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部屋とYシャツと精神状態

昨年からパートを始めたが、その時何年もブランクがあって、やっと勇気を振り絞って応募した。学校給食センターで以前から憧れていた夜勤だ。
ブランクとは言っても、その間に月1回の経理補佐の仕事は親族から辞めさせてもらえず(続けてほしいと懇願され断れず)鬱々としながらも続けて、知り合いの人から紹介してもらった単発のアルバイト、10・11月の大安の日の神社の受付、年末年始の神社の掃除と返納されたお札を燃やすとかなら数回ながらも行き、なかなかパートに応募する第一歩を踏み出すことができず悶々としていた。

遡ること今から8〜9年前、上の娘が小2〜3、下の息子が年長〜小1ごろからわたしは家にこもるようになり、自分は価値がない存在だと自己肯定感はどんどん下がっていた。自分に自信もない、引越し後の荷物がなかなか片づかない、家事が段取りよくこなせる人はすごい、夕暮れ時にやっと買い物に出かけ、月極駐車場から家まで歩きながら観るマイホームやマンションの窓から漏れる温かそうな灯りに、一家団らんを想像して何よりも羨ましかった。
今思えば、わが家にも一家団らんはあったのだろうが、自分ではそれに気づいてなかった。温かいあの灯りで想像していた一家団らんを、わが家では体感してなかった。

夫とは再構築中だった。いろいろあって1度は荷物をまとめてこどもたちを連れて家を出た過去がある。それでもやり直してみようと決めて、また一緒に住み始め数年たった頃、今の家に引越した。30代前半の体力的にも何とか乗り切れた頃と違って、荷ほどきも辛く鬱々として、いわゆる引越しブルーだった。そこから荒れた部屋のまま、現在に至る。
途中で、整理収納アドバイザー2級、1級も受講して筆記試験勉強も7〜10日ほど短期集中猛勉強して筆記テスト合格準1級取得、残るは実技試験のところまで漕ぎつけたが、そこでパワーが切れてしまった。注:なぜパワーが切れたのかはまた後で書く。

こどもの成長、発達で気になることがあっては悩み、家事の段取りが悪く上手くこなせないと落ち込み、こどもが登校した1人の時間をうまく使えず、家事が進まない片づかない部屋で溜まった洗濯物を横目に現実逃避でスマホやタブレット端末でゲーム、SNSは時間泥棒、こどもが登校して家にいない間にニンテンドーSwitchに手を出してスプラ沼にどっぷりハマり自己嫌悪。言い出せばキリがないが、そんなわたしがパートに応募したのだった。しかも夜勤に。
夜勤と言えば、PTAで会ったことがある看護師をされている親御さんがPTA活動のその日は夜勤明けとか聞くと、スゴっと盛り上がり話題沸騰になる。妄想できっと旦那さんが朝から自分のご飯も茶碗によそったり、こどもたちの朝ごはんも面倒を見てくれて、朝こどもを送り出せず先に出勤したとしても、こどもたちが自主的に自分が使った食器を洗って登校するらしいと、そこまで想像していた、あの憧れの夜勤。
夜勤パートを始めて今は8ヶ月経った。
意外と家族が協力してくれて助かっている。最初の頃は朝ごはん、夫が弁当がいる日は昼の弁当まで作って夜勤パートに出ていたが、今は翌朝の米も炊かずに出勤する日もある。
家事は無理せずできることだけする。睡眠を分割でとりながら最低限の洗濯を回す、できたら干す、食器洗う、ご飯作るを必死で何とかやる。洗濯回せない日、回せたのに干せない日、ご飯が買ってきたお惣菜や弁当の日もある。ゴミはきちんとゴミ出しの日に出せないのでまとめて週1回とか掃除機も週1回かけられればOK。
Yシャツなんてアイロンかけるかこのヤロウー、数年アイロン掛けしてないわー、というわけで部屋は引越しから程よく散らかったまま現状維持、精神状態は程よく安定の低空飛行。
そしてパート(学校給食)が夏休みに入った!

続く

最後までお読み下さり、ありがとうございました!

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