供開始からわずか1年半でユーザ数は3000万人を超えるなど、Facebookを上回る圧倒的な成長スピードを実現しました。
その後、InstagramはFacebookに約810億円で売却し創業社員13人は成功者となりました。

創業者であり開発者の一人であるシストロム氏は元々はプログラマーではなく、マーケティングを専門に仕事をしている一般的な社会人でした。
元々は仕事に役立てるために日中の仕事の傍、夜にプログラミングを勉強し始めたのが触れるきっかけだったと言います。

■マーク・ザッカーバーグ(Facebook CEO)

 マーク・ザッカーバーグ氏はSNSアプリを提供する「Facebook」のCEOであり、Forbesの世界長者番付では最年少となった元プログラマーの経営者です。

同氏は教育には一切のお金に糸目をつけない家庭で育ち、プログラミングの教育に関しても12歳の頃から家庭教師をつけ「彼より先に居続けるのは厳しいほどに天才だ」と評価されていました。

また高校在学時に開発した音楽再生用のフリーウェアは、マイクロソフトから1億円での買取オファーが来るなど優秀であったことが分かります。
そしてハーバード大学への在学中には3つのWEBサービスを開発しています。

 幼い頃より英才教育を受け、学習意欲・能力共に高いザッカーバーグ氏ですが、プログラミングはコンピュータサイエンスを突き詰めようと思ってやっていたわけではないようです。

同氏にとってのプログラミングはあくまで「ツール」であり人の役にたって初めて意味のあるものになると考えています。

■まとめ

 今回は日本を含め有名サービス5選をご紹介しましたが、他にも国内外含め多くある有名サービスの開発には創業者自身が元プログラマーだったり、プログラミングを勉強して開発に携わっていたりというケースが非常に多い傾向にあります。

プログラミング技術は企業にとって非常に大きなエネルギーです。
なぜならサービスの企画から始まり開発、広報、広告全ての分野においてより効率的に大きな成果をあげることに役立つからです。
今や、自社やサービスのWEBサイトを持たない企業やサービスが競争で勝つことは決してできないでしょう。

そのため、経営者がプログラミングを理解し書けることはサービスを作る上でも、会社を経営していく上でも、マーケットを分析する上でも、従業員と合理的なコミュニケーションを取るためにも重要となることがお分かりいただけたのではないでしょうか?

■プログラミングを学ぶことは起業の準備

 記事やブログでよく見かける「起業するならプログラミング」という謳い文句が大雑把で飛躍していると思うことはありませんか?

そもそも起業とは会社を立てることではありません。
起業とは「このサービス使いたい!」、「このサービスを使ってよかった!」と誰かに言ってもらえるような《サービスを生み出す工程》を意味しています。

では現代ではどんなサービスや商品がより多くの人に受け入れてもらえて(サービスのニーズや形)、広めやすいか(広報)というところで、「プログラミング」が必要になるわけです。

「CodeShip」では起業を目指す生徒も多く通っています。
起業経験を持つ講師なども採用し、一から自分の手でサービスを開発していく能力や広報力を育てます。

また無料相談会では起業・就職・転職のどの方針に対してもプロのキャリアアドバイザーが丁寧にカウンセリングを行い、より計画や目標と手段を明確にします。
ぜひお気軽にご相談ください。

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