見出し画像

短歌 ファビュラスソフィア

筆箱の隅にくしゃりとパンダの絵いつかどこかで使った切手
 
変なひとばかり周りに集うのはわたしが変だからなんて変だよ 
 
猫の名はファビュラスソフィア呼ぶときは結局ファビと略されるけど


今日はとても過ごしやすくて、ゲリラ豪雨も降らなかったので気持ち的にも穏やかな一日でした。

友人が関わっている地元のコミュニティカフェでキーマカレーセットをいただき、セットでついてきたアイスコーヒーが美味しかったのでそのまんま「美味しいですねー」とスタッフの方に伝えたら、「あら~」と喜んでくれて、その勢いで(?)パンナコッタをサービスしていただきました。あらま。コーヒーにもよく合い、思わぬ甘味に恵まれたことに、心がほのぼのしました。

普段あまり行かない方面をぷらぷら歩いてみようと思い、「○○の歌舞伎町」的な路地に突入してみました。平日の昼間なら、まあ私みたいなボーっとした奴でも安心して通れるだろう、と。

(ちなみにこの街に引っ越して間もないころ(十年以上前)、その路地の危険度を知らなかった私は、あろうことか金曜の夜に飲み会のあとふらふらと足を踏み入れ、千軍万馬の猛者たちにエンカウントしてしまい、這う這うの体で逃げ出したという壮絶な過去があるのだ……)

で、その路地にとある看板を見つけました。その場でスマホのカメラレンズを向ける勇気はなかったので、リンクを貼っておきます。その名も「21時にアイス」。

これは……。

ちょっと前にできてらたしい。全然気がつかなかった。だってこの路地、入らないから……。


「21時にアイスを食べよ」という意味なら、胃もたれからの睡眠の質の著しい低下の恐れがあるので、なるべく避けたいところ。 
 

「21時にアイス」が「21時手前のアイスは認めん」という意味なら、20時57分のアイスは認められるのか否か(役所の窓口みたいに一分たりとも融通を利かせるつもりはないのか)。
 

16時から営業しているらしいけれど、16時過ぎに買ったアイスはやはり21時をまわらないと食べてはならないのか。
 

結局雪見だいふくがうまい(そして安い)。

この①~④を頭の中でぐるぐるさせながら、またてくてくと駅のほうに戻ると、サーティワンアイスクリームの店舗の前で、元気いっぱいの女子高生たちが「やっぱポッピングシャワー一択じゃね?」みたいな話をしてはしゃいでいました。

知っています。ポッピングシャワー。サーティワンアイスクリームの定番商品です。ビジュアルがかわいいですよね。もちろん知っていますとも。

……( ^ω^)?

――私はとある事実に、気づいてしまった。

ワタシ、ウマレテコノカタさーてぃわんあいすくりーむヲタベタコトナイヨ……。

はー。まだまだ自己洞察とか自己覚知とかその辺のもろもろが未熟なのだな。のびしろ多めで嬉しい。嬉しいよ。

ここまできたら、以後の人生で「いつまでサーティワンアイスクリームを食さずに生活していけるか」にトライしてみようと思います。どうでもいいように思えることに情熱を注げることそれ自体は、とても有意義だと思ったりする。

帰りに、コンビニで雪見だいふくを買って帰りました。趣向を凝らした素敵な高級アイスもきっと美味しいんですが、なんだかんだで「雪見だいふく」とか「ピノ」「チョコモナカジャンボ」ラインを求めてしまうのは、帰巣本能の一種かもしれません。

いいなと思ったら応援しよう!

笹塚 心琴
よくぞここまで辿りついてくれた。嬉しいです。

この記事が参加している募集