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わたしと碧のものがたり


この物語は、わたしの経験なども含めたお話です。
このお話を読み、いろいろな気づきをもって、みなさんの人生がよりよくなることを願っています✨


「あーあ。こんな生活ができたらなー。」
わたしはYouTubeのセレブな生活を見ながらつぶやく。
(私も家庭菜園やってみようかな?虫嫌いだけど。)

わたしは、こんな風に、いいなと思ったら、すぐ始めます。その理由は、私もこれだ!って趣味を持ち、自分の人生を充実させたいからです。 

いいなと思ったらすぐ始めるを繰り返し、早10 年。
未だに何も見つかっていません。楽しいなと思えるものはあっても、結果が出ないことで諦め、何も続きません。

だって、友達は、インスタで物語を書き始めて、すぐフォロワーが200人越えたんだって!
ほら、結果ってすぐ出るじゃん!
なのに、私には何もないんだ。きっと。

そんな風にモンモンとしながら、街を歩いていた。
(あーあ、こんな人生設計じゃなかったのにな。)
(今ごろ結婚して、子供もいて、幸せに暮らしてたのに。)

下を向き、誰とも目が合わないようにする。
だって、こんなわたし恥ずかしい。
だって、私には何もない。
みんなが持ってる幸せなもの。私にはないから。

そんな時、強烈な視線に気づく。
(え?こわ!!)

ふと、その視線の元を探すと、古びたペットショップ?
(あれ?いつ出来たんだろ?そのわりには古くない?)
(ちょっと入るの怖いな。)

そう思い、歩き続けようとする。
すると、見覚えのないおじいさんが、いつの間にか目の前に。
「お嬢さん。碧に呼ばれるなんて、あんたはすごい。」
「よっぽど、この世の中を楽しめていない。」

その言葉にムッとしたけど、言い返す言葉もない。
「まぁ、そう怒らないで。大丈夫。碧と一緒に過ごせば、いろんな気づきがあるでしょう。」
「そして、つまらないなんて言えなくなる。」

その言葉に、本当は、藁をも掴む思いだったことを思い、涙があふれる。
だって、私だって、幸せになりたい。
この世の中をもっともっと楽しみたい。
いい人生だったんだよって振り返りたい!

「さぁ、では、この碧と一緒に人生を楽しみなさい。」

おじいさんは、そう言うと、薄くなっていく。
そして、私の足元には、真白で青い瞳の美しい猫。
(あれ?美しいのかな?かわいい系?目はとってもキレイ。)
(だけど、だいぶ横綱級なお体で……。)

〔横綱級とはなによ。それは褒め言葉かしら?〕


そう、出会いは突然だった。
人間と話せる不思議猫。碧との出会い。
この出会いが、わたしの人生を変えていく。
まあ、ホント自由奔放な猫なんですよ!驚くほど。
でも、こんな風に、人生を楽しめるなら………。

このものがたりは続いていく………。
あなたの人生が輝きますよう祈っています。
碧とともに…………。


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