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【事例】合わない相手にイライラしないわたしになる!(1/2)

職場の人間関係の辛さだったり、やりたいことが定まらないことだったり。こころナビゲーター®のサービスで、いろいろお聴きしてきた綾乃さん(仮名)のお話。綾乃さんのこころの自由を制限していた、いよいよラスボスか?という対象を絞り込んでいきます。

お話しいただいたご本人の了承を得てご紹介しています。また、個人を推定できないように一部設定を変えています。


イラっとする相手は2人

山根 「よろしくお願いします」

綾乃 「お願いします」

山根 「えっと、前回どこまで行きましたっけ」

綾乃 「イヤミちゃんを読むっていうのと。で、あとはちょっと一度、土日、自分のこころの変化を読み取って、まあ、ラスボスとどうお付き合いするかを見てみますっていうとこで」

山根 「そうそうそう。その話をしましたね」

綾乃 「で、まあ、けっこう季節の変わり目で、地域のこととかがけっこうバタバタいろいろあったので」

山根 「うん」

綾乃 「まあずっと動いてはいたんですけど。自分のこころの変化っていうのを気をつけて見てました。特に土日は」

山根 「うん」

綾乃 「うん。で、出てきたのは。やっぱり、その言われた通りに動くのは腹立つっていうのは、なんでだろうっていうのを。その時にイラっとしたら考えるようにしてて。で、結局言いなり、イコール服従する」

山根 「うん、うん」

綾乃 「それは負けやっていう風に思ってるわたしがいてるっていうのが出てきたんですよ」

山根 「うん」

綾乃 「負けたくないってやっぱり気持ちがあるのね」

山根 「うん」

綾乃 「で、常に勝ちたいわたしがいるっていう風に。そうすると、やっぱりなってるんだな」

山根 「うん」

綾乃 「あなたより上にいてないとっていう相手より上にっていうわたしがやっぱりいるんだなっていうところが、まあ見えてきたっていうのが1つと。その感情は、みんなには出ない」

山根 「みんなには出ないって言うのは?」

綾乃 「あの、特定の人と接する時にだけ発動する感情だっていうのが分かってきました」

山根 「ほぉ」

綾乃 「9割は出てない。その分出た時が強烈で。今、わたしが、わたしの中で把握してるのは2人」

山根 「うん」

綾乃 「同居してる姑さんと、それから会社で言うと、わたしの直属の上司。この2名」

山根 「ふ〜ん」

綾乃 「この人とにだけ、すごく出るなっていうのを感じました。日曜日の夕方に」

イライラするのはどんな人

山根 「会社の上司は男性、女性?」

綾乃 「女性、直属は女性。だから対男性にはここまでの気持ちはないなっていうのも気づきです」

山根 「うん」

綾乃 「さあ、こっからどうしようかなってとこですね。ここまで見えてきたので。特定の人に対してっていうのがわかったから。その時には特に注意していけば、なんかまあ変わっていけるのかなっていうのはね」

山根 「うん」

綾乃 「思いながら。ま、こう1日2日過ごしてるって感じですね。今」

山根 「え〜と、綾乃さんとしてはどうなるのが理想なんでしょう?」

綾乃 「わたしとして、どうなるの。あの〜、、、なんだろう、、、変わらなくてもいいかなと思ってるんですよ。変わらなくてもいいっていうとおかしいな。どうなりたいか、、、」

山根 「うん」

綾乃 「あの〜、相手の態度に関係なく、わたしがイライラしなくなったら、もうそれでいいんですよ」

山根 「うん」

綾乃 「なんかそこに持っていけたらいいなっていうのが、わたしの多分着地点です」

山根 「じゃあ、まあイライラしなくなれたら、オッケーって感じ?」

綾乃 「そう。だから、イライラしないってことは、多分。言いなりになりたくないとか、その負けたくないとかっていう気持ちからも、多分離脱できるという風に思うので」

山根 「うん」

綾乃 「うん」

山根 「そうですね」

綾乃 「そう〜」

山根 「と言うことですね〜」

綾乃 「だいぶだから。絞れてきたのかなと思ってます」

山根 「そうですね、まあ、とりあえずイライラしなくなれたらいいんですね」

綾乃 「そうですね、うん」

山根 「これ、あの、この原因の根幹がどこにあるかわかりましたか?」

綾乃 「イライラする根幹?」

山根 「この2人の人に対してイライラする、そのこころの大元は」

綾乃 「う〜んとね」

山根 「うん」

綾乃 「お姑さんはちょっとわかんない。ただ、昔から合わないので。まあ絶対合わない人っているので。まあ、そういう人なんかなっていうのをざっくり思ってるのと」

山根 「うん」

綾乃 「上司については。なんだろう。元々は多分ね、同じ種類の人なんですよ」

山根 「うん」

綾乃 「うん。だから本当は分かり合いたいのになっていう。だから、協力し合えたら多分すごい。あの〜、めちゃめちゃパワーは2倍どころじゃないはずなんですよ」

山根 「うん」

綾乃 「だから、なんだろう。でも、一緒にやっていこうとかっていう気持ちはないんですよ。わたしはわたし、あの人あの人でやっていけばいいと思ってるので。あの、合うとは思ってないんですよ」

