【事例】自分の中のダメ出しする自分(1/3)
前回に引き続き、こころナビゲーターのサービスでお聴きした、綾乃さん(仮名)のお話。シリーズ第三弾。どのような展開になっていくのか、ご紹介していきます。
お話しいただいたご本人の了承を得てご紹介しています。また、個人を推定できないように一部設定を変えています。
やりたいことが進んでいない
山根「よろしくお願いします」
綾乃「お願いしま〜す」
山根「さぁ、なんか前回ね。色々ありましたけど(笑)」
綾乃「色々出てきましたね。闇が」
山根「そう。今日どうしますかって感じですね」
綾乃「そうね、どうしようかな。そう。だから、何を喋ろっかなってと思ってて〜」
山根「前回の続きになるのかな」
綾乃「前回の続きになるかなと思ってて、うん」
山根「今、こころにあるものはなんですか?」
綾乃「今、こころにあるものは、、、長いスパンでいくと、やっぱり多分体制が4月にボロっと変わりそうなんで。下手したらわたしも職場を移動しなきゃいけなくなるかもしれなくて。どう組み立てていこうかなぁと言うのもありつつ」
綾乃「なんかこう。ぐるぐるいろんなことがあって。やらなきゃいけないこととか。思ってるだけで、何にもできてないなっていうのが今こころにあること。かな〜」
山根「思ってるだけで、なんもできてないな」
綾乃「そんな状態です」
山根「そうなんだ」
綾乃「うん」
山根「何が起こってるんでしょうね?」
綾乃「ね〜、何が起こってるんだろう。全部やらないといけないと思ってるわたしがいるのかな。あ、いるな〜(笑)」
山根「やらなければいけないことも。まあ、あるんでしょうけど」
綾乃「うん」
山根「やりたいことはどうなってますか?」
綾乃「やりたいことが進んでない。かな〜。そうですね、進んでないね〜」
山根「例えば?」
綾乃「例えば運動もしたいのに、そうね、残業とかなんか違う用事が入って。今日無理だな。やめとこうとかいうのが続いたし。そうね、ブログとかもしたいなと思ってるのに、なんかそれも気乗りがしなくて、できてない。まぁ、とりあえず『まぁいいっか〜』みたいに」
山根「まぁまぁ、それはとりあえず『まぁいいっか〜』でいけてるわけですね」
綾乃「だから、まぁ、なんていうんだろ。できてないな〜って思いながらも『まぁいいっか〜』で終わってるって。なんとなくは、全然やってないわけじゃないからいいやっていう。なんか、なんだろう。でも、こんなんじゃダメだよなっていうモヤモヤですね。いまね」
やりたいことを絞るのか、、、
山根「『まぁいいっか〜』は進んでるのかな?」
綾乃「そう。だから、『まぁいいっか〜』はね、あの定着してきた。ただ、この『まぁいいっか〜』でいいのかっていう別の問題はあるっていう(笑)」
山根「こんなんじゃダメだろが出てきたんですね」
綾乃「あ、そうそう、そうそう。だから、『まぁいいっか〜』ですごく楽になった部分はあるのに」
山根「うん」
綾乃「一方では、そう。こんなんじゃダメだろっていうのも存在してる」
山根「うん、うん。そこどうなんでしょうね」
綾乃「だから、やりたいことを1つに絞る方がいいのかぁ」
山根「うん」
綾乃「このまま色々やり続けながら。その中で出てきたことをピックアップしていく方がいいのか。どっちがいいんだろなっていうことを。まぁまぁここ2、3日思ってます。ていう状態かな。こころの中は」
山根「どっちがいいんだろう」
綾乃「どっちがいいんだろう」
山根「て迷ってるわけですよね」
綾乃「う〜ん、そうですね。迷ってますね、だから絞り込む自信がないのかな。これっていう風に」
優先順位をつけるのか、、、
山根「絞り込む自信がないっていうことは逆に言うと」
綾乃「うん」
山根「綾乃さんの中で優先順位がちゃんとはっきりしてないって感じですかね?」
綾乃「あ〜、してないですね。だからどれが1番にもなれるし、どれを1番にしてもいい。1番がつけられない状態。そう考えるともっと大事なものがあるのかもしれないですね」
