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学習塾(おみせ)のホームページをつくる超入門編

学習塾のWEBSITEホームページをつくろう,と思ったのはいいけれど,何していいかわかんないひとのために超入門編です。

まったくわからないひとの眼前にある選択肢は大きくふたつ。
1)業者丸投げ,これからも業者頼み(=簡単だけどお金がかかる)
2)ちょっとだけ勉強して選択肢を増やす(=難しいけどお金節約&自由度アップ)

業者に丸投げする手はありますが,何にも知らない人だと良いように扱われて,結局しばらくしてイチからやり直しになったり,加筆修正&追加オプションでやたらお金がかかったりしてしまうので,業者さんの利用は計画的にいきましょう。

業者さんに依頼するか自分でつくるか。

ホームページは見る専門で,どうやってつくられているか,どんな技術でできているのかにはまったく無頓着なかたにとっては,がんばってホームページをつくる技術を今から学ぶ必要はそんなにないと思います。

しかし一方で,もしもはじめは業者さんに頼むとしても,メンテナンス費用や保守費用を継続して毎月払うのは嫌だなと思っているなら,多少の勉強は必要です。業者丸投げの場合,加筆修正やリニューアルからサーバのアップデートやセキュリティなどを含めて毎月のメンテナンス費用が不可欠だからです(というかどっちかというと,業者さんからすればメンテ費用の方が安定的な収入に繋がるため,契約したがっているところでもあります)。

なので,費用対効果という観点で業者に丸投げし続けるのか,リスクを背負ってでも少しはコストを浮かしたいと考えるのか,をご自身で考えてみてください。




基本的にホームページは HTML というマークアップ言語でつくられています。基本的なHTMLの構文を知っておけば,HTMLなどのファイルを直接見て書き換えることができるので,たとえば最初だけ業者さんにつくってもらってその後のメンテナンス(たとえばちょっと文面を変えたいとか,ちょっと金額を変更したいとか)は自分でやることもできます。

WordPressのようなCMSというウェブを作成するプラットフォーム(ウェブ作成ツールのようなイメージでOK。WordPressはその代表格です。)をつかってつくってくれていれば,CMSを経由すれば自分で好きなように修正できますし,HTMLやCSSといったマークアップ言語を使って直接テキストエディタに書き込んでくれていれば,それを見て必要なところだけ修正することができます。

自分で修正を目論んでいるひとは必ず「WordPressその他CMSをつかっているか」「HTMLやCSSで直接書いている」かどうかを業者さんに確認しておいてください。もしも業者さんがプログラムで動的にHTMLを出力させるようなことをしていると問題が生じる可能性があります。CMSやHTMLやCSS以上の技術を学んでまで自分でウェブをメンテナンスするのはリスクが大きくデメリットのほうが大きいです。超入門者にとっては,お金はかかりますがウェブはウェブ屋に任せるのが一番簡単で安全です。


また,業者さんがつくったウェブを自分で修正しようとして手を加えるなどの行為をした場合,たとえば見栄えが壊れてしまって,自分では直せなくなってしまって困ったなこりゃ,となってしまってももう業者さんは面倒見てくれません。

多くの場合,メンテナンス保証も受けられなくなりますし,メンテナンスにセキュリティやサーバー管理まで含まれている場合はそういったことも保証の対象外になってしまうので気をつけてください。

メンテ費用を毎月もらうために業者さんも条件を付けているのが普通です。そうでなくても他人が書いたコードを見直したり,修正したりするのはメンドクサイしやりたくないものなのです。

お金がある入門者は,お任せ一択です。


逆に言えば,勉強さえすれば,このコストは削減できます。
難しいことをしなければ,そんなに難しくはないので,チャレンジする価値はありますが,くれぐれもリスク管理を。




独自ドメインを取得しよう。

無料でウェブがつくれるよ。
という触れ込みのサービスはいくつもありますし,そのためのツールもたくさんあります。どのようなツールを使ってもOKですし,業者さんに丸投げするなら業者さんが使うツールが何かは知っておいた方がいいと思いますが,まぁ丸投げならなんでもいいですかね。

ただし,いずれにしても自分の学習塾のサイトは独自ドメインでつくりましょう。


ドメインというのはたとえば

http://abcd-juku.jp

URLの//以降,下線部のことをいいます。
ウェブサイトが格納されている一意のコンピューターの住所ですね。一意なので同じものは二つありません。先にとったひとだけが使えます。早い者勝ちです。


