太陰暦の断食 -エーカーダシ -
エーカーダシって、ご存知ですか？
インドの神様のヴィシュヌ神に祈りを捧げる最も良い日と言われている日なんです。
Wikipediaでは、
エカダシは、ヴェーダ暦の月の満ち欠けの太陰暦の 11 日目です。
エカダシは、サナタン ダルマの 2 つの主要な道であるヴァイシュナビズムとシャイヴィズムの中で広く観察されています。
信者は断食または単に象徴的な方法でヴィシュヌ神とシヴァ神に崇拝を捧げます。
と、記載されています。
ヴィシュヌ神といえば、アーユルヴェーダの神様であるダンヴァンダリ神と同一神とされている神様です。
インドでとても月との関係を重要だという考えがあり、エーカーダシを実践するのは新月と満月の11番目の日に行うそうです。
このエーカーダシの日には、おすすめの過ごし方というものがあります。
それは、断食や瞑想にとても良い日とされていてます。
僧侶レベルの方はとても厳しい断食を行うとのことですが、一般市民の方は、食事制限を行う程度で良いとされています。
また、インドのお寺では儀式の際に食事作り振る舞う習慣があるようですが、このエーカーダシの日には儀式はおこなわれないため食事の振る舞いがないそうです。
神様も、断食するらしいですよ！
結果的に食事を制限することで、健康を促進することができているとのこと。
月に2回断食が巡ってくるので、ここで体調管理をしているそうです。
時折、暦上断食の日が2日にまたがってしまうことのあるようで、ちょうど今年の春分の日がそれにあたり、20日と21日は断食デーにあたります。
このことを知ったのが当日だったので、今回はやってみることができなかったのですが、4月のエーカーダシの日には食事制限を試してみたいと思います！
ちなみに、エーカーダシの厳しい断食を行う際は、ヨーガなどの詳しい専門家の指導に従って行うようにしてくださいね。
エーカーダシの時には食べてはいけないものと、食べても良いものがあるそうです。
南インドの食文化では、日本と同じでお米が主食です。
なのでエーカーダシの日は、主食のお米を食べないという慣わしがあるそうです。
厳しい断食の際に食べてはいけないのも
米や米を使った料理
玉ねぎ、ニンニク、ニラ
卵や肉、魚
ヨーガの修行でも五葷抜きというものあり、それも玉ねぎ、ニンニク、ニラがダメのは同じですね！
精がついてしまうからみたいでした。
また、食べられる食材もあります。
食事制限中に食べても良いもの
小麦、デュラムセモリナ粉、セロリ
牛乳、ギー、野菜、果物、豆類
コーヒー、紅茶
刺激物に感じられるコーヒーはいいんですね！
パンやうどん、パスタなどもOKとのこと。
意外と制限ゆるめかなと思ったのは私だけでしょうか？？（笑）
食事の回数を減らし、消化に良いものや果物をたべることがおすすめです。
ちょっと、チャレンジできる気がしてきました。
4月にやってみたいと思います。
インドでは月をとても大切にしています。
下記のサイトにとても詳しくエーカーダシのことが説明されていたので、引用します。
月の満ち欠けのそれぞれ11日目に訪れるエーカーダシーは、ヴィシュヌ神に捧げられる日となり、断食や瞑想を行うことが勧められます。
インドの暦は、こうした月のサイクルに深く結びついています。
その月は人々の心に関連すると信じられ、この月のサイクルに従った行いは、自身の心を整えるより良い機会であると、さまざまな行いが月の様相に通じて古くから伝えられてきました。
特に、この満月・新月からの11日目は、月の満ち欠けから生じる引力の影響から、感覚器官や心の働きが落ち着き、体に感じる空腹の影響も少なく、断食も行いやすいものであると伝えられます。
また、11が意味するものは、５つの感覚、器官、そして心を合わせた11のものであり、このエーカーダシーにおいては、それらを統制することが重要な行いとなります。
特に断食は、絶え間なく働き続けていた体のあらゆる部分を休ませ、忙しなくあちこちに飛び散っていた意識を落ち着かせます。
体の浄化に加え、欲から切り離されることで心の雑念までもが洗い流され、神が宿る場所としての肉体、精神が生み出されていきます。
困難を伴う感覚の統制も、瞑想やジャパなどを通じ崇高者に心を定めることで容易なものとなります。
エーカーダシーを通じ瞑想するヴィシュヌ神の本質は、時の流れにかかわらず、宇宙が生成する以前に存在し、そして消滅した後も存在し続けると言われます。
エーカーダシーは、万物の中にあまねく浸透する存在と一つとなる機会でもあります。
参考サイト
ちなみに、ヴィシュヌ神に帰依をすると、必要な時に救済の手を差し伸べてくださるということです！
良い活動をしていけるように頑張ります٩( 'ω' )و