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院内研修の効果検証の目の付け所その2

前回の院内研修の効果検証の目の付け所その1ではカークパトリックの4段階評価法の説明とレベル1のテンプレアンケートについてお話しました.レベル1Reaction(受講満足度)では研修受講直後にアンケートを取ることで,満足度・受講内容・講師の適正が確認することができ,内容の修正や講師の変更など研修の見直しすべき点が見えてくるので運営者の悩みも解決しやすくなります.院内研修のたびに評価することをおすすめします.

今回は,レベル2Learning(理解度)について説明します.
レベル1では満足度は確認できても,運営者が考える研修の狙いを達成しているかどうかが不明確です.研修自体の目的は共通言語としての知識やスキルの習得ですし,その結果,仕事における行動変容につながることを狙いとしています.より詳細に学修到達度を把握したいのであれば,研修前後にテストを実施して,研修を通しての理解度を評価することで可能となります.

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