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手のかかる子ほど可愛い。亀だって同じさ。

わたしに子育ては出来ないと痛感しましたわよ。子育ての前段階で脱落するであろうことは割愛しまして。今週は、愛する我が子亀の反抗期に翻弄されて、エブリデイ亀考えるウィークでした。

月曜日に、愛亀の顎の下に、血走ったような、赤みがあることに気付く。今までこんなにはっきりした赤みが出たことがないので、飼い主、焦る。そしてよく見ると、片方のヒゲが消えてる。

え、え、そんなことある?皮膚からニョンって出てる系のヒゲが、傷ひとつなく、消えることなんてある?世界ふしぎ発見のクイズに出たら、野々村真が珍回答する難易度のそれじゃん。

もしかしたら、落ち着きなく、歩き回っているときに、顎の下をどこかで擦ったのかもしれない。腫瘍じゃなきゃ、大きな病気は考えにくいから、しばらく、要経過観察に。

ついに脱走事件が起こる

飼い主が仕事から帰宅すると、一番最初に水槽を見に行く。この愛情は伝わっていない。その日も、いつも通り、水槽を見ると、愛亀がいない。家主のいない水槽がポツリ。

愛亀がいない??!xaka@h…(思考停止の図)は?え?朝、確実に水槽に戻した。盛大に嫌がられて、心折れたこと忘れない。

これは、密室での犯行だから、この部屋にいるに違いない。(コナンがスケボに乗る時のBGM)ベッドの下、ソファーの下、カーテンの下、テレビのし…。

回収を待っていた愛亀

テレビ台の下で、カーテンをカシカシした際に付着したと思われる繊維片を爪に着けて、観念した様子の亀を発見。「オレダッテビックリシタ」って顔で、回収を待っていた。

水槽は、高さ20センチの台の上に置いている。愛亀は、その高さからフローリングに落下したことになる。外傷がなくても、内臓に損傷が出ている可能性がある。

飼い主、動物病院に電話する。優しい看護師さんが、獣医さんに繋いでくれて、状況を説明。

甲羅にヒビが入っていなければ、様子見で大丈夫。内臓損傷していれば、下血する可能性があるので、よく観察すること。落下の衝撃で口の中を切っていたら、ご飯を食べなくなる。そんな症状が出てきたら、すぐに受診すること。そんなアドバイスを丁寧にしてくれた。

人間の病院よりも、5億倍くらい優しいじゃないか。話しながら、泣いてしまったわたし。優しさに飢えているわたしも、これからは、あの動物病院をかかりつけ医にしようと思う。

ついでに、顎のカサブタの件も聞いてみたが、こちらも出血がなければ、様子見で大丈夫とのことでした。ヒゲのことは、聞き忘れた。とりあえず、水槽内に入れていたシェルターを没収。きっと、これに足をかけて、水槽の淵に上がって、脱走したに違いない。

飼い主の想像以上に、愛亀は成長していて、水槽が手狭になっているのかもしれない。そんな環境にストレスを溜めているのかもしれない。

シェルターと同じ大きさ

今の時期は、動物にとって、体の変化が大きい。どうしてあげれば良いのか。仕事もせず、「亀 ストレス 飼育環境」って調べる。答えのでない定時ダッシュを決める飼い主。

木曜日、亀、体力有り余っているのかもしれないと思った飼い主は、浴槽に水を溜めて、思う存分、泳がせてあげることにした。

初めは、ハナセ、ヤメロしていた愛亀も、大海原に慣れると、スイスイ泳ぎ始めた。カブトニオイガメは、泳ぐのが大好きと聞いたことがあるけど、それは本当で、今の環境は狭すぎたんだと、飼い主、反省。

狭小住宅に戻った愛亀は、またしても暴れる暴れる。興奮冷めやらぬ状態で暴れる暴れる。夜中2時、ゴトゴトゴト。ああ、水槽で暴れてる。ゴトゴトゴットン。ああ、水槽で暴れてる。ゴトゴトゴトゴト。(フローリングに甲羅が当たる音)

ん?

被疑者、脱走しました。

足を掛けるシェルターがないにも関わらず、生涯二度目の脱走に成功した愛亀。水のベールをまとって回収されたあと、バツの悪いことをした自覚があるのか、大人しく水槽に戻される愛亀。

ついに限界が来たということなのね。明日、新しい水槽を買ってこようと決意する。成長は嬉しい、でも、寂しい。

目星をつけていたガラスの水槽は、重たくて、飼育初心者の飼い主には、扱いずらいことが判明。それで水替えの頻度が落ちて、愛亀の体に負担をかけてはいけないし、飼い主、水槽割る恐れもある。水槽を置く台も用意しなければいけない。1人と1匹に、そんな時間はない。

今年の冬は、ヒーターと濾過機を入れることを想定して、きっとその頃には、1人と1匹は、新しい環境に慣れているだろうから、最低限の環境整備に留めることにしました。

金曜日の朝、三度目の脱走に備えて、出社する。

給水ポイントを用意

仕事帰りに、カインズホームに1時間も滞在して、ああでもないこうでもないと、水槽やアクリルケースやコンテナ売り場を無尽回遊する飼い主。そんな努力の結晶が、こちら。

新居イエーイ糞もしました。

扱いやすいポリプロピレンの内寸45センチのコンテナにしました。見た目は…だけど、ガラス水槽ほど、神経質にならなくていいので、初心者の飼い主に向いている。水槽と同じくらいの奥行きがあるので、愛亀も、早速、スイスイ泳いでいます。

浮島の下は、適度に隠れられて、でも飼い主からは丸見えなので、スンスン出来て、1人も1匹も最高です。前みたいな落ち着きのなさが、減ったように感じます。

亀尻見放題

実は今週、飼い主の住む街で、小規模な地震がありました。ナマズが地震を予知するように、愛亀もそんな変化を感じ取っていたのかもしれません。

ひとまず、これにて、愛亀の反抗期が収まることを祈る。ちなみに、ヒゲは未解決です。

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