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それでもなお愚痴を言わないで生きる

TCS認定コーチのウスイです。

愚痴を言わないってしんどいです。

人間関係の中ではストレスがかかることも多いし、仕事で嫌なことだってあるし、下手をすると理不尽に囲まれます。

今はSNSなんかもあって、斜め上の方向からよくわからないことを言われたり、無礼なことを言われたり。

匿名性の暴力と言いますか、よくわからないことは言われる。

まるで、自分が責められていると感じるような強い言葉も目に付く。

もううんざりだ、と。

愚痴の一つや二つ、言いたくもなります。

わかります。

それでもなお、愚痴は言うのはやめたほうがいいです。


それは他責な態度だから。

愚痴ったところで何も現実はかわらないから。

などと正論めいたことを言うつもりはないです。

実際問題、愚痴を言いたくなることなんてめちゃくちゃ多いですからね。

それこそ、匿名の暴力に訴えて、誰かを誹謗中傷するようなことでない限り、ちょっと誰かに愚痴をこぼすのは、別に悪いこととも言い切れない。

ガス抜きにもなります。

そう、ガス抜きになる。

もっというと、ガスが抜けてしまう。


「コーチ」になって、かれこれ8年が経過し、10年が見えてきました。

正直、順風満帆とはほど遠かったです。

本当に、まったくと言っていいほどには上手くいかない日々が何年も続いていました。続けてしまいました、が正確な表現でしょうか。

あまりに上手くいかなくて、嫉妬にまみれた時期があったんです。

・なんであの人が
・自分だってできるのに
・なんなら自分のほうができるはずなのに
・自分が
・自分は
・自分の

自分自分自分…

そうやって主には嫉妬ですけど、そういう愚痴という愚痴がたまっていて、それを直接いうことこそしなかったですが、悪い形で吐き出していたことがあったのです。

最悪でしたね。まあ最悪です。

明るくなる考え方をする、今でこそそう言ってますが、そのころはそんな状態とはほど遠く、攻撃的な言葉を垂れ流しては、いやーな気分になってました。

そう、嫌な気分になってたんです。でも止められなかった。

そんな状態でどうなるか。

小学生だってわかります。

そんな人に、だーれもよってなど来ない。

仕事もあんまりうまく行かなかったですね。唯一、家族だけが支えてくれているかのような気持ちになってました。

きっと、その家族も我慢してくれていたでしょう。

それくらい、視点の数が少なく、視野も狭い状態になってしまっていました。

愚痴を垂れ流す。

その一つの行動が、ダムが決壊したみたいに、ありとあらゆるエネルギーを奪っていく。

今でこそ、断続的にブログを書いたりできてますが、一時期全く活動を休止してました。

考え方は知ってたはずなのにね。


結局、愚痴は貴重なエネルギーを垂れ流してしまっていたのです。

僕のエネルギーだけならまだいいけれど、周囲に対する負の影響もあったことでしょう。

視点がもてていなかった当時は、知る由もありませんでしたが…

自分のことばかり考えて、自分の利益、自分の手柄、そんな「自分に執着」するような状態では、結局どんなことも意味を持たないし、そもそも活力がわいてこない。

愚痴は「悪魔からの誘い」

それくらいに思っていて、ちょうどいいのだと思うのです。

そうはいっても、我慢するのきついじゃんと言うかもしれない。

確かに、とはいえ少しくらいなら言っても大きな影響はないでしょう。

ただ、油断しないでください。

ダムはね。決壊するんです。

自分の理性で止められなくなってしまうときがくる。

だから、愚痴は言わないように心がける。

そうやって、エネルギーを溜めて、目標に向かう力に還元したほうが、結果愚痴をいわないで済む環境が整ってくるのではないでしょうか。


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臼井尚人@コーチ
TCS認定コーチ。企業でがんばる主体的サラリーマンを応援する者です。