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『男の!ヤバすぎバイト列伝』(掟ポルシェ)を映画化してほしい

ロマンポルシェ。の掟ポルシェさんが書かれた『男の!ヤバすぎバイト列伝』は、ご自身のバイト遍歴を明け透けに綴った奇書です😁

仕事論的な本は世の中に多いです。
また、仕事そのものにスポット当てた本も多いです。

ですが、本書はそのどちらでもありません。

何しろ、バイトを始めてはすぐ辞めるの繰り返しなので、ここから何かを学び取ろうと思っても無駄です。(褒めている)

なお掟さんのバイト遍歴は以下の通り。

新聞配達

製麺所

秋鮭の一日販売

喫茶店

製缶工場

深夜の郵便局の仕分け

大学病院の院内清掃

臨床実験ボランティア

ペンキ屋

UPU(出版社)※人生最初で最後の正社員

ペンキ屋 ※元の職場

英知出版(『すっぴん』編集部)※3日間で脱走

エロ雑誌の編集プロダクション ※3週間でクビ

交通量調査

ビルの窓拭き

整理屋

説教バンド・ロマンポルシェ始動!(「。」が付くのは後年)

……といった感じで、凄まじいバイト遍歴です。
とはいえ、これだけバイトをやってきたからこそ得られた「体験」があるはずです。
今はネットで稼げる時代なので、なおさら「体験」が貴重になってきます。
こうした点が、他にはない掟さんの「強み」でもあるのでしょうね。

また本書は終始一貫してオモシロおかしくバイト仲間のことなども書かれておりますが、ユーモアの裏にペーソスあり。ペーソスの表にユーモアあり。

人は思い出をいつしか都合よくいいところだけアップデートして上書きし、心の隅から取り出しては手をかざし温まる材料にしたがるものだと思う。

人間の本質をついています。

誰か、映画の企画を立ててくれませんかね~🤣


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