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亀に捧げる日曜日

昨日買ったフィナンシェを朝食に、サンデージャポンを見ながら、豚まんを温めて、ワイドナショーを横目にコーヒーを淹れて、アッコにおまかせを流しながら、おさつスナックを頬張っていたところ、愛亀と目が合った。(情報量)(豚まんの結末)

そうだ、今日は、愛亀ご奉仕デーにしよう。TT感謝デーでも良い。

愛亀水槽のレイアウトは、いたってシンプル。浮島1つに、水温計が1つ。以上終わり。今冬から、水中ヒーターとブクブク濾過機を入れるので、ゴチャゴチャさせないようにしている。

とはいえ、浮島には足場もなく、器用に登っているとはいえ、手狭になってきた。去年買ったズボンみたいに、今年履くと小さい。何食わぬ顔で履いているけど、腹が苦しい。

気になっているシェルターがこちら。

シェルターの上が足場のようになっていて、上に登れば「登頂!」みたいな気分も味わえる。「登頂!」部分がちょうど水面に出るくらいの水位がベスト。「登頂!」からそのままダイビングも可能。「登頂!」のまm…

ただし、シェルターには、サイズがあるのだ。大体、S・M・Lの3サイズ。これがまた難しい。我々が日常的に遭遇するサイズ選びの比じゃない。

なぜなら、「ヒートテックの極暖脱げば着れる」も「春までに2㎏痩せたら着れる」も通用しない。「50円足すとLサイズに出来ます」も「世界に芋ないのでSサイズのみです」もない。ジャストフィット以外は許されない。

飼い主は、その戦いを制するため、NEXCOに金を払い、1時間運転して、県内イチの品揃えと言われるショップへ行ってきた。

出不精の飼い主、自分のためだけに、高速道路を1時間運転して買い物に行くはずがない。アッコにおまかせからの新婚さんいらっしゃいからのそこまで言って委員会で、家じゅうの豚まんを食べ尽くし、日曜日が終わっていく。

でも、今日の飼い主は違う。愛する亀のために、ナビを頼って、初めてのお遣いに行く。(たらたたたらたたたったたらたら だ~れn…)

初訪問だったけど、小さい店内ながら、亀も、トカゲも、ヤモリも、カエルもいる。もちろん、犬猫もいる。愛亀と同じカブトニオイガメの生後1か月ベビーもいた。

かっっっわいかった。愛亀もこんなに小さかったのかと感慨深い。意外にも、爬虫類コーナーには、人が引っ切り無しに集まってた。犬猫に比べると、飼育が楽だろう。部屋を走り回らないし、鳴かないし、散歩もトリミングも必要ない。

それでも、水亀を見ている人は少なかった。みんな、フトアゴヒゲトカゲやレオパードゲッコー、リクガメに夢中。

その中に1匹、他の子よりも大きく成長しているリクガメちゃんがいて、水亀水槽と並ぶように、狭そうなゲージに入っていた。

あの子は、売れ残ってしまうんだろうか。noteを書いている今の方が気になって仕方ない。種類だけでも覚えてくれば良かった。みんな良い飼い主と巡り合えますように。

お目当てシェルターも無事にゲットしました。たくさんの爬虫類用品を見ながら選べる幸せは、何物にも代えがたい。

愛亀の常食ご飯の、旨さプレミアム版があったので、もちろん買いました。犬が咥えて遊ぶ用の亀のぬいぐるみは、見た瞬間、カゴにダンクシュートしました。八村塁かと思いました。

支払いはペイペイでお願いします。マイナポイントが、愛亀の家となり、胃を満たします。生きてて良かったアーメン。

「50円足すとLサイズに出来ます」ということなので、Lサイズのポテトを食べながら、芋なのか、心なのか、はたまた両方なのか、ホクホクしながら帰路に着いた飼い主。

家に着くやいなや、愛亀の興味を引きたい飼い主。ぬいぐるみを器用に操って話しかける。「○○市から来た愛亀氏の友達だよ」「愛亀氏、どうして君はそんなに可愛いの」「愛亀氏、韻を踏んだ後から話が入ってこないって?」「それでは最初から」「愛亀s…」

ひとしきり気が済んだので、早速シェルターを入れてみよう。今の水位だと、シェルターの「登頂!」部分が水に浸かってしまう。カブトニオイガメなら、1センチの床上浸水などお構いなしだが、出来ることなら、完全登頂を成し遂げるために、レンガでかさ上げをしたい。

まだ17時。カインズホームに向かう。実際にレンガを持ってみると、想像以上に重たい。生まれて初めて自らレンガを触ったわけだが、こんなに重いとは想定外だ。とはいえ、木ってわけにもいかないし、プラスチックも微妙だ。

かさ上げは保留だなぁ~とウロウロした結果、購入品はこちら。

レン………ガ……?


レンガが、カメSとコーヒーアラビカになった。カメとコーヒーは好きだが、実に不思議だ、どうしてこうなる。

レンガ不発→目的失い園芸コーナー彷徨う→亀のオブジェ見つける→カゴにダンクシュート決める→八村塁かと思う→植物も欲しくなる→植物置く台ないことに気付く→諦めかけたその時→歴史が動いた→水槽置いてた台の存在を思い出す→大(台)問題解決→コーヒーの苗見つける→ダンクシュートする→久慈暁子よぎる→それは渡辺雄太→八村塁思い出す→ペイペイでお願いします。というのが真相です。

当直見守り隊(新入り)


非番見守り隊
経理部長


誰かのために生きること、その誰かは人間じゃなくても良い。そんな言葉を聞いたことがある。その誰かが亀だって良い。飼い主はとても幸せだ。


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