睡眠負債
発達ゆっくりちゃんに寄り添うこども睡眠カウンセラー、奈木純子です
この記事を読んでくださっている方は大人だろうと思うのですが、大人の皆さん、ご自身の眠りが充分とれていると思っていますか?
私は睡眠のことを学ぶまでいつも眠りが浅くて、眠っても疲れが取れず、朝はため息とともによっこいしょと身体を起こす、そんな毎日でした
若い頃から眠りが浅かったので、そういうものだとあきらめているところもありました
三十代の頃はうつ病、不安神経症と診断されていて、睡眠導入剤を飲んで眠る毎日でした
自分の眠りが充分かどうかって、どうやったら分かるでしょうね?
☑朝目覚めて数分以内に起き上がれる
☑少なくとも午前中は眠気がこない
☑日中は元気に活動できて、夕方以降は疲れて、夜は眠気を感じる
日中元気に活動出来ているかどうかはひとつのバロメーターですよね
日中元気といっても夕方以降元気っていうのは、違うんですよ
ヒトの身体は基本的に昼行性なので、夕方以降は疲れを感じて眠くなるものです
よい睡眠がとれていない状態が続くと、睡眠負債といってお金の借金のように負債がたまっていくという言い方をします
睡眠負債は仕事の生産性を下げてしまい、その額約15兆円とも言われています
睡眠負債が溜まると、
イライラする
攻撃的になる
やる気がなくなる
悪い考えばかり思い浮かぶ
集中力が低下する
病気になりやすい
などなどのリスクが高くなります
日本人は世界一睡眠が悪いと言われています
睡眠不足は自慢するものではないんですよ
今は大人だけではなく、子どもも睡眠負債を抱えている子がたくさんいます
子どもの時から抱えている負債、大人になったどれだけになっているでしょう
やる気のない大人だらけになってしまったら、社会はどうなってしまうでしょうね
大人も子どもも睡眠負債は抱えたくないものです
日々のちょっとした積み重ねで負債を返済し続けていくことができます
次回は睡眠負債の解消についてお伝えしたいと思います
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