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好かれようとし過ぎてた

異動まで、あと1週間。人生の終わりが残した思いに寄り添う仕事を離れて、来月から、新たな門出から続く長い旅路に花を添える職務に就く。さようならではなく、おめでとうと言える仕事に、少しだけ、心が躍っている。

あと少し、今の部署に在籍するものの、気持ちはすでに新しい部署に赴いている。幽体離脱で、朝礼に参加してる。あとは、現部署から、跡を濁さず、ライトにポップに、姿を消すだけだ。

ということで、金輪際、旧部署の人間に、どう思われても構わない。今まで被っていた猫をキレイサッパリ脱ぎ捨てよう。雨にも負けず、風にも負けず、夏の暑さでも脱がなかった猫を脱いで、振り回して、護摩焚いて燃やそう。

相手に違和感を持たせないために、自分の意見は最小限に。「鼻もちならないヤツだ」と思われないために、常に「ごめんなさい」が枕詞。誰よりも働いていれば文句言われまいと、無理してでも人助け。

こんなの全部辞めた。思ったことは言うし、分からないことは聞くし、悪くなければ謝らない。この人苦手なんだよなぁ…って人の良いところを頑張って探したりしないし、苦手な理由を分析しない。

行動指針は、自分にとってプラスかどうか。面倒なことを押し付けられても、八百万の神様のうち1人くらいは見てるよね、録画してますか?タダで痛くない恩なら、売れるだけ売っておこうって思ってる。

さぞかし嫌なヤツだろうと思っていたが、今日「最近、感じが変わってきたね、元々の性格?それとも成長?」と言われたので、被せ気味に「元々の性格」と答えておいた。

不必要なごめんなさいを言わないから?萎縮することが減ったから?オブラートに包み過ぎて、そもそも言いたいこと伝わらない現象が起きていないから?

きっと一番は、相手や場に委縮しないで、堂々としているからじゃないかと思う。ありのままの姿見せるのよ。

良い感じに変わってきた論評以前に、たいそう嫌なヤツになったつもりでいたけど、周りの反応は今までと何も変わらなかった。身軽でラクチンに生きれるようになっただけだ。

たまには、マスクの下に赤リップを忍ばせるくらいの背伸びはあっていい。でも、自分の良さを引き出すためには、いつだって自然体の方がいい。

あなたの自然体は、この世界で、あなただけの魅力だから。来月も自然体で、生きていこう。

追伸
他人の言いなりを受け入れたものは、立ち止まって再考すると、「相手の得を押し付けられただけじゃん」って後悔することがあります。小骨が引っかかってる案件がチラホラ。

自分ファーストで考えないと、付けが回るのも自分ってわけですね、しゅん。

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