綾乃「うん、今喋ってて思ったんですけど。その絞り込む自信がないってことは、優先順位がつけられないってことよねって言われて。あ〜、確かにつけられてないなっていうのも思って。てことは、この人たちの上に何かあるのかな。なんだろうみたいな」
山根「もっと優先順位の高いものがあるかも?」
綾乃「うん。でもそれはないなと思ったりね。うん」
山根「その優先順位をつけるんだったら。つける対象って何と何なんですか?」
綾乃「つけるとすると、今の仕事でしょ。それから、ま、未来の自分に向けた、仕事ですね。そこの部分。あとはやっぱり運動はずっと続けていきたいので。体力。運動ではね。で、あと、家のこと」
綾乃「そう」
綾乃「どれも1番なんですね」
山根「うん、どれも1番なんですね」
綾乃「どれも。なんていうのかな。逆に、これはなしにしてっていうことはできない」
山根「うん」
綾乃「なんか削除はできないっていう状態。だから1個選んでって言われたら。1個は選べないっていう状態です」
どう配分するか、、、
山根「でもどうなんだろ。1個選んで。なんか、え〜っと〜。今の4つですよね。この4つって、どれかを選んで、どれかを捨てるっていう感じじゃないような気がするんですけど」
綾乃「なんかね、全部で1個なんです」
山根「なんか、うん。それぞれが綾乃さんにとっての1部分なんだろうなって感じ」
綾乃「そうそう。1部分。いい表現してくださった。そうそう。だから」
山根「だから、あの捨てるとかないと思うんですよね」
綾乃「どれが欠けても、多分ダメで。ダメでっていうか。どれがなくても完成しない」
山根「うん、あ、その発想なんですね」
綾乃「なんていうんだろう。今の4つで1つの円ができるみたいなイメージです。わたしの中では」
山根「うん、うん、うん」
山根「そうすると。ま、1つの円なのであれば。なんだろう。配分って感じかな」
綾乃「あ、そうですね」
山根「どう配分するか。優先順位をつけるというよりは、どう配分するかが、多分刻々変わってくるんでしょ」
綾乃「変わります。だから、朝と夕方で配分が変わってる。で、それがうまくいかないから、余計に今、多分モヤモヤしてます」
山根「何がうまくいかないんですか」
綾乃「配分。配分が変わることに」
山根「え、どういうこと、どういうこと」
綾乃「え〜と、だから、朝は、今の仕事を今週、頑張ろうみたいな。7割ぐらいのところに配分があるとするでしょ」
山根「はい」
綾乃「でもそれが次の日になったら、もうそれが、もうもう色々あるし。もういいわ。5割でいいわとかね。定まらない」
山根「うん」
綾乃「うん、なんて言ったらいいんだろう。同じ熱量で、やり続けられないから。言葉で言うと」
山根「ん〜、それ聞いてると。なんか不思議な気がするんですけど。その配分って多分刻々変わるんだろうなって思ってて」
綾乃「変わる。あ、変わっていいのか」
山根「今はこれが5割ぐらい大事で。今はこれは1割でって。それが次の日になったらまた変わってっていうか。もう、あの、多分刻々と時間ごとに変わっていくんだろうなって気がするんですけど」
綾乃「変わってる。変わってる」
山根「え〜っと、それに対してなんか不満を持ってらっしゃるように感じるのはなぜっていう」
綾乃「あ!でもね〜。なんか、今ちょっとわかったような、わからないような。あの、同じ配分でないとダメだと思ってる自分がいてる」
山根「あら?」
綾乃「だから、配分が変わるから、もやもやするのかな。こんなんじゃダメだろ。昨日あんなにやる気あったのに、どうしたんだみたいな。ダメじゃない、こんなんではっていう。そこでこんなんじゃダメだろが出てくるっていう」
山根「お〜、出てきた(笑)」
(続く)
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