短歌 なんてったって
人間の都合など意に介さずに咲きたいときに桜は咲いた
あ、枝毛。あまりいろいろ気にしても生きていくには変わりはないか
また枝毛よくよく見るときれいかもなんてったって私の一部
年度末のバタバタを言い訳にして、美容室に行くのをサボっていたのですが、今日滑り込みで予約が取れたので、すっきりとカットしてもらいました。
今はショートボブで、かれこれ一年近くこの長さをキープしているのですが、お手入れ(セットやドライヤーでの乾燥など)がとても楽で助かっています。
忙しい平日の朝も、夫と狭い洗面所を取り合いながら(というより、電気シェーバーで髭を剃っている夫のところに私が割り込むスタイル)、スタイリングのヘアオイルをばばっと指で髪になじませて、ドライヤーをごごーっとかければ、「それなり」の髪型に落ち着いてくれます。
若かりし頃には、ロングヘアを艶やかになびかせて街を闊歩するようなレディに憧れもしましたが、キャラ的にも体格的にもアウトなのであきらめました。
そういえば、一世を風靡したフレーズがありましたね。「ティモテ、ティモテ〜」って。あのCMで美しい女性が、華麗なブロンドをさらさら風に預ける姿が、とても印象に残っています。
明日から新年度ですね。髪の毛繋がりで思い出すのは、大学生のときのこと。二年生に上がったタイミングで仕様の変更(?)で、学生証の写真を撮り直すことになっていました。
その前夜、一人暮らししていたアパートのユニットバスで、私は果敢に毛染めにチャレンジしました(美容室で施術してもらうなんてお金、学生時分にはなかったのです)。
薬剤の放置時間が20分のところ、夜勤アルバイトの疲れもあってついウトウトしてしまい、なんと1時間近く放置し、その結果、商品パッケージにプリントされている以上に髪色が明るくなってしまったのです(頭皮だけでなく、身体に良くないらしいので、決して真似しないでください)。
もうどうしようもなかったので、翌日、観念して「ほぼ金髪」+「寝不足」+「不機嫌」のコンボが決まった表情で、学生証の写真は撮影されました。
まぁ、一年間辛抱すればまた来年度、撮ってもらえるだろうと思っていたら、「仕様の変更」とやらはその年だけだったらしく、結局私は、卒業までその学生証を使うこととなったのでした。
友人や後輩たちが、写真と中身のギャップに対して「虚勢を張る」の例として幾度となくネタにしてくれたのも、今となっては……ほのぼのと思い出す青春の1ページです。
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