山根 「うん、うん」

綾乃 「なんだろ。ピースの合わないジグソーパズルって感じかな。お互いだからでこぼこしてて」

山根 「ですよね〜」

綾乃 「合わさると強力なんですけど、なかなかその合わさる口が見つからない、って感じかな」

山根 「ふ〜ん」

綾乃 「でもお互いがそれぞれ強烈な色とか個性を出してるので。そのパズル1ピース分でも十分に今成り立ってるんですよね。なんか、それがもしかしたら問題なのかもしれない」

イライラの大元は?

山根 「そうなんですね〜、、、えっとね。えっと〜、普通、心理カウンセラーの場合」

綾乃 「はぁい」

山根 「直属の女性の上司って、まず疑うのはお母さんなんですけど」

綾乃 「はい」

山根 「お母さんって。綾乃さんそんなに仲悪いような話を聞いた記憶がないんですよね」

綾乃 「あのね。晩年は仲良かったんですけど。仲良かったっていうか、わたしがだいぶ合わせたんですけど」

山根 「あら?!」

綾乃 「元々はねぇ。すごい、う〜ん。仲悪いじゃないんだけど」

山根 「うん」

綾乃 「高圧的だったんです、母は」

山根 「あぁ〜」

綾乃 「で、すごくやっぱり自分の思い通りにしたいっていうのが。すごく強い人で。どっちかっていうと、やっぱりそこの顔色を見ながら育ったっていうのはあったので」

山根 「うん」

綾乃 「すごく厳しかったんですよ、本当に。それはあなたが大きくなった時に困らないように、あなたのためを思って言ってるのよっていうのがすごかったので。もう、あのご飯の時のお箸の持ち方とかすごかったんですよ」

山根 「ふ〜ん」

綾乃 「もう食卓のね、わたしの座る目の前に、お箸の持ち方ってね、新聞の切り抜き記事、大きいのがバーンと貼ってて。もう色変わってるの。何年も張ってるから」

山根 「は〜」

綾乃 「うん。でも、橋の持ち方すごく厳しくて。ただ、大人になってからわたし、すごくお箸の持ち方綺麗ってどこに行っても、会食の席で必ず褒められるんですよ」

山根 「うん」

綾乃 「あの〜、すごくお箸さばき、綺麗。どこで習ったのって。本当にいろんな方に言われて」

山根 「うん」

目からウロコがボローン!

綾乃 「なんか今から思ったら感謝しかないんだけど。幼少期は苦痛でしかたがなかった」

山根 「そうなんですね〜」

綾乃 「そう。でも、結局、最後は全部ありがとうって気持ちに変わってるから。マイナスじゃないんですよ。ただ、途中経過っていうところでいくと良好ではないですね。厳しかったし。うん」

山根 「いやぁ、ほんとにぴったり出てくるものなんですね」

綾乃 「そういうことか!」

山根 「そうです、そうです」

綾乃 「そう。あ〜、なるほど〜。すごいね、心理学って」

山根 「お母さんが2人もいるっていう状況に。今いるわけですよね」

綾乃 「そうですね、もう母いないんですけどね」

山根 「うん、うん」

綾乃 「だから、そうですね。でも言われてみたら、そうですね。うん」

山根 「そうですね〜、、、で、どうしましょうって感じです」

綾乃 「でも、なんかそこがわかって、今ちょっとすごい。なんか、ウロコがボロ〜ンって取れた感じ!(笑)」

山根 「(笑)そう。ボロ〜ンって取れますよね」

綾乃 「なんでだろっていうのが。一瞬で取れた」

山根 「うん、一瞬で取れますね」

綾乃 「あ、お母さんか。そっちの視点はなかったと思って」

山根 「うん、うん。ねぇ。そう、これがね。投影のすごいところで」

綾乃 「うん」

山根 「あの、本人は全くわかんないんですけど」

綾乃 「わかってなかった」

山根 「うん、でもやっぱりね。やっぱりそうだった」

綾乃 「うん。そう厳しい母でした」

山根 「うん、うん」

(続く)


次はいよいよ文字通りのクライマックス!


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