短歌 アンタレス
わたしには泣いてるように見えるけど笑顔なんだね信じてみるよ
眠れずに窓辺に寄ればほらあれがアンタレスだと赤い目のきみ
「ばかだなあ」新月を待つ窓辺にて解いたパズルは間違いだらけ
7月が終わりますね。「創作大賞」の感想投稿期間も23:59までです。エンモタケナワ!
▽参加方法など
▽改めてのお願いもリンクを貼っておきます。
▽この作品で「創作大賞2024」に応募しました
こんばんは。こちら、北海道滞在四日目です。日が落ちると、涼しいを通り越して寒いです。薄手の羽織りが大活躍です。
アプリから東京の自宅のエアコンを操作できるよう設定しておいたのですが、その画面で室内と室外の気温が見られるのです。今日は朝9時には室外が38℃以上あって(設置場所の問題もあるとは思うけど)、「灼熱」という言葉がぴったりだと感じました。。
今、札幌からさらに高速バスで四時間ほどでたどり着く町で、穏やかに過ごしています。レンタサイクルを借りて、風を切って坂道を下ってみたり、モザイクアートが美しいタイルの街道を走ってみたり、とある界隈で伝説のように語り継がれている場所を訪れてみたり。
自転車に乗るのも久々でしたが、予報にはなかった強い雨に降られて、ずぶ濡れになりながら自転車を走らせました。なんかもう、とにかく楽しかった。滞在先の宿までの道を、大雨の中ふたりで激走です。楽しくないわけがない。
よかったなぁと思えたのは、この雨が大きなトリガーとなったこと。普段暮らしている街での暮らしが、じわじわと、しかし確かな抑圧としてふたりを息苦しくさせているんだなー、としみじみ実感しました。
というのも、もう爽快なレベルで彼は「自分」を思うままに解放できたからです。つまり、日常生活では制御なり秘匿なりが求められがちな「狂気」(と周囲が呼びたがるもの)を好きなだけ発現することができたようなのです。
それと同時に、そんな彼のことを「受け止めよう」とか「理解しよう」とかじゃなくて、私はただ、そばにいたいと思えた。このことがとにかく嬉しいし、私は私で、通常に輪をかけてふざけ倒せることが、とても心地よいのです。
慣れない町だけれど、空気感がふたりにフィットしている気がして、どうしても手紙を出したくなりました。自転車でメインストリートを走ると、なんとキャン◯ゥを発見し、無事に便箋などをゲット。百均に覚える抜群の安定感よ。
「なんだかんだで、チェーン店にはお世話になるねぇ」
と私が言うと、彼は目元を細めて答えました。
「そうだね。セブンイ◯ブンとか役場とか警察署とか、チェーン店は落ち着くからいいね」
深くつっこみませんでしたが、コンビニと警察署が並列しているところが味わい深いと思いました(講評)。
セブ◯イレブンももちろんいいのですが、北海道に来たならば、コンビニといえばセコマです。滞在先でお世話をしてくれている方から事前にPDFで添付されたマップも、すぐそばのセブンではなく少し離れたセコマが記載されていて、道民としての強い矜持を感じました。
かくいう私もほんのり元道民なので、もちろんグッときました。
さて、北海道滞在も折り返しです。のびのび、ほのぼの、引き続きゆるりと過ごしたいです。この旅行記がいつかまとめられたら、note記事にできたらいいな。
それでは、また8月にお会いしましょう〜!
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