あり方がみえれば、やり方は決まる。~自分がスティーブ・ジョブズだったら、どう決断する?~
こんにちは。
ライフキャリアコーチMasakiです。
今日は「あり方」というテーマで記事を書いてみます。
「自分らしい生き方」を考えている人は、ぜひ読んでみてくれたら嬉しいです。
自分がスティーブ・ジョブズだったら?
以前、知り合いの経営者から電話があり、会社の今後について「AでいくかBでいくか」という相談を持ち掛けられたことがありました。
あまり時間がなかったので、僕はひとつ問いを投げかけました。
「自分がスティーブ・ジョブズだったら、どっちにする?」
彼は間髪入れず、言いました。
「うん・・・Aだね。Aでやってみるよ!」
僕は、彼が経営者としてのスティーブ・ジョブズに憧れていることを知っていました。だから、あえてこの質問を投げかけたのです。
彼はすっきりとした声で「ありがとう!」と言って電話を切りました。
「あり方」がみえれば、「やり方」は決まる。
彼からはどっちの「やり方」がいいだろうかという質問を受けました。
僕は彼が思う理想の「あり方」を問いかけました。
彼は、「自分が経営者として、どうありたいか」を内省して思い出し、それに合うやり方としてAを選択したんでしょう。
僕は経営の専門家ではなく、コーチです。
なので経営のコンサルティングはできませんが、望む生き方についての問いを投げかけることはできます。
彼の選択がその後どのような結果になったかは分かりませんが、現在も優秀な経営者として活躍しています。おそらく、自分の信じる道を進んでいるはずです。
経営に限らず、僕たちは色々な場面で選択や決断を迫られることがあります。そんな時に、持っておくといい人生の指針。
それが、自分の「あり方」です。
あり方を固めるメリット
僕はこのnoteでもよく「あり方が大事」という話をしていますが、これは20代のときに受けていたコーチング内で、よくコーチから言われていた言葉です。
コーチからは、「いろいろなやり方に手を出す前に、あり方を固めなさい」と言われていました。
「あり方」というのはその名前の通り「自分がどう在るか」ということです。かっこよくいうと「生き様」みたいなもんでしょうか。
ちなみに、僕が思う「あり方を固める」メリットはこんな感じです。
1.人生に必要なものが分かる
自分のあり方を固めるということは、「自分らしい人生とはなにか」を定義することです。
こういうと仰々しく聞こえちゃいますが、要するに「誰と一緒にいたいか」とか「必要なお金はいくらか」とか「どんな場所にいたいか」とかを言語化するってことです。
そうすると逆に「自分にはいらないもの」も明確になるんですよね。個人的にはいらないものが明確になる効果は大きいなーって思います。
2.人生がシンプルになる
自分の人生に必要なものが分かると、それを維持したり伸ばしたりすることに集中できます。
それまでは、その時の気分によっていろんなことに手を出しちゃったりしてたんですけど(不動産投資セミナー行ったり笑)、必要なことが分かると、必要なものにシンプルに時間を使っていくことができます。
3.自己肯定感が上がる
僕はコーチングを通してあり方を固めてきたことで、自己肯定感もかなり上がりました。
人って、どんなに頑張っても自分と他人を比べてしまう生き物なんです。
僕もそれまではいろんな人の成功話を聞いては焦ったり落ち込んだりしてました。
でもあり方が固まってからは、「自分の幸せと直結しない成功者」のことは全然気にならなくなりました。
あぁ自分とは関係のない価値観で生きてる人の話だー、みたいな。
負け惜しみ的な「気にしない」じゃないですよ。
本当に「気にならなく」なったんです。
心理学者アドラーが言っていた、
「人生が困難なのではない。あなたが人生を困難にしているのだ。人生は極めてシンプルである。」
という言葉の意味が、少しわかった気がします。
キャリアも同じ。どんな生き方をしたいかが分かれば、どんな仕事がいいのかは見えてくる。
人生と同様に、キャリアデザインにおいてもあり方を固めておくメリットはあります。
僕は仕事柄、20代の転職希望者と多く関わってきました。
その中でも特に多かった悩みは、
「今の会社は辞めたいけど、やりたいことが見つからない」
というもの。
同じ悩みを抱えてる人も多いんじゃないかと思います。
そんな人たちに、
「どんな人生を生きたいか?」
「どんな生き方がカッコいいと思うか?」
という問いを投げてみると、みんな最初は戸惑った表情をします。
「自分がどう思うか?」よりも、「どうしたら社会から評価されるか?」という思考から抜け出せずにいるんですよね。
僕はあえて、「順番が逆だよ」と伝えています。
「評価されること」を最初に考えてしまうと、「自分はこれをやっていていいんだろうか?」と、いつも怯えてキャリアを考えることになってしまう。
例えば、「これからの時代はITスキルが必須!」とか「英語が話せなければグローバル人材として遅れてしまう」というような煽り文句に心が動いて、「あれもできない、これもできない」という不安まみれになっちゃうんです。
お金の心配は、確かにあるかもしれません。
ただ、お金とは「所属することでもらえる」ものではなく、あなたのパフォーマンスによってもらえるものですよね?