公式のウェブサイトは,オリジナルのドメインはマストです。
費用は1年間でだいたい数千円です。サーバーも借りると無料になったりもします。


参考までにいくつか関係サイトをリンクします。



google や yahoo などの検索エンジンは,検索したワードに対して信頼度の高いウェブサイトを上位にもってこようとするのですが,その順位付けにおいてドメインに対する信頼度みたいな要素を持っています。

ドメインそのものが集客のためのチカラになるんですね。

共通ドメインは,いつどのタイミングでなくなるかわかりませんし,間借り感は否めないので,カッコもつきにくいです。
また共通ドメインにはたくさんのひとが様々なサイトをぶら下げることになりますから,ドメインにぶら下がるサイトの質が悪ければ,ドメインそのものの評価も下がり,いっしょにあなたのサイトも検索エンジン的な評価が下がったりするかもしれません。


ドメインの信頼度は一両日にはできあがらないのはもちろんなので,一時的には強い信頼度をもつドメインにぶら下がるほうが検索上位にひっかかることもありますが,長く続ければオリジナルのドメインに信頼は積まれていきますし,公式ページのような大事な顔には中長期的な視野をもってしっかりと決めて欲しいですね。


ドメインの名付けは
1)短く,暗記しやすいもの
2)内容をイメージしやすいもの
3)自分が納得いくもの

にしてください。


長い名前つけると失敗します。
ドメインはメールアドレスにも使われるので覚えやすく,親しみやすく,イメージしやすく,違和感のないものにしましょう!!
ずっと変えられないので慎重に決めてください!!!


どうやってつくるか。

ホームページを作成するとき,選択肢は大きく3つあります。

1)web作成サービスを利用する。難易度★
2)WordPress(CMS)を利用する。難易度★★
3)HTMLとかCSSとかを直書きする。難易度★★★


簡単なのはweb作成サービスを利用することです。
サーバーをレンタルする必要もなければ,メンテナンスする必要もありません。便利なうえに,リスクも少ないです。

webとかサーバとか意味わかんないというひとはこれでいきましょう。センスは問われますがテンプレ使っても全然問題なしです。
ただし前述したとおりドメインは自分で取得してください。


参考まで代表的なのをリンクします。



2と3は,少し勉強が必要です。
WordPressはいちばん普及しているCMSです。CMSは自前でホームページをつくるためのツールと理解してもらえればOKです。無料で使えるテンプレートも充実してますし,サーバーをレンタルすればインストールの手順も迷うことなく簡単です。

WordPressの使い方についてはちょっと勉強しましょう。

HTMLやCSSは,ホームページをつくるためのマークアップ言語です。プログラミング言語というには少し物足りませんが,のようなものではあります。

規則ルールにしたがって,メモ帳のようなテキストエディタで直接書くことができます。書き方を覚えてしまえば,最も自由度が高く,最も柔軟に,最も手早くホームページをつくることができます。一方でデザインのセンスやサイト構成など,すべてが問われます。


まぁそりゃそうですよね。
制約があるかわりにそれなりのものができること
制約がないかわりに,何から何まで自分の腕にかかってくること
いいとこ取りはなかなか難しいってことですね。


まとめ

ホームページをつくることを考え始めたら,まずは自分でやるのか,業者に依頼するのか,といったレベルから考えてみました。

業者に出せばお金がかかるけど,自分は口だけ出せばいいという点で安全かつ楽ちんなので,予算を計上することにストレスがなければ超入門者にとっては魅力的な選択肢です。

一方で,メンテナンスのような「あるのかないのかわからないような仕事に保険的に予算計上する」のがストレスなひと(僕はこっちのタイプです)にとっては,少し勉強して最初だけキレイにつくってもらって大枠で修正するようなことをなくしたうえで,小規模の更新は自分でやるというのは,視野に入れても良いと思います。


くれぐれもリスク管理は念頭に置いておきましょう。
webが悪い人にのっとられたり,踏み台にされたり,書き換えられたりするリスクはゼロではありません。そんなとき,頼れるひとがいるというのは相当な強みであることに疑いはありません。



さて,次回はいよいよホームページ作成について,もう少し突っ込んでいきたいと思います。超入門者必見です!








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