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寂しさを包み込んで


わたしの中には、ずっと押し込められてきた寂しさがあって、最近ようやく、表層の感情や症状が剥がれて、根本の生きづらさの原因みたいなものに触れました。

それは、この二年、お世話になっている、沖縄の整体師さんのオンラインセッションでお伝えいただいきました。その時、感情の乱れが激しく、手指の関節が痛み始め、心身が悲鳴を上げ始めたことの原因が、娘の小学校入学による環境の変化や、それに伴う忙しさだと誤魔化していたこともあり、整体師さんの一言で、やっと気付いてもらえた、という魂の安堵からか、涙が溢れてきました。


前世にも遡るほど、相当長い間押し込められてきた、その【寂しさ】。

繰り返される胸の痛み。

一朝一夕で癒されるものではないことを、整体師さんは伝えてくださいました。

【この後の人生をかけて、ゆっくり癒していくことになると思います。】の言葉に、この得体の知れないしつこい胸の痛みをなくしたいと焦っていた自分に気付かされ、途方に暮れるような、あきらめにも似たような、いろんな気持ちが込み上げてきました。

そのあと、気持ちの整理も兼ねて、信頼できる方にメッセージを送ったあと、娘と買い物に出かけるバスの中で、ふと浮かんできた答えが、

【内側の光で寂しさを包み込んで、共に生きればいい。】

でした。

その瞬間、この寂しさをいらないものとして、排除しようとしていたこと、この寂しさがあるから、今それを癒すような創作表現ができていることにも気が付いて、長い間ちゃんと感じようとせず、目を背け続けてきてごめんね、って、寂しさからくるこの胸の痛みを、心から歓迎することが出来、とても楽になりました。

ずっと切なさと共に生きている自覚はあったけれど、それを寂しさと認める勇気がなかったのだな、と今となっては思います。

でも、寂しさって、わたしにとっては、やっぱりとても大事な感情で、それによって、人にも、環境にも、深い感謝が湧いてくるきっかけになっている気がするし、創作意欲にも繋がっている。だから今はきっと必要なものなのでしょう。

なくなったら、昇天しそうな感じがするので。

これがわたしの人生なのかぁと認めたら、人の人生の多様性が垣間見えた気がしました。

そして、認めることで、目の前の出来事に、この寂しさを同化させないでいられることもわかって、引き金にはなっても、同化しすぎないでいられることで、その都度手放せるものがあるのだなと感じています。

ようやく、根深いパターンに辿り着きました。

それでも、このままではいけない、と思ってしまう瞬間はあるし、もっと頑張って愛想良くしなきゃと思うほど緊張し、あたかも今に問題があるように、なんとかしなければ、と動こうとしているときもあります。

でもそれも、長年の癖みたいなものだから、仕方ありません。

それにやっぱり、魂の望みからズレていると、頭で何を考えても、結局身体は動かないんですよね。だから、ただただ、溢れてくるものに身を任せて、流れてくるものに気付いていくだけでいい。

そんな自然な循環の中に在りながら、必要な何かや誰かと繋がれる悦び、感じていけたらいいなって思います。

これは、保護者会とかで慣れない緊張感に居心地の悪さを感じ、思考に翻弄され始めた際に、改めて身に沁みて気付きました。

誰かと仲良くしなきゃいけない、居場所を作らなきゃいけない、このままのわたしじゃ受け入れてもらえない、傷付くぐらいならエネルギー抑えてクールにしてればいい、とかね。あと、子どもの人間関係に影響したらやだな、とか。

でも、そんな心配すら本当は無用でした。

自然な流れの中で、繋がる人とは繋がるし、それがご縁というもので、こう在らなければならないことなんて何もないんだって、そう思ってるのは、過去の記憶からくる思考だけなんだと、ちゃんと大いなるものが導いてくれました。

それは要らぬ寂しさや焦りだよ、ってね。

何かがズレている感覚、何て返していいかわからない会話、どう反応すればこの場では正解なの?とか、そんな風に、自分に無理をさせて、ありのままでいることを許さず、自己否定し続けてきた幼いころからのわたしの姿が、リアルに見えた気がしました。その積み重ねが、根深い寂しさになっていて、今ようやく癒される時が来たのかな、という気がしています。

寝たきりで、家にこもって、友人付き合いもしなかった二年間は、公園の自然や生き物と触れ合えていれば、それだけで充分と思えたけれど、ここへ来て、人との触れ合いがあるから、気付け、手放せることがたくさんあることがありがたいです。

すでに決まっていた完璧な流れに今、動かされていることを実感しています。

そんな中で、違和感やズレは、至福への合図に過ぎないのだから、湧いてくる寂しさを認めながら、空白やゆとりの中で、与えられた一つ一つの体験を、目を逸らさずに大切にしていけたらいいなと思います。


最後に、今日は最新の絵を二枚紹介させてください💚

ハートを癒す絵を描きたいなぁと思って、感覚の赴くままに描いた絵。

体裁を整えることもせず、剥き出しな感じになりました。

【ドリームキャッチャー】

A4・紙/ポスターカラー


ずっと見ていたら、ドリームキャッチャーに見えてきて、このタイトルになりました。
(そのあと一度【愛の鼓動】に変えて、また戻しました💚)

ハートで引っかかるものは捉えて手放し、スムーズに通り抜けるものは、きらめくままに。そのすべてが、あなたの夢。ハートは羅針盤。愛の鼓動の鳴り響くままに。




【God Bless You】

A4・紙/アクリルガッシュ・ポスターカラー


年始に描き始めて、三ヶ月ほど止まっていた絵を、宮古島の旅から戻ってきて、一つ前の記事に載せた
絵【Spiral Garden】を描いた後、仕上げました。



一息ごとに愛は巡り、祈りは浸透し、静寂で柔らかな祝福に包まれる、今この瞬間。


タイトルの“ブレス”の部分、BreathかBlessか迷いましたが、ストレートにBlessにしました。


最近は、両親の意識と一体化するべく、毎日数分合掌しています。

回を重ねるごとに、癒しが進んでいる気がします。

過去の何もかもを認め、受け入れられつつあるような、すべての生きとし生けるものへ、言葉にならない感謝の気持ちが溢れてきます。



最後までお読みいただき、ありがとうございます✨



 

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