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自己肯定感は高い方がいいの?

本日もお疲れさまでした。
先日発達障害を考えている会主催の「自己肯定感について考えるワークショップ」に参加してきたので、記載します。

メンタルコーチングなどご希望・ご質問のあるの方はページ下にある「クリエイターへ問い合わせ」からご連絡ください。

自己肯定感とは

改めて「説明して下さい」と言われると戸惑いませんか?
ちなみに、類似の言葉はたくさんありますがまだまだこの分野は整備途中のようです。

心理学・教育学いろんな本でどのように触れられているのかなど、その尺度等も含めて東京学芸大学総合教育科学の田島賢侍さんと奥住秀之さんが博士論文でまとめられていますので、参考になさってください。

英語では「self-affirmation」もしくは「positive」。日本語より英語の方がしっくりきませんか?
自己肯定感はまだ人それぞれの感覚があるようで、私は以下を考えています。

人とのかかわりの中で得られる、自己を受容し自己の可能性を認識できる力。人生全体で体得し、常に変化する。

ワークショップで語られたこと

ワークショップにはカウンセラーや教員、支援学校のスタッフ、自己肯定感を深めたい方など様々な背景をお持ちの方が集まりましたが、みな真剣に発達障害や自己肯定感に関する考えを学んでいました。

その中で「自己肯定感は高くないとだめなのか」というお題を出した方がいらっしゃいました。う~ん、考えさせられる。
確かに巷では「自己肯定感を高めよう」といった風潮がありますね。
そういえばなぜ高めないといけないのでしょうか。

自己肯定感は高くないといけないのか

結論からお伝えすると「自己肯定感はあることが重要」です。(あくまで私の考えです)

自己肯定感の高低によって得られるものを考えてみましょう。

自己肯定感が高い(高すぎる)
組織にいると新規事業や新しいアイディアを思いつくタイプかもしれません。一方でプライドが高く、周囲の意見を聞き入れることが難しかったり、大きなリスクを受け入れてしまう可能性があります。
自己肯定感が低い(低すぎる・ない)
周囲の顔色を窺い、いつもびくびくしてしまう方が多いのではないでしょうか。一方で指示に忠実で的確なオペレーションをしてくれます。
マイナス予測が付きやすく、新しいことにチャレンジするには時間がかかるのではないでしょうか。

高くても低くてもそれぞれに得るものはあります。何よりも大事なのは「自分で考えて決める」ということ。

高低はだれが決めるのか? ⇒ 自分です。

発達障害であったとしても、自分で選択する能力はだれにでも等しくあります。

周囲でかかわる人たちはいろんなハプニングからやきもきすることも多いでしょう。ただ、「その人のために」と思って自由な選択を阻害してしまうと自己効力感を得る機会を奪ってしまうかもしれません。

自分の価値観は自分だけのもの。
他人の価値観は他人だけのもの。

それぞれを大事に一緒に並走できる社会が実現できるといいな、と思います。

よろしければサポートをお願いします。今後のコーチング活動に活用させていただきます。