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2023年を振り返る|ココカリ心理学コラム

来年に想い馳せる前に、今年やったことを総評してみましょう。私が年初に立てた目標は、●心療内科勤務をやりきる●シニア食堂の解像度を上げる●認知行動療法を研鑽する、でした。

シニア食堂の仕込みができた

今年はこれができたのが一番よかった。春にいくつかの既存団体にコンタクトをとり、オンラインで話を聞かせてもらったり、実際に活動している現場にお邪魔させてもらったり。自分がやるならこんな感じだろうかという大まかな見通しが立てられました。夏以降は手をつけず寝かせてたけど、心のどこかに常にシニア食堂はあったので、来年はこの分野の歩を進めることになるはずです。

2年間の高齢者縦断研究を完遂できた

心療内科勤務は、場所を変えながら5年間やった。やり切った!と胸を張れるところまで来れたことが嬉しいです。高齢者デイケアを2年間に渡り担当したことで、認知症の人が生活の中でどのような経過を辿るのか、文字通り間近で刮目することができました。私の高齢者心理学の学識に、実体験からでしか得られないリアルが備わった。この経験は必ず今後の活動で大きな優位をもたらしてくれる。ありがたい。デイケアでの成果はまた別のコラムで発表するつもりです。

BCTを実践できた

2022年秋に研修を受けたボディコネクトセラピー(BCT)を、臨床場面で何回も活用しました。トラウマケアに一定の効果をみたと思う。私の心理臨床の武器がひとつ増えた実感が嬉しかった。新しい技術とか知識とか、アップデートを怠らない大切さを感じました。

CBTの深掘りができなかった

一方で、反省点にもなるけど、認知行動療法(CBT)の深掘りができなかった。当初の目標では学会や研修に参加して今以上に深める計画だったけど、夏あたりから心療内科勤務を畳むことによるモチベーション低下期があり、行動に移せなかった。認知療法コラム法のデジタル適応と、強迫性障害や全般性不安障害などに対する手法の理解促進は、来年に持ち越しです。

独立開業できた

独立開業する予定はなかったものの、なんか流れ的にそうなってしまいました笑。とはいえ無鉄砲に立ち上げたわけではなく、40歳で会社員を辞めた時から「50歳までに一国一城を持てたらいいな」とぼんやり考えていたので、時が来た、機が熟した、という感じでしょうか。子を育てるが如く、丁寧に誠実に運営していきます。

サッカーを辞め、ロードバイクとゴルフを始めた

今年は仕事よりもプライベートの転換のほうが大きかったかも。学生時代に17年間程、再び35歳から11年間やったサッカーを卒業し、新たにロードバイクとゴルフを始めた。新しい競技はうまくいかないことの連続で、すぐに投げ出したくもなるけど、やり続けることで上達する喜びを改めて教えてくれた。心身の健康保持のためにも、運動習慣は維持したいですね。

さて総評ですが、色々やれたじゃないか2023年、と言いたい笑。今年一年頑張れた自分に「ありがとう」を贈ります。