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そのカッコイイ屋号や商品名では伝わらなくて売れない!

ビジネスを始めると、まず誰もが初めに考えるのが”屋号””商品名”ですよね。

会社名、お店の名前、商品・サービスのネーミング、プロジェクト名などなど。

いろいろ練りに練って考えて、他にはない独自色を打ち出そうと誰もが考えるでしょう。

でもちょっと待ってください。

お茶でも飲んで落ち着いて、よーく考えてみてください。

その名前
「何屋さんなのか?」
「どんな商品なのか?」
「どうなれるのか?」
それらが一瞬で誰にでもわかるものですか?

カッコいいカタカナで、意味を解説しなければわかってもらえないものではないですか?

漢字の当て字の組み合わせで、読み方も迷うようなものではないですか?

もし、そうだとしたら、それはすごくもったいない!

まず人は、自分が興味・関心があるものでなければ意識に入ってこないんですね。

あなたのこれまでの経験を思い出してみてください。

例えばあなたが車を買う時、どんな車種にしようかなど考え、用途や価格帯や好みなどに照らし合わせて、いくつか候補を絞り込むでしょう。

そうした途端、その候補に入った車がやたらと目についたことはないですか?

これはきっと車に乗る人なら”あるある”だと思いますが、それは候補になった途端にあなたの意識がそこに向いたから目に留まるようになっただけで、それまでもその車は同じように走ってたわけですよ。(完全な新モデル車種は別として)

でも、それまでは意識していなかったので、視界には入っていてもあなたの意識に入ってこなかったわけです。

つまり、人は意識にあるものしか反応しないし気付かないようになってるわけです。

そうした人間の行動心理を踏まえた時、そのネーミングが対象となる顧客層にその役割・効果がわかりやすく伝わるものだったとしたら、どうでしょうか?

きっともっと多くの顧客ターゲット層の興味・関心をひいて、より沢山の人に買ってもらえるようになるはずです。

ではここで2つの実例をあげて解説します。

あるメーカーから「三陰交を温めるソックス」という靴下が発売されましたが、残念ながら売れ行きはあまり良くなかったそうです。

皆さんは三陰交ってご存知ですか?

私はヨガ指導者でもあるので、身体については専門知識を持っているのでわかりますが、身体に関わる仕事(整体、鍼灸、医療など)に携わっていなければ、あまり馴染みがないかもしれませんね。

足の内くるぶしの少し上の辺りにあるツボで、ここにお灸をしたり温めると全身の血流が良くなるので、三陰交を温めることで身体が温かくなる靴下ですよ!という商品名なわけですが、やっぱりちょっとわかりにくいですよね。

そこで商品名を変えると、一気に売り上げが17倍以上にあがったそうです。

その商品名は「まるでこたつソックス」

確かにこの商品名なら、この商品がどういうもので、どういう効果があるのか一瞬でわかりますよね。

もう一つの事例は、ネピアさんが出した「モイスチャーティッシュ」

これも発売当初は予想ほど売れなかったそうですが、商品名を変えて売り上げが10倍以上に跳ね上がったそうです。

その商品名は「鼻セレブ」

これも、そのティッシュの持つ特徴や使い心地が一瞬で誰にでも伝わりますよね。


このようにビジネスにおけるネーミングは、お客様に求められて欲しいと思われるようなものにしておくだけで、集客や売上は大きく変わってきます。

そこで、改めてあなたのビジネスにおけるネーミングを見つめ直してみてください。

それは、誰にでもすぐにわかるものでしょうか?

その役割や特徴、メリットなどが伝わるでしょうか?

こうした見方そのものがマーケティングの根幹にある顧客視点なわけです。

ビジネスは売り手側の独りよがりになってしまっては、絶対にうまくいきません。

今一度、そうした基本に立ち返えって見つめ直してみてください。

そこに、ビジネスが大きく飛躍するキッカケがあるかもしれませんよ。


ココソラビジネスコンサルタントは、あなたがビジネスで成功し豊かな人生を楽しむためのサポートをしています。


吉川正三 ココソラビジネスコンサルティング 代表


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