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えんさんの今週の1冊 #10

副代表の遠藤(通称えんさん)です。

このマガジンでは読書好きな僕が毎週1冊の本をコーチングの視点から読んで紹介しています。
過去の記事はコチラ。

今回の本はコチラ。
続ける思考 井上新八著

読みやすさ度★★★
在り方重視度★★★★
実践しやすさ度★★★★
持ち運びやすさ度★★

こんな人にオススメ

・継続力をつけたい
・自己肯定感を上げたい
・自分を変えたい
・続けることを楽しみたい
・楽に続けたい

本の内容

続けるのが苦手。
それはそう思い込んでいるだけかもしれない。

「続ける」ことは難しくない。

このフレーズにワクワク、もしくはモヤモヤした方に、 ぜひ手に取ってもらいたい1冊。

「続ける」のは楽しい。
「続ける」のは簡単だ。
「続ける」のは趣味になる。
そして、「続ける」ことで人は変わる。

本書の著者・井上新八さんは、圧倒的な仕事量・質・実績で、業界では知らない人がいないブックデザイナー。

そんな著者の仕事力の支えとなっている「習慣化」を豊富なエピソードと共に紹介。

20年以上習慣と向き合った説得力と、オリジナリティあふれる視点が炸裂!

継続の方法だけではなく、
・苦手意識のなくし方
・楽しみ方
・自分を変える力
も知ることができる。

「習慣の本」なのに、なぜかクスッと笑えて泣ける画期的な1冊。

こんなところがコーチング的

この部分がまさにコーチング的だな~と思います。

ゴールにたどり着いたときこそ、淡々と続けてやることが大事なのだ。
100冊の本を読むと決めて達成したらどうするか?
次の日に101冊目を読む、それだけだ。
「目標の達成」をゴールだと思うと、そこで試合終了だ。
(中略)
「目標の達成」は終わりじゃない。
次の目標のはじまり、ゴールじゃなくて通過点。

194ページ

コーチングセッションでは資格取得とか転職がテーマになることもありますが、資格取得や転職をして終わりではなく次の目標へのスタートでもあります。

本であれば次の1冊というように「本を読む」という同じことを続けることになりますが、資格取得や転職は次にすることは同じではないとしてもそこを通過点とするのがコーチング的だなと思います。

あと、CHAPTER2の『続けることは「仕組み」がすべて』というのもコーチング的。

「頑張る」とか「やる気」とかの根性論だけでは続けるのは難しいです。

でも、続けるための「仕組み」があればあとはその仕組み通りにやるだけなので気分的にも楽ですよね。

例えば僕は洗濯物をたたむ時は大好きなラジオをドラマ聴くと決めています。

無音で家事をしてると「なんで自分ばっかり家事せなアカンねん」ってモヤモヤイライラしますが、好きなラジオドラマを聴きながらだとラジオに集中しながらついでに手を動かすの間隔なので無意識に進んでいきます。

面倒だなと思う家事でも、自分が楽しめる何かをセットにすることで先延ばしにせずに楽しみながら取り組むことができます。

ぜひ皆さんにも仕組みを作って続けることを楽しみましょう。

この本のココが好き

「続ける」ことを楽に楽しく考えさせてくれるところが好き。

そして、続けることで起こる変化についてワクワクしたくなるこの言葉が好き。

何かを続けることで、目に見えないような小さな変化が起きる。
その小さな、なんでもないような変化がいつのまにか大きな変化になっていく。
それをいつか実感する日がくる。それに気がついた瞬間の感動。
それは「続ける」ことの最大のご褒美だ

42ページ

僕にとってダイエットがそうで、毎日体重計に乗ってもそんなに一気に減らないけど、それでも減ると信じて続けていました。

そしたらジワジワと減り始めて、2年弱で体重が13kg減って、身体がとっても軽く感じています。

ランニングしてても膝が痛くなることもないし、お腹周りもスッキリしてるし、腹筋の割れ目もウッスラですが見えてるし、鏡で自分の体を見て感動しています。

あと、「続ける」ことについて細かいステップでも良いと書かれているところが好き。

コーチングセッションで話すテーマって大きな目的や目標やゴールを設定してそれに向けてどうやっていくかを考えることも多いけど、大きすぎると最初の一歩を踏み出すのが難しかったり、道のりの長さに途方に暮れたりすることもあります。

最終的に目指すところはそこだとしても細かいステップの積み重ねを続けることで着実に近づいていくんだということが繰り返し書かれています。

コーチングセッションも定期的・継続的にコーチと話をすることで前回から進んだこと、実際に行動して感じたことや自分に起こった変化を改めて実感できます。

「継続力」をコーチングセッションのテーマにする人もいるぐらい続けることって難しいと感じることが多いですが、その続けることを楽しいと考えさせてくれるこの本が好きです。

最後に

この本を読んだのは通勤時間を睡眠時間に充てることが増えてきた時期でした。

それまではほとんどを読書に使えていたけど、様々な事情で生活リズムが変化することになり、それに加えて蒸し暑さで夜の睡眠だけでは疲労回復ができない状況でした。

読書量が減ることに対する焦りと睡眠時間が確保できないもどかしさで日に日に増すばかりの自己嫌悪。

そんな時にこの本を読んで「1日5分でもやれば続けたことになる」という言葉に救われたような気がしました。

以前よりは読書の時間が減ったので本を読むペースも減ったけど、1日5分だけでも、1ページだけでも読めば、何なら読まなくても本を開いただけでも進んだと言って良いんだ、と思えると心が楽になりました。

このマガジンを読んで下さっている方の中にも「続けること」を大袈裟に捉え過ぎて「私は何も続かない」と嘆いている方がいらっしゃるかもしれません。

でも続けることってそんな大きなもの、長時間をかけるものだけを言うのではなくて、日常の些細な事(よく挙げられるのが歯磨き)でも続いているのなら継続できていると言って良いと思います。

そして必ず毎日やらなくても継続と言って良いんです。

今こうして毎週継続しているこのマガジンですが、何かの事情で1回休んでしまうかもしれません。

でも翌週復活したら、そこが再スタートではなく最初から継続しているって言ってあげられる自分でいたいなと思います。

継続は力なり。自分に優しくしてあげながら、共に楽しく楽に継続していきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

もし良ければ過去の記事も併せてご覧いただけると嬉しいです。

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それではまた来週。

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