「大きくなったらどんなことをしたい？」に変えていきたい

「大きくなったら何になりたい？」

世の中に定着しているこの質問。

大人から子供に
無意識に投げかけるこの質問を
そろそろみんなで変えていきませんか？　とにこやかに思う。

そもそも
親御さんのなかには、
子どもにはこの質問はしないよ、という方も
じつは少なくないんじゃないか とも
思っているのだけど。

この質問のかわり と言っちゃなんだけど、

「大きくなったらどんなことをしたい？
　そのために、今は何になりたいの？」

は、どうだろう。

これもきっと100%じゃないし、
そんなに胸はって言うほど
質問に劇的な変化があるわけではないんだけれど笑、

でも
このちょっとした順番の違いとかも含めて

質問する側の認識や常識が
子どもたちにじわりじわりと
伝わっていくんじゃないか と思っている。

きっと大事なのは
その "何か" になれたらGOAL！　
ってわけじゃなくて、
その "何か" になれた瞬間からまた始まるから。

だから

なぜなりたいのか？　の背景や理由の部分を
子どもたちには大事にしてもらいたいし、

そのやりたいこと、実現したいことは
今見えている その "何か" だけじゃなくて
きっと他にも色んな手段があるはずだから 

"何か" はひとつじゃなくていいし
変わっていっていいんだよ、と。

そんなことが
まるっと伝えられたら
いいんだけどなぁと思っている。

ちょうどこの間 ６歳の長男が
幼稚園のお誕生日会のインタビューで
「大きくなったら何になりたい？」という
質問を受けたみたいで。

園にお迎えに行くと、自分からすすんで

「大きくなったら何になりたい？　って聞かれたらね、
　ボクはウルトラマントリガーになる！って言うんだ」

とうれしそうにお話してくれた。

（前に聞かれたときは警察官！って言ってたけど
　ウルトラマンにどハマりしたこの夏
　変わったんだなぁ～＾＾）

とほっこりさせてもらいつつ、

そっかぁ
どうしてウルトラマントリガーになりたいの？

と聞くと、理由は明快。

「え？　トリガーは地球を救ってくれたからだよ！」

地球を救う。

ウルトラマンのように
目に見える敵と戦って やっつけて地球を悪から救う っていう
めちゃくちゃ分かりやすい方法も一つだし＾＾、

救うっていっても
いろんな救い方があるよね
いろんな貢献の仕方がありそうだよね

戦うっていっても
いろんなたたかいかたがありそうだよね

なんてことを
ゆっくり一緒に学んで
見つけていきたいなと思う。

気づいてないかもしれないけれど
身近にいるひとたちの多くが
きっとそれぞれ何かのHEROだもんね。

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