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わたしを支えた言葉たち

皆さんご無沙汰しております…って、毎回言っている気がします。いやね、本当は連続無沙汰を更新する前に、沙汰したいんですよ。

気持ち的には「早く沙汰してぇ~」(言わねぇだろ)と思うものの、あまりにも毎日が目まぐるしくて、帰宅してまでパソコンを開ける時間が無いのです。

実は今春、有難いことに役職を拝命いたしまして、毎日12時間くらい会社にいる生活を送っております。

日曜日に夜更かししなければ、月曜日は大体元気なんです。ボディブローが効き始めるのが水曜日、だんだん目が落ち窪んできます。木曜日の日中は大体記憶を失っていますが、週末の記憶は有るので、どうやら生きているようです。もしくは、蘇っているみたいです。


同じ役職に就く人たちは、一回り以上も年上の方がほとんどで、渋々役職を拝命遣わしたわたしにとって、あわよくば色々なことを優しく教えてもらえるだろうか…それならやっていけるかもしれない…と淡い期待をしたものの、正直ガッカリの連続でした。

大人たち、気分屋がすごいのよ。成田屋、中村屋、気分屋って、あなたたち歌舞伎でもやるんですか。

朝から何があったか知らないけど、挨拶しても不機嫌そうな顔で目も合わせない…と思いきや、1時間後にはニコニコしながら話しかけてきたりする。さらにその1時間後、参加メンバーになっている会議を平気で欠席したりする。情緒不安定なの、大丈夫そ?命の母飲む?

そんな人に対して「○○さんって子供みたいだよね…」と愚痴る人もいるが、わたしからしたら、お前もお前も、そこのお前も同じなんだわ。良く煮込んだ筑前煮の人参と牛蒡くらいの違いなんだわ、筑前煮に謝れよ、誠に申し訳ございませんでした。


そのくらい性格に難を持たざる者は成し遂げられない立場なのかもしれない…とも思う。みんな、自分とも周りとも戦っているに違いない。

でも、最後の最後に自分を支えるものって「美学」だと思ってる。「こういう自分でいたい、これだけは譲れない」と思うもの。それは決して他人に押し付けることなく、自分にだけ課す使命のようなもの。

「強いって、″弱くない″ことだけじゃない」「弱さも”強さ”に変わることがある」わたしが大切にしている美学です。

歳を重ねるにつれて、強迫性障害の症状が強く出る機会が少しずつ増えています。「いつでも助けるから」と言っていた上司からの助け舟がいつまで経っても来ません、ジェットフォイルではなく、日本一周クルーズ船なのでしょう、それとも海賊のせいでしょうか。

でも、自分が強くないから、強くない人の気持ちが分かったりもします。人間生きてれば何が起きても不思議じゃないよね…って思えたりします。どんなに頑張っても上手くいかないことだってあるし、他人の言動に影響されて、結果が左右してしまうこともある、実に悔しいけど。

だから、どんなに上手くいかなくても自分を責めたり、周りを恨んだりせずに「次に活かそう」って思えると良いよね。

プロ野球選手だって、3回打席に立っても、ヒット打てるのはたった1回なんだから。凡退した2回を腐るか活かすかで、大谷翔平になれるかどうかが決まるわけです。あとは12時間眠ること。(違う)


先日大きな仕事を任されて(意訳:押し付けられて)これ上手く行かないとお客様に迷惑が掛かるし、その後は間違いなく上司や気分屋たちに見得を切られる…という状況に直面した。

気分屋たちは、ところかまわず見得を切るばかりで、助けてはくれない。耳を澄ませば、どこからともなく「いよぉぉぉ~お」と聞こえてくる、顔もなんとなく白い。待てど暮らせど、上司の舟は全く来ない、今頃釜山に停泊中なのだろう。

白い顔の気分屋と日本一周クルーズ船に頼ることなく、ここは自力でやり切るしかない。その時自分を支えてくれたのは、前職の上司が掛けてくれた言葉だった。

「あいつ、やる時はやるから」第三者にポロっと言った、なんてことのない一言だった。

その時、誰もがきっと落ちるだろう…と予想した試験を受けようとしている時だった。その上司だけは「やる時やるから大丈夫」と言ってくれた。その言葉を反故にしないよう必死に勉強して、なんとか合格できた。

「大丈夫、わたし、やる時はやるから」その気持ちが支えて土日返上で頑張った結果、なんとか大一番を上手く乗り切ることが出来た。

ありがとう、上司よ。いえ、クルーズ船のあなたじゃないです。いや、見得切ってるオマエな訳ないだろ、あっち行け。

当時の上司は、今頃どうされているんだろう…と気になっていたけど、管理職に昇進されていました。「この人は出世するだろうなぁ」と思っていたけど、想像通りだった。

もう10年以上会っていないので、今のわたしにどんな言葉を掛けてくれるか全然分からないけど、たくさん助けてもらった、かつての上司と同じ立場で、もう少しだけ頑張ってみようかな、そう思える瞬間でした。


我が推しの登場曲ということで、今日は「C.h.a.o.s.m.y.t.h.」を紹介させて。

毎日全力で生きること、それはとっても難しいことだけど、この曲を聞くと、七転び八起きしながら必死で過ごした日々を少しだけ肯定できる気がする。

And live as if you’ll die today
(今日という日を人生の最後の日だと思って生きろ)

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