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人事としてみていた「入社後すぐに伸びる人、苦戦する人」

※この記事は、stand.fmにUPした内容をnote用に再編集したものです。

こんにちは。
ライフキャリア山崎です。

今日の放送は、人事としてみていた「入社後すぐに伸びる人、苦戦する人」についてお話します。



すぐに伸びる人は、●●な人


僕は新卒から30歳まで、

人事として採用と教育に関わっていました。


そのなかでタイトル通り、

入社後早い段階で仕事に適応してそのまま伸びていく人と、

いい経験は持っているのに苦戦してなかなか成果が出ない人

いることに気づきました。



僕が特に見ていたのは中途で入ってきた方々ですが、

新卒でも使える考え方だと思いますので、

よかったら参考にしてみてください。



結論からいうと、すぐに伸びる人は「素直な人」。


なんだ、そんな事かと思うかもしれませんが、

素直に生きるというのは意外に難しいものです。


特に「成功体験のある人」は、

以前上手くいった方法に固執してしまいやすい。

ただ、前の場所でうまくいったからといって、

そこでも上手くいくとは限りません。


「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、

その場所にはその場所に合ったやり方があるんですね。



では、素直な人はなにを得ているのか?


素直な人が取り入れているのは何か。

それは、その仕事における「セオリー」です。


物事にはなんでも「セオリー」があります。

セオリーとは「定石」。


定石は、囲碁における最善と決まった打ち方を指す言葉です。

それが転じて、物事における最も良いとされる方法や

手順を言うようになったとされています。


素直な人は、まずは言われたことをこなしながら、

その仕事のセオリーを体の中に染み込ませていくんですね。


その結果、その環境で成果を出す確率が高くなる。

これが「素直な人」が活躍しやすい、僕なりのロジックです。


人事としてみているなかで、

入社後すぐに活躍する人はそういったセオリーを

吸収する力が高いだろうと仮説を立てていました。



僕が転職時に心掛けたこと


そんな経験があったので、

僕も自分が転職するときには「素直であること」

自らに言い聞かせてスタートしたことを覚えています。


具体的には、2つのことを厳守することにしました。


少なくとも半年間は、

●「先輩から言われたこと」に反論しない

●まずやってみて、結果を知る


この2つです。



僕は30歳で転職しました。

教育係になってくれたのは2つ年下の人でしたが、

営業で結果を出している人でした。


※ちなみに「誰に学ぶか」という観点も大事なんですが、その話はまた別でしますね。


まぁビジネスに年齢は関係ありません。

最初から、その仕事で成果を出す方法を知っている人から

学ぶことができたのは幸運だったと思います。


果たして、僕はその人の言うことにすべて従って、

半年を過ごしました。


途中、正直「このやり方はどうなのかな?」という

教えもありました。今だから言いますが。

だけどそれは、「人事として上手くいった僕」が

下している判断なんですよね。


その考え方は、確かに前の環境では通用したかもしれない。

だけど新しい環境ではどうなるか分からないものです。

だから新しい場所に行ったらその考え方は一旦しまっておく。

その観点で、疑問に思ったこともなんでもやってみました。



僕はその結果、最初から順調に仕事を覚え、

安定的な成果を早い段階であげることができました。


そして入社1年後には、Q(3ヶ月)のMVPを獲得。

これは、その仕事の基本的な進め方を徹底した結果

得たものだと思っています。



ただもちろん、「自分の頭で考えない人」は

一定以上は伸びません。


なんでもやってみることを大切にしていた一方で、

「やった結果どうなったか?」を積み上げることも

大切にしていました。


実際、どんなやり方でも「自分に合う合わない」はあります。

それを、まずはやってみることで体感するのです。


僕もある程度仕事を覚えてひとり立ちしてからは、

セオリーを大切にしながらも、自分の強みを活かすには

どういうやり方がいいかを考えながら、

徐々に自分のかたちをつくっていきました。


そして入社2年目の終わりには年間のMVPも獲得。

入社から最短でマネージャーになることもできました。



経験を通して「土台」をつくる


4月は新卒で社会に出る人も、転職する人も増える時期ですね。


もちろん、「自分らしく活躍していきたい」という思いは

あるでしょうが、その業界、その会社によって

成果の出し方は変わってくるものです。


まずはその場所でのセオリーを覚えて、

その後自分の色を付けていっても遅くはない

というのが僕の考え方です。



情報や知識が溢れている時代だから、

「いいやり方」は手に入りやすい世の中です。


でもだからこそ、「やってみる」ことによって

得られる「経験」は、これから成果をあげるための

「土台」になります。それは何よりも価値のあるものです。


経験を通してつくった強固な土台を持ったうえで、

情報や知識を活かしていく。


この順番が、まさに僕が経験を通して学んだ

「活躍をするためのセオリー」です。



これから新しいチャレンジをされる方は、

ぜひ参考にしてみてください。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。


山崎 将吾



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