今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2023/11/21 #120

2023年11月21日 06:42

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
現在中東は、本当に大変な事態になっておりますが、産業は継続しております。アニメ関連でもマンガプロダクションズが製作出資をおこなったり、様々な動きがあります。今週の東洋経済の記事は、サウジアラビアの動きを追っている良記事でした。

アニメ会社が｢あの石油大国｣でこぞって狙う金脈

「向こうは新たな“石油”を見つけたと思っているだろうが、こっちは“金鉱”を見つけたと思っている」――。

サウジアラビアは非石油分野に注力し始めており、「アニメ」にも白羽の矢が立ちました。商慣習の違いなどはもちろんありますが、「サウジアラビア人の63％が30歳未満で、中央年齢は29歳」という若い市場は、日本のアニメ業界にとっても魅力的。ぜひ継続的に展開してほしいです。

お問い合わせから生まれたリプトンミルクティーの短編アニメ「667通のラブレター」

日々進化し続けるCX（カスタマーエクスペリエンス＝顧客体験）。
今やあらゆるシーンで求められるCX領域に対し、電通のクリエイティブはどのように貢献できるのか？

「アニメ」の面白い使い方です。「お問い合わせ」を「ラブレター」に仕立てて、予告編のようなコンテンツになっています。宣伝であれば、本編を作らずに予告で済ませるのもアリでしょう。コロンブスの卵的な発想です。強烈な余韻が残ります。

日本のアニメ・ゲームが世界的ヒットの影で「産業支援」は出遅れ状態？　「AMDシンポジウム2023」レポート

2023年11月14日（火）、ニコニコ生放送で開催された「AMDシンポジウム2023」では識者が集まり、日本のコンテンツ産業の発展についてプレゼンテーションや討論を繰り広げました。

「制作会社が予算を付けても多重下請けの中で販管費ばかりが増大し、中抜きされてアニメーターに還元されない」とは、アニメ制作会社にとって耳の痛い指摘です。今まではほぼ利益が出ない中で制作してきた会社も多いので、昨今の制作費UPに伴い、販管費を増やすのは仕方のないことかもしれません。ネフリが、発注の際に販管費の割合を決めているとのことですが、各制作会社の事情もあるので、なかなか難しいところです。

「SAND LAND」アニメシリーズ化決定！2024年春にディズニープラスで独占配信

鳥山明原作によるアニメ映画「SAND LAND」のアニメシリーズ化が決定。「SAND LAND: THE SERIES」として、2024年春にディズニープラスで独占配信される。

他の鳥山明作品に比べると「渋すぎる」との評判の『SAND LAND』ですが、シリーズ化決定で、まずはめでたいですね。CG制作のアニメは初期投資がかなり掛かるので、シリーズ化で減価償却のようにコストをならしていくのがベターです。

「第１回北のアニメ大賞」作品募集中！

北海道では今年度より新たに「北のアニメ大賞」を創設しました！
北海道の魅力発信につながる１５秒～１分の未発表のオリジナル作品を募集しています。

主催が北海道となるアニメコンテストです。クレイアニメやモーションコミックなど形式の幅が広いので、応募しやすいですね。初回なので何とか成功して、次に繋げてほしいです。

定額制動画配信サービスコンテンツ別週間ランキング

本ランキングの調査では、観たコンテンツを回答した後に、そのコンテンツを観た方法として個別のサービス名を聴取しています。そのため、特定の定額制動画配信サービスに限定せず、複数サービスを横断してリーチ状況が把握できるランキングとなります。

『進撃の巨人』がグッと上がってきました。最終回効果が表れています。とはいえ、『進撃の巨人』よりも上に位置する『呪術廻戦』『薬屋のひとりごと』の人気は盤石だったりもするので、新旧人気作品が入り乱れていて、興味深いです。

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