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ウツヌケのおはなし⑤

前回の続きです。
東京に転居、ルーチンワークな仕事から社会復帰し、断薬したお話しでした。

断薬後、一定期間をおき、不妊治療に本格的に取り組みました。

詳細は省きますが、周囲のサポートのおかげで、無事妊娠することができました。

私は幼い頃から、
女って不利だと感じていました。

お正月に親戚中が集まると、女ばかりが立ち回り、学校では「まずは男子から」という暗示、女が進学するなら県内一択のような風潮がありました。

そして社会に出てからも、女であるからこそ最初のハードルが高く、生きにくい性だと感じていました。

しかし、女だからそこ産まれる前から母になれました。守るべき存在をお腹に感じ、細かいことが気にならなくなり(気にする余裕が無くなり)受け流せるようになりました。

母になること、これが私の最後のウツヌケのゴールになったと感じています。

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