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「教員辞めてよかった?」いいえ、全然よくないです。

ライフコーチの蒼井櫻子です。

自己犠牲に陥りがちな女性教員・頑張りすぎる女性が
「自分の人生を自分自身で選ぶ」楽しさを
感じて生きられるように活動しています。

今日もお読みくださり、ありがとうございます。


唯一、違和感のある質問。


教員を退職するときに言われて嬉しかった言葉。

「あなたともっと一緒に仕事したかった」
「これから活躍できるのにもったいない」

紆余曲折ありながら、格闘した私の12年を
見てくれた人がいたと思うと
素直に受け止めたいコメントでした。


退職してからは、こんな言葉をもらいました。


「教員を辞めて、後悔してない?」
「どうして退職したの?」


経済的に安定しない生活への心配や
キャリアを考え直す材料としての興味。


いろいろな思いで聞いてくれたと感じます。


ただ、そういった質問のなかで気になるのが


「教員、辞めてよかった?」


これだけ、性格が違う気がしているんです。


  • この仕事、ブラックで誰にも褒められない。そうだよね?

  • 私の学校への不満、正しいよね?

  • 私も教員を辞めたいと思っているんだけど、合ってるよね?


自身の不満やモヤモヤを正当化するために
私の「よかった!」を
期待しているように聞こえてしまうんです。
この質問だけが。


これまでずっと「よかった」と答えてきました。
でも、いろいろな人から聞かれて感じたのは
適切な表現ではない、ということ。


本当に正直にいうと

「よかったとは思っていない」です。


事実として、よくなったことはたくさんあります。

  • 体調管理がしやすくなった

  • 目の前のお客様から直接お金をいただける

  • 毎日が勉強や工夫の連続


大切な時間とお金をいただき
人生をご一緒することに
喜びや感謝、責任、やりがいを感じています。


でも「辞めてよかった」と言うのには
ものすごく抵抗があるんです。


教員の仕事は大好きだったから
「辞めてよかった」という言葉で
全面否定と受け取られかねない
返答をしたくないのです。



卒業式はやっぱり感無量ですね。


現実問題として
私学には私学の、
公立には公立のキツさがあります。
(私は12年、私学教員でした)


法律や制度の問題も当然あります。


特に公立は教員が制度改革に
直接かかわることが難しく、
もどかしく感じますよね。


けれど、教員自身が再生産を
している部分もある気がするんです。

それは現役のときもそうだし
コーチとしてクライアントさんと
お話ししていても感じます。


  • どうせ社会は変わらない。

  • 教員の現実はそんなものだ。

  • 教員はいつでも全力で、長く働いて一人前。

  • 断ったり早く帰ったりできる雰囲気じゃない。

  • 実績のない若手が疑問や意見を持つな。


私は、実習校で刷り込まれました。
初任で徹底的に「指導」され、
後輩に受け継ぎました。
昔の実習生にも教えました。



でも鬱と長く闘病しながら
一人で取り組んだ
「働き方改革」で感じたのは


教員の中に漂う悲壮感は
私たち自身が再生産している部分も
かなりあるんじゃないか
と。


だから、一人ひとりの変化で
どよ~んとした重たい空気を
半分くらいは飛ばせると
思ったんですよね。


制度が変わるまで声をあげつつ
教員個人のあり方も変えていく。


それを先生たちと一緒にやりたくて
知ってもらいたくて辞めたんですね。

だから、「辞めてよかった?」には
「よくないけど後悔はない」と
答えるのがしっくりきます。


人は自分への問いで大きく変わる。


教員の大変なところは?と問われれば
いくらでも出てきますよね。


そこに違う質問をぶつけてみてください。


(建前は置いといて)
教員のいいところは?
教員のやりがいを
心から感じるために今できることは?


今回のpodcastでは
ep.64【自分の人生を
生きるためのパワークエスチョン】
と題して

あなたの思考を一気に切り替える
一生使える問いについてお話ししています。


私自身が病気になるまで払った代償や
仕事をするのが嫌になったときの話も
紹介しながらお伝えしました。


聞いてくださる方の
小さな習慣から大きな決断まで
ガラッと変える
きっかけになったら嬉しいです。


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*** My profile ***

1986年生
元中学・高校教員
生徒指導主任、教育相談担当

✔ 完璧主義の心配性、自己犠牲の塊
✔ 私学教員歴12年
✔ パワハラ&モラハラでうつ発症 ⇒ 妊娠・流産で再発
✔ 処方薬のアレルギー発症
✔ 婦人科系疾患 手術
✔ 休職・療養休暇 合計4回

・1日16時間勤務 ⇒ 好きな時間・定時に退勤
・日本史教師でTOEIC915、イギリス留学
・教員からコーチに転身


自己犠牲に陥り、自分に厳しい女性が
【人生を自分自身で選ぶ喜び】を取り戻す

女性の先生・働く女性の相談相手
ライフコーチ
蒼井櫻子


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