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最短の経路で成果に結びつける本【実践編】
お久しぶりです。日が空いてしまいました、、
今日のnoteはロジカル・シンキングのラスト【実践編】です!
前回は論理的に思考を整理する【技術編】について書きました!まだ見てない方は↓ ↓
相手に伝える時に注意する点が分かった、技術も分かった、いよいよ実践!ってあれ、何をすればいいんだろう?
難しく考える必要はありません。やるべき事は今まで学んできた論理を組み立てること!
この基本パターンは「並行型」「解説型」の2つです。
「並行型」で論理を組み立てる
並行型とは、、
基本構造そのもの。結論を頂点に、それを支える複数の根拠、もしくは結論が何らかのアクションを示す場合には、方法が縦方向にはSo What?/Why So?の関係で階層化されている。一方、横方向には、同一階層内にある根拠、もしくは方法が相互にMECE(もれ・重複・ずれがない)関係で構造化されている。(141ページ)
論理構造がシンプルなので、伝える相手にとっても理解しやすい構造になっています。
適用ケースとしては次のような場合に便利です!
・課題やテーマに対して、十分な理解度や興味を期待できない相手に、自分の論旨の全体像を簡潔に示したいとき。
・決定事項の連絡や確認など、結論に関して相手とは議論の余地がない内容を、全体像を簡潔に伝えたいとき。
・自分の思考や検討の広がりに、重複や漏れ、ずれがないことを強調して、相手を説得したいとき。(148ページ)
↑本で紹介されている例
「解説型」で論理を組み立てる
解説型とは、、
構造は結論を頂点に、それを支える複数の根拠が縦方向には、並列型と同じようにSo What?/Why So?の関係にある。一方、複数の根拠は常に3種類の要素があり、それらが横方向に以下の順で並んでいる。
・課題に対する結論を導き出すために、相手と共有しておくべき「事実」
・「事実」から、結論を導き出すための伝え手としての「判断基準」
・「事実」を「判断基準」で判断した結果、どのように評価されるのかという「判断内容」(148ページ)
結論に対する根拠を、客観的な根拠を(事実)と伝え手の主観的な根拠(判断基準と判断内容)に分けて示すのが特徴です。伝え手の考え方自体が強調される論理構造になっています。
適用ケースとしては、次のような場合に有効です!
・客観的な事実で共通認識を作り、自分の思考の流れを示して、相手に自分の結論の妥当性を強調したいとき。
・自分の考えに対して、相手から意見や助言をもらいたいとき。
・複数の代替案の中から、選び取った代替案の妥当性を証明したいとき。(158ページ)
↑本で紹介されている例
組み合わせて論理を構成する
お気付きでしょうか?論理パターンはこの2つのみです!
いやいや、1つの課題(テーマ)に対する答えだったらそれでいいけど、実際のビジネスだったらその取り組みがなぜ必要かという理由+その取り組みの実行方法の両方を示さないといけないよ、、という方。
組み合わせてしまえばいいんです!計4パターンの組み合わせはこちら↓ ↓
①根拠並列型、方法並列型
相手と結論の是非を議論する必要はなく、相手に結論を正しく理解して正しくアクションをとってもらいたい場合により有効。
②根拠解説型、方法並列型
全体的な方向性について自分の答えの妥当性を説得することに主眼を置き、方法については全体像を端的に伝える、という場合に有効。
③根拠並列型、方法解説型
全体的な方向性については既に相手と合意形成ができている、もしくは是非を議論する余地はないので確認だけすればよい、ということが前提。現時点では、どの方法を選ぶかが最重要課題であり、方法に関しては伝え手の考え方をしっかり明示して当該の方法の妥当性を説得したい、というケースで有効。
④根拠解説型、方法解説型
伝え手の考え方をじっくりと聞きたい、読みたいという相手にふさわしい。ただし、相手にとっては量・質ともに"重量級のコミュニケーション"になるため、消化不良に陥るリスクも否めない。コミュニケーションを2回に分けるなど工夫も必要。
それぞれの状況に応じた、適切な組み合わせがあるんですね。
自分のものにするために
3回に分けて書いてきたロジカル・シンキング。知れば知るほど奥が深いですね。一つ一つのことは案外簡単なので理解できることも多いかと思います。でも理解するだけでは机上の空論になってしまう、、
とはいえ「よし論理が分かったから、これはこのパターンを使えばいいんだ!」なんてすぐに使える人はなかなかいないはず。意識して、日常的に使っていくことが重要です。
例えば、10分の説明でも1時間の商談でも、企画書を作るときでもいい。今日のテーマは何だっけ?自分が相手に伝えるべき”課題”について自問自答すること。煮詰まった頭をMECEで整理してみるなどなど。
この積み重ねがロジカル・シンキングにつながる→ロジカルコミュニケーションが体現できるようになる→「相手の本当に求めるもの」が生み出せる。その結果、成果を最短の距離で出している状態になると考えます。
ロジカルシンキング、自分のものにしていきます!!
では、また書きます〜
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