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「やりたいことが見つからない」という部下に対してどう回答すればいいか

さて、前回まではコミュニケーションについて書いてきましたが、今回からはキャリアについての記事を書いていきます。

「やりたいことを仕事にしたい」
「好きなことを仕事にしたい」

こういった耳障りのいい言葉をよく聞きますし、マネジャーであれば考課の際に部下からこうした発言をよく聞くかもしれません。

これ、国家資格キャリアコンサルタントでもある筆者がキャリア相談を受ける中でもクライアントから聞かれる内容でもあります。

確かに、ネットニュースやYOUTUBEを見れば、

「やりたいことを見つけよう!!」「好きを仕事に!!」といった内容を著名人が提唱していたり、学校の先生もこの主旨の発言をしたりしてます。

もちろん、そうなれば万々歳なんですが、

そもそも「好き」を「仕事」にすることが本質的に幸せなのか…….?

と、天の邪鬼な筆者は考えてしまうわけです。

その点について考えていきます。

個人の経験や好みに基づくアドバイスには、いくらでも例外が見つかるものです。

最近では、twitterやfacebookでいかにも凄そうなセラピストの諸先輩方が情報発信をしていますが、いかにすごい成功者(っぽくみえる場合がほとんど)のアドバイスでも、あなたに合っているとは限りません。

「好きを仕事にしよう!」はその最たる例かもしれません。

キャリアコンサルタントの立場から言わせてもらうと、主観に満ちた助言の中から、あなた自身の幸せを最大化してくれるような仕事をいかに探せるのかがキャリアを歩む中では鍵になります。

「好きを仕事に」は正義なのか?

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