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絶対必要だった"責め"を捉えなおしたら、豊かさに気づいた件

ひょんなことから、
わたしが高校生のときに亡くなった父方の祖母の最期について
母と話をすることがあったのですが、

祖母のたっての希望で、入院中は

「親戚一同面会謝絶!」

だったそうです。

字面のインパクト、強い。笑


そして、面会謝絶の理由は、祖母が

「弱ってるところを誰にも見せたくないから」

と、とても強情だったようで。

(母は、おばあちゃんが強情だった、とは言わなかったけれど
 言い出したら聞かないところが簡単に想像できる、
 そんな祖母だったのです。私にとってはw)


大人になって 事実を改めて聞いてみて、

なんやそれ、おばあちゃん
弱ってるところ見せたっていいやん
家族やのに
わたしは会いたかったのに

けど。そういうところ、おばあちゃんらしいなぁ

と、思わず唸ってしまいました。苦笑

体から力が抜ける感じ、とでもいうのでしょうか。


おもえば、
祖母の最期に会えなかったことを、
いや、会おうとしなかったことを
高校生のわたしは悔やみ
自分を何度も何度も責めました。

おばあちゃんの体調がそこまで悪くなってたなんて知らなかった
もし知ってたら毎日でも面会に行ったのに

会おうと思えば下校後に面会に行けたはずなのに
なのに、なぜわたしはそれをしなかったのだろう

と。

祖母が亡くなった直後、
ずっとこの思考にとらわれていたなぁ。

(とはいえ、このときの後悔があったから、
 家族のことに関して 自分にできることはできるときにやる! 
 と決めて、微力ながら実践してきてはいて。
 後悔から学んだ、と言われればそうなのですが)


同時に、祖母と面会していた父には

あのとき大人が
情報を与えてくれていたら
どうするか自分で選ぶことができた(はず)

どうして悪化してたのを教えてくれなかったのか

心配させまいとしてくれてたのは
とても分かる

けど、それでも
ちゃんと事実を教えてほしかった……!

と、当時心のなかで思った記憶が
残っています。


が、これも、いま思えば、
帯状疱疹が出ても自力で治すぐらい病院嫌いだった祖母がとうとう降参して入院したのだから、

そうとうに体調が悪かったんだろう、
ということは想像に難くない。

ので、やはり父のせいでもなんでもないのです。

ただただ、

誰かのせいにすることで、
積極的に行動しようとしなかった自分を
高校生のわたしは必死で守っていたのだなぁ、

誰かを責めることが
当時の私にとっては(心の健康を保つために)
都合が良かったのだなぁ、

としみじみ感じています。


「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」

危篤状態の知らせがはいったとき
父に向かって一度だけ
泣きながら訴えた記憶。

そしてその主張も受け止めてくれた記憶。

ひとを(父を)責めないと
やっていけない背景を
当時の父がお見通しだったのか、
はて、そうではなかったのか。

いずれにせよ
何十年も経ってからですが
回りまわって、親は偉大だったんだなぁと
感じずにはいられません。

(親への感情が溜まった心のフタを開け、
 一つひとつ受け止め癒してきて
 やっとこさ今があるのですが)

大人になって改めて当時を知るひとと話せると、
今までになかった視点が増え
それが
じんわりと豊かさに繋がっている気さえするから

これだから
人生って、切なくもあり、あたたかい。

今年の夏の帰省は
父と母と晩酌で話したいことが
たくさんありすぎるようです。


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