であるならば、より自分が興味を持てる分野でスキルを磨いた方が、高いパフォーマンスに繋がると僕は思うんですよね。
幸福度も上がるし。
だから、キャリアについて考えるときも、「自分のあり方=どんな人生を生きたいか、どんな自分でありたいかが先」ということを、僕は伝えたいんです。
仮に、それでも「稼げるか不安」だ、とあなたが思うのなら、最初にやりたいこと界隈に絞ったうえで、その中で稼げるものを選択するのはどうでしょう。
だって、世の中に仕事の種類は何百とあって、会社も400万社以上あるんです。そこからある程度絞ったって、稼げる仕事、ちゃんとあります。
以前、僕のところに相談に来たある求職者も、「辞めたいけど次にやりたいことが見つからない、と言っていました。
丁寧にあり方を聴いていくと、彼は「大学時代に学園祭のチラシを作って多くの観客を動員した興奮が忘れられない」と言いました。
そんな自分でいつづけたいという軸で、彼は未経験ながら広告業界に転職をしました。「自分では思いもしなかった!でも、本当にワクワクしてます」と彼は嬉しそうに語ってくれました。
あり方を言語化できた彼は、仮に広告業界に入れなかったとしても「多くの人に影響を与えたい」という軸で、キャリアをつくっていったんだろうと思います。
やってみる前に諦めてしまうのは、やっぱりもったいないです。
あり方を固めるために必要なこと
じゃあ、どうしたらあり方を固めて言語化できるのか。
僕はコーチングを受けて徐々に変わることができましたが、なぜ変われたかをあえて一言でいうならば、「圧倒的に主観で考える」ことかなと思います。
周りの評価や、社会の評価を一度頭の外に追いやって、「こんなに好き勝手言ってたらバチが当たるんじゃない!?」って思うくらい主観で考えてみる。
そうすると、ちょっとずつ見えてくるんです。
自分が本当に大切にしたいことが。
本当に欲しかったものが。
事実、僕は客観的な評価を気にして生きていたあの頃より、主観的に考えられるようになった今の方がはるかに楽しい人生だし、幸せだと感じる機会が多いです。
そして、高いパフォーマンスを上げている人には「仕事を楽しんでいる人」や「やりたいことをやってる人」が多いことも知りました。
僕たちは、「偏差値」とか「学歴」とか、客観的な評価をベースに人生を選択する教育を受けてきました。
その植え付けられたマインドは、なかなか変えていくことが難しい。
でも、あなたが「自分らしい生き方をしたい」と思うのなら、少しずつでもいいから自分と向き合う時間をつくってみてください。
そして、いつか思考の海の底に沈めた「自分らしさ」というものを、もう一度探しに行く作業をじっくりやってみてください。
僕はコーチングによって、人生のハンドルを自分の手で握るためのワークを繰り返しながら、自分らしい人生とその判断基準を手に入れました。
今度は僕が、そんな時間を提供する番だと思っています。
あなたがもし、「自分らしいあり方」を手に入れてそれに従う人生を生きたいのなら、僕は力になれるかもしれません。
よかったら、一緒に「自分らしい生き方」を探求する方に、一歩踏み出してみましょう。全力で支えます。
もちろん、いきなり入り込まれるのは不安が大きいと思うので、ただ話しかけてちょっとやり取りしてみるだけでも大丈夫です!気にせず気軽に話しかけてくださいね。
人生を変えるのは、いつも「これまでの自分がやってこなかったこと」をやってみることからはじまるんです。
Masaki
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