リリーフランキーのエッセイ本をオススメしたい

ここ5年くらいリリーフランキーが大好きで、リリーさんの書いたエッセイ本を読み漁っています。

コレがまあ面白い。

初めて電車のなかで笑いをこらえながら本を読むという経験をしたのが、リリーさんの「女子の生きざま」を読んだとき。
くだらないんだよ、コレが。

ポパイの連載をまとめた「エコラム」なんかは、文庫版がうちのトイレに常備されています。用を足しながら、なんとなく開いたところを読むのがワビサビです。
他にも、「美女と野球」、「リリーフランキーの人生相談」、「誰も知らない名言集」などなど。
色々と読みました。

読んでないのは「東京タワー」くらいだと思います。この本もブックオフの100円コーナーで買ったところまでは覚えてるんですけど、積読の山の一部となってそのまま掘り起こされることは二度とありませんでした。
今でもたまに思い出しては「東京タワー、読みたかったのにどこに消えてしまったんだろう」と首をかしげています。

リリーさんのエッセイの最重要エッセンスといえば、下ネタ。
つるべうちのように繰り出される下ネタのなかに、哲学みたいなやつがキラリと光ります。

まず、下ネタってやつは究極でありながら、大抵の場合は空虚なモノ。しかし森羅万象について悟れるとすれば下ネタを通してが良し、ときっと空海も説いたのでは。
それくらいポテンシャルの高いネタだと思うんです。

そんな下ネタをリリーさんのエッセイは崇高な高みまで押し上げてしまう、ときもある。

そしてリリーさんの世界を「見る目」にもグッとくる。
あの人のエッセイを読むと「いったいどんなレンズを通せば、こういう風に世界を見れるんだ」といつも思わされます。
リリーさんからすれば日常の些細な出来ごとも、めっちゃオモシロい事象なのでしょう。

これはお笑い芸人的な感覚とも言えるか。

僕が日常のなんだかんだについての文章を書きたい!と思ったのも、リリーさんのエッセイたちを読んだ影響が大きいです。
日々のどうでもいいような出来ごとたちを文字にしたいなあ、と。

だからnoteを始めたのもリリーさんの影響で、といっても過言ではないです。

リリーフランキーのエッセイを読んだことがない人には、ぜひ騙されたと思って読んでもらいたい。
特に「女子の生きざま」は下ネタが冴えわたっててオススメですよ。


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