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ピック&ロール システム②

こんにちは!吉永です。

前回では書ききれなかった「①がネイルを攻める理由」の続きを書いていきます。

①がネイルを攻める理由〜ダックインを使う〜

写真のようにピックを使います。
4がロールダウンした場合、5のディフェンスがリムの下までヘルプにいきます。青色の丸で示したスペースが、5と5のディフェンスの間にできます。

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次の写真のように、先ほど示したスペースに5はダックインします。すると、①のドライブに対して、5のディフェンスはヘルプにいけなくなり、①はそのまま5の前でレイアップにいけます。

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次の写真のように、もし4のディフェンスにドライブレーンを塞がれていた場合、ダックインしている5にパスをすることで、リムの下でイージーショットが打てます。

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①がネイルを攻める理由〜コート全てを使える〜

写真のようにピック&ロールを使って①がペイントに侵入しようとしたとき、3のディフェンスがヘルプに入ることもあります。その場合3にパスをします。見ての通り3はクローズアウトシチュエーションです。3はディフェンスを見て3Pのキャッチ&ショット、もしくはアタックのどちらかを判断してプレーします。

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もし3のディフェンスの戻りが早くて3がプレーできないときは、ダックインしている5にパスをして、リムの下でイージーショットさせることもできます。

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①がエルボー付近までしか攻めなければ、3のディフェンスは①のドライブをヘルプしません。そうなると逆サイドにパスができず、ボールサイドだけでプレーすることになります。しかし、ネイルを触ることで、3のディフェンスがヘルプしなければならない状況になり、逆サイドの3がオープンになる。
このようにコートを広く使うことで、ディフェンスに守りにくくさせます。

あとがき

①がネイルを攻める理由は以下の4つでしたね。

1.ロールダウンした選手を有効に使うため
2.リフトアップを有効に使うため
3.ダックインを有効に使うため
4.逆サイドに展開するため(クローズアウトを作るため)

つまり、ピック&ロールでから生まれるチャンスを増やすためです。もしネイルを攻めなければ、このチャンスは生まれません。パスがうまい選手なら狭いスペースでもポケットパスはできるかもしれません。ドリブルがうまい選手ならダックインなんか使わなくても、ディフェンスをかわしてレイアップまで行けるかもしれません。でも、全てのチームにそんなスペシャルな選手がいるわけではないですよね。だからチームで!5on5で!ピック&ロールを使うのです。

次回はピック&ロールを使うときのルールについて書いていきます。


先日の練習後、ポストムーブのワークアウトでディフェンス役をやりました。
まだ動きを覚える段階なので、選手は6割ぐらいの強度です。

6割程度なのに。。。
選手にとって6割しか出していない力を受け止めただけなのに。。。
僕の体は筋肉痛です😂

なんというか。。。すごい敗北感。。。

覚えてろよー!!


一応誤解されないように
このnoteで書かれていることは、僕が芦屋大学で教えていた内容の1部なので、現在所属しているバンビシャス奈良のバスケットとは全く関係ないですからねー😁

誤解をまねかないように今後は一文入れるようにします!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

ではまた次回に!